結婚相談所密着 ザ・ノンフィクション 「結婚したい彼女の場合」 植草美幸と 結婚を通して見える 「人間らしさ」

2022年1月16日、23日の二週に渡り、ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」前後編が放映されました。

結婚相談所「マリーミー」を経営する植草美幸さんと、会員であるミナミさん(仮名)に密着したノンフィクションです。

結婚を通して自分と向き合うミナミさんと、飾らない言葉でビシバシと心に弾丸を打っていく植草さんの様子が、とても興味深い番組でした。

率直に言って、とても面白かった!!

紹介します。

結婚相談所「マリーミー」代表、植草美幸さんのカウンセリング

ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」は結婚相談所「マリーミー」の会員女性数名にスポットをあてて、様子を追っていきます。

あゆみさんのケース

あゆみさんはキャリアアドバイザーとして、大手人材紹介会社に勤める30代の独身女性です。

2年間のテレワークが続き人と会わない生活を続けたことで、色々なことが億劫に感じてしまうようになりました。
鬱状態まで陥ったのをきっかけに誰かと共に過ごしたいという希望を持ち、マッチングアプリを使って婚活に励むようになります。

あゆみさんは、「昔は見合い結婚が主流で上手く行っていた。現在は自由恋愛となった結果、離婚率が上がっている。婚活に恋愛は必要ない(要約)」と断言しました。

あゆみさんがそう断言するようになったのは、結婚相談所「マリーミー」代表、植草美幸さんとの出会いがきっかけでした。

あゆみさんは月に一度、植草さんのカウンセリングを受けています。

結婚条件のシビアさ

植草さんのカウンセリングでは、全国の結婚相談所が加盟する相談所連名のサイトにプロフィールをアップし、結婚相談所の垣根を超えてマッチングを行っていく形で婚活をすすめて行きます。

年収や学歴等の条件を照らし合わせて、お見合いを申し込むのです。

あゆみさんは理系の男性を希望しました。
職種としては技術職や医者です。

サイトには42歳で年収1900万円の病院経営者といった魅力的な条件の男性がいましたが、日に30人~50人の見合いの申し込みがありました。植草さんはあゆみさんにはハードルが高いと、ズバリと告げます。

次に38歳慶応大学卒、年収1300万円の男性も魅力的でしたが、30歳以上の女性の申し込みを受けた形跡がありませんでした。

あゆみさんは10人の男性に申し込みをしましたが、一件も受けてもらうことができませんでした。

「これを続けていたら100人に申し込んだとしても意味がない。結婚相談所連盟の会員7万人の内半数は男性。つまり3.5万人の男性の平均年収は400~499万なのだ」と、植草さんははっきりと告げました。

まずは男性と会わなければ始まらないと、あゆみさんを説得します。

そして紹介したのが、中央大学卒34歳年収600万円の男性でした。

植草美幸さんの成婚率

植草さんが担当する会員が、一年以内に成婚する確率は8割です。
年間の成婚数は100件~150件という超やり手でした。

ここ数年の感染不安から婚活希望者はさらに増え、相談者が増えているそうです。

植草さんの元には会員からの相談の電話が入ります。
感染不安や社会的な不安が高まっている今、精神が不安定になる会員が増えているのでした。

ミナミさんのケース

ミナミさん30歳。都内の飲食店従業員(正社員)です。
今回の密着の主役と言っても過言ではありません。

「マリーミー」の別のスタッフが担当していましたが成果が出ず、植草さんが担当することになりました。

植草さんは最初のカウンセリングで、生まれから育ち、両親の年齢や学歴等まで細かく聞き取っていきます。

ミナミさんは幼い頃からバレエやバイオリンを習い、中学受験をして中高一貫の女子校に進学。
都内の私立大学法学部を卒業しています。

教育にお金をかけて育てられたことに感心した植草さんは同時に、「今子どもにそうしたいと思ってもできないよ」とズバリと宣言しました。

子どもにどれくらいの教育を受けさせたいかや、どういう生活を送りたいかを考えないと、相手が定まらない。「自分軸」で考える。それが「結婚観」と説き、結婚観がぼやけていると、相手とすり合わせができないので結婚ができないとまで断言しました。

ミナミさんは大学時代に手を繋ぎ、一度キスする程度の男友達ができましたが、それ以上には進まなかったと話します。
つまり恋愛経験がありませんでした。一からのスタートです。

ミナミさんは両親と実家暮らしです。

大学を卒業後は公務員になることが希望でしたが採用されず、飲食店に就職しました。
勤続8年で手取り13万円です。

さらに感染対策で勤め先が営業自粛となり、自宅待機が続いていました。
ミナミさんの部屋には小学生が買い与えられるような学習机があり、そこで植草さんの婚活指南動画を観て過ごしています。

