【年下彼氏の傾向】年下男とばかり付き合っていた私が、年上と結婚した訳

「中学聖日記」や「初めて恋をした日に読む話」はご存じでしょうか。

2018年と2019年にTBSで放送されたドラマです。

メインキャストである中学聖日記の黒岩少年や、初めて恋をした日に読む話の由利恭平に共通した設定は、年上女性を好きになり、真っ直ぐに熱烈に女性を想い、女性に見合う男になるために脇目も振らず努力することでした。

ついでに二人とも「イケメン」でしたね。

世の多くの女性が「あんな風に愛されたい!」と憧れを抱き、少年と女性を応援しました。

私も例に漏れず「いいなあ」とドキドキした視聴者です。
しかし現実に年下と付き合うと、いいことばかりではありません。

私が華の20代だった頃、4歳から5歳下の男性によくモテました。

女性よりも男性の方が寿命が短いこともあり、年下男性の方が、対等に、長く一緒にいられるのでよいと思い付き合いました。
しかし結局は6歳年上の夫と結婚しました。

年下男性に見られた傾向と、理想と現実の違いについて私なりの見解をお知らせします。

年下彼氏・年下夫の実例

年下彼氏1

私が初めて付き合った年下男性は、4歳の差がありました。

当時私は大学4年生から社会人となる年で、彼氏は未成年でした。

彼と出会った当時、彼は17歳でしたが付き合い始めた時には18歳にはなっていましたので、法的には問題がありませんでした。
とはいえ、当時は法律など気にしていなかったのですが。

出会いはアルバイト先でした。
真っ直ぐに、情熱的に思いを伝えてくれるのが好印象でした。

周囲から見ても、彼が私に好意的なことがよくわかる状態でした。
当時の私は必要とされることで自分の価値を量っていたところがあり、とても惹かれました。

バイトの終わりが夜であっても、少しでも時間があれば電車やバスを乗り継いで、私の住む部屋に来ました。
私が来なくていいと断っても、「少しでも会いたい」と通ってきました。

彼は彼女がいたことはありますが、性的な経験がなく、私が初めての相手となりました。

「一緒にいたい」「結婚したい」とよく言われましたが、私は誰とも結婚は考えられませんでした。

私が大学を卒業すると同時に彼は高校を卒業し、同棲を始めました。
仲間を呼んで家で遊ぶなどして生活は楽しかったのですが、やはり彼は若くて、義務と理想のバランスが取れていませんでした。

例えば仕事で腹が立つことがあると、相手がおかしいと主張するばかりで自身を振り返れない。
私と一緒にいたいと言って仕事を辞めようとしたり休むなどして、安定して稼ぐことができないのに、結婚をして子どもが欲しいという。

そういった部分は「中学聖日記」の黒岩少年と似ていました。

また、喧嘩……にもならないような、彼が勝手に怒ることが度々ありました。
理由は「仕事を簡単に休まないで」と私が言った時だったり、友人に怪しいセミナーに誘われて行こうとするのを止めた時でした。

彼は被虐待児で、少々素行に問題がありましたので、私は黙って見守ることができませんでした。

☟この記事の冒頭に登場する彼氏です。
☆ 【毒親育ち】就職結婚・祖父の死と親戚が揉めるまで
彼は怒りが溜まると、部屋を出ていきました。
行き先は近くにあった河川敷でした。
私が迎えに行ったり、電話やメールで「帰っておいで」と連絡すると、素直に帰って来るのが常でした。
私が関東に戻って転職することを決めると、東京に追いかけると言って、ショーパブで働き始めました。
お金を貯めるためでしたが、思うように貯まらなかったようです。
私が都内に移住したあと、安くない交通費をかけて会いに来たこともありましたが、数ヶ月で別れました。

年下彼氏2

同棲していた年下の彼と別れた後、5歳年下の男性に告白され、付き合いました。

やはり真っ直ぐに、はっきりと好意を伝えてくれたのが嬉しかったのと、当時彼氏がいなかったのが理由でした。

安定した明るい家庭に育った彼は、とても誠実で落ち着いていました。

思わぬタイミングで彼の両親に会うことがありました。
彼の母親は「どこで知り合ったの?」「息子のどこがよかったの?」「なんで年下の息子と付き合おうと思ったの?」と聞きました。

成人前の息子が、20代中盤に差し掛かろうとしている社会人の女性と付き合っていることが心配だったのだと思います。
当然の心配だと思いました。

彼は自分がやるべき学生の本分を果たしながら、私にも愛情を注いでくれました。

相談ごともよくしてくれました。
私が言う言葉に勇気づけられると言って、自分の力に変えていく安定感のある人でした。

彼は私に会いたがるのですが、彼の家族の集まりに私を引き込もうとするのが常でした。

世代間ギャップなのか、家庭の格差なのかわかりませんが、私は彼の家族の中に居場所がありませんでした。
彼の母親の心配がわかりましたし、違和感があったのでごく短い期間で別れました。

別れの理由を聞かれましたが、納得させられるだけの理由がなかったので咄嗟に「あなたが若く、未来が見えないから」と言いました。

年下男性の告白

少しして、個人的にしていた活動がきっかけとなり4歳下の男性に好意を寄せられました。
なぜかこの時期はやたら年下に好かれていました。

と言っても、私は彼の好意に気付いておらず、色々なことを相談するためにやたらと連絡してくる人、という印象でした。

こう書き並べていると、年下の男性からは特に「相談事」をよくされていたように思います。

ディズニーのタダ券があるから一緒に言ってくれないかと言われ、「タダでディズニーに行けるなんてラッキー」と思って誘いに乗ると、行った先で愛の告白をされました。

全くその気がなかったのでその場で断り、微妙な空気になって別れました。

周囲にはディズニーのパスポートが余っているわけがないだろう! と突っ込まれました。
告白をするためにディズニーランドを選んだのだろうと言います。
私は気のある素振りなど見せていません。
なぜわざわざディズニーランドを選んだのか、不思議でした。
若い男性なりの夢や演出だったのだろうかと思います。

年下夫の男らしさ

年の離れた夫を持つ友人がいます。
妻より6歳程度年下の夫です。

夫婦に第一子が生まれた時、夫は未成年でした。

たまに夫婦喧嘩をすると、若い夫は家出をして数日帰りませんでした。
行き先は公園などだったと言います。

言い表せないモヤモヤとした感情を落ち着かせるためでした。
年齢が上がるにつれて、家出はなくなっていきました。

そして年を重ねるごとに子煩悩になり、子どもの入園グッズなどを手作りするようになりました。

街中で突然の雨に見舞われ子どもを連れて雨宿りした時には、すぐ隣で喫煙を始めた中年の男性に、喫煙をやめてほしいと願い出る勇気のある人でした。10年近くが経つ今も、いい夫でありいいパパです。

一回り年下の夫の不倫

大学入試対策で通っていた予備校で、事務職をしていた一回り年上の女性に惚れて猛アタックした男性がいます。
当時男性は18歳で、後に妻になる女性は30歳でした。

「(妻が)若く見えた。可愛かった」と男性は言います。

女性と付き合うことになり、大学にも合格して順風満帆なはずでした。

当時は男性がかなり入れ込んでいました。
子どもができて妻の両親に結婚の許しをもらいに行くときは、学生だったこともあり結婚も出産も反対されて大変だったそうです。

熱烈に妻を愛し、周囲の協力を得て学生結婚をしました。
その後男性は大学を卒業して、就職をしました。

子育てで忙しい妻と、仕事で多忙の夫のすれ違いが増えました。
妻が二人の子を産み40歳に近づくと、妻の見た目に老いを感じるようになりました。

生活は思い描いていたものではありませんでした。
「こんなはずではなかった」と男性は思い、仕事先で出会った年下の女性と不倫をしました。

不倫相手に子どもができました。
追い詰められた不倫相手は男性の会社に不倫の事実を知らせました。

その後妻にも知られることになり、妻は何年にも渡って狂ってしまいます。
妻は絶対に離婚しないと意地を張り続けています。

男性は「(不倫相手と)結婚したかった」と周囲に度々漏らしています。

☟こちらに妻の様子を書いています。
☆ サレ妻の発狂の実例・怖い?精神病?いえ、裏切りの反動です

年下彼氏のメリット・デメリット

年下彼氏のメリット

年下と付き合って感じたメリットはこちらです。

〇 一生懸命愛情を伝えてくれる
〇 上から目線の言動がないので、対等に話ができる
〇 全幅の信頼を寄せられ、頼られる安心感を得られる
〇 先に死なれる確率が低くなる(寿命)
年下の魅力の一つに「たくさんの可能性や未来を持っていること」を感じました。
可能性を持っている人に好かれることで、自分の未来も明るくなるような気になるのです。
中年男性が年甲斐もなく若い女性と付き合いたいと思うのも、子どもが欲しいからだけではなく、自分の老いから目を逸らし、可能性を感じたいからではないでしょうか。

年下彼氏のデメリット

年下と付き合って感じたデメリットはこちらです。

〇 情熱的な愛情は熱に浮かされている印象があり、冷めた時が怖い
〇 目先の夢を追っていて、現実を見れていないようで不安になる
〇 収入が自分より低い場合が多い
〇 自分が老いる時、彼は脂がのる年齢というギャップ
とにかく情熱的すぎて、醒めたときのギャップが怖いと感じました。
必至さがパタッと止むのは恐怖です。

年上の夫と結婚した理由

私が年下の男性にモテたのは20代中盤まででした。
それ以降は年上に好かれるようになりました。

年上の女性に憧れやすい男性の年齢層があって、理想とする年齢の差もあるとするなら、その枠から私の年齢が外れたのだろうと考えます。

私は年下男性と別れた後、一歳年上の男性と長く付き合いました。
婚約までしましたが別れ、6歳年上の夫と出会います。

一歳年上の男性と付き合っている時が一番意思疎通が難しかったように思います。
年齢が近く、しかし「俺は男だ」という主張が強くて取り合ってもらえず、話し合いができませんでした。

6歳年上の夫と出会ったとき、「一緒にいて楽だ」と感じました。

私が色々なことに疲れている時期だったこともあるのでしょうが、頑張る必要がなく、引っ張ることも引っ張られることもなく、自然体でいられたのが魅力でした。

年下の男性と続けて付き合い、次に一歳年上の話し合いができない男性と長く付き合った後だから余計に安心したのかもしれません。
流されるように結婚して今に至ります。

夫は年上ですが「俺についてこい」タイプではありません。むしろ引っ張ってほしいタイプです。
意地で意見を通すこともありません。
こういう人が相手であれば、年上でも年下でも関係ないように感じました。

しかし夫は「俺も若い頃は盲目で、“子ども”丸出しで突っ走ることがあった」と言います。
「色んな経験をして、別れがあって痛みを感じて、これじゃダメだと学んだから今がある」のだそうです。

そして私も、もっと若い頃に夫と出会っていたら、面白みを感じずに付き合いが続けられなかったかもしれません。
色々な経験をして、「落ち着ける居場所が欲しい」と思った時に夫と出会ったので上手く行ったのだと思います。

40代を目前にした今の私は、容姿の老いを感じています。
しかし横を見たら、同じように老いを感じている夫がいて安心します。

年上男のデメリットである「夫が先に死ぬ可能性が高い問題」はありますが、私は夫との結婚が正解でした。

年下男の理想と現実

積極的に愛情をくれて、一生懸命が魅力の年下男性ですが、長く幸せでいられるかはわかりません。

情熱的な恋はホルモンが影響しており、数年で醒めると言われています。

年下の一生懸命さが可愛いと思うのは最初の数年だけです。
恋が醒めたら失われます。
相手が年下でも年上でも同じ年でも、恋が冷めた後に残るものが愛を育みます。

年齢に関係なく、恋以外に何を感じるのか、どこを尊敬できるのかを見ることをお勧めします。

 

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私は最近毎日のように観ています……。


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