学習机には婚活ノートがありました。
ポイントとなる単語を忘れないように書き留めているのだそうです。

植草さんの著書を愛読し、付箋を無数に貼っていました。

植草美幸さん書籍

一番よく読むのは「婚活のオキテ」だそうです。

その他の植草美幸さんの著書はこちら☟(女性向け書籍)

男性向けの書籍も多数執筆されています。

植草美幸コース価格

ミナミさんが婚活を始めた理由は、職場で倒れた時に誰とも連絡が取れず、孤独を感じたことがきっかけでした。

今も共働きの両親とは時間が合わないため、実家暮らしでありながら一人で自炊をして一人で食事を摂っています。

植草さんのコースは初期費用25万円。
月会費が3万円で月一回のカウンセリングと、植草さんが選んだ相手とのお見合い。登録写真のアドバイスなどを受けることができます。

結婚が決まると成婚料として33万5000円を支払い、退会することになります。

高額ですが、ミナミさんは普段コンビニにもいかないほどお金を使わない生活をして、婚活費用を貯めているのだそうです。

結婚における希望と現実と、自分

ミナミさんの希望は5歳以上年上で、パートか専業主婦になっても生活ができる、稼ぎのある男性でした。
両親が共働きの家で育ったミナミさんは、家庭を守りたいという希望があったのです。

1980年から40年間給料が上がっていない社会で、それだけ稼ぎがある男性はいないと思った方がよいと、植草さんが指摘しました。専業主婦は社会で10%しかいない夢と言うのです。

しかし一回り以上上の年齢の男性であれば所得が高くなるし、妻が若いと許してくれると説明します。

植草さんは推薦する男性3名を紹介しました。

最初のデートの相手は、実家の資産を引き継ぎ管理、経営する40代後半の男性です。
当日、相手のプロフィールをしっかり把握してきたミナミさんに植草さんは、男性にたくさん質問をするよう助言しました。

一時間話をする見合いを終えて仮交際に進むことになりました。
しかし二回目のデートのあと、ミナミさんから植草さんに、交際を終了したいというメールが入りました。

しかしミナミさんはそんなメールをしておきながら、相手の男性と次のデートの約束をしていました。

植草さんは「約束をしたのに交際終了するのは、相手を傷つけてしまうから人としてダメ」と一刀両断。

ミナミさんの性格について「人に何かを言われると押し切られちゃう。わかったと言っているのに心の中で爆発をしてしまう。そういう生き方は、結婚後、絶対にうまくいかない」と断言しました。

ミナミさんは婚活をしていて、相手に完璧を求めてしまうことを自覚していました。
恋愛が何なのかも経験がなくわからないと言います。

見合いを重ねても、フラれたりうまくいかないことが続きました。
見合い相手から見下されているように感じるといって、思い詰めていました。

仕事でも目標がない上に自己評価が低く、不安にさいなまれているミナミさんに、植草さんは「(夫と)手を繋いで楽に生きるために結婚をするのだ、婚活を通して生き方を変えよう」と話しました。

ミナミさんの拗らせ具合

植草さんは会員からの相談を昼夜問わずに受けており、多忙を極めていました。
(婚活が)うまくいかないのは人のせいと、当たってくる男性会員もいると言います。

次にミナミさんは、地主の跡取りで不動産経営と店舗経営をする40代男性の長谷川さんとお見合いをしました。

話しが弾み、仮交際に進みました。

しかしミナミさんから植草さんに送られてきた2回目のデートについてのメールには、あまりに男性を細かく観察してしまう癖が出ていました。さらに物事を悪くとらえてマイナス点として無理矢理こじつけている印象があり、植草さんは一つ一つミナミさんの意識を訂正して行きました。

その後ミナミさんは体調を崩して、婚活を一時中断しました。

ミナミさんは植草さんに見透かされているように感じ、怖いから話したくないとカメラに向かって話しました。

自尊心の低さが原因であることをミナミさん自身が自覚していて、違う自分になれないことに思い詰めていました。
また、見合い相手は資産を引き継ぐ仕事をしており、自分のように苦労をしたことがないのではないか、住む世界が違うのではないかなど考えていました。

暫く経って、ミナミさんは婚活を再開しました。
きっかけは会社で人員整理があると説明を受けて、吹っ切れたからです。

ミナミさんは改めて長谷川さんとデートをします。

その日はミナミさんの誕生日でした。
そこで長谷川さんはプレゼントを渡します。4℃のハートのネックレスでした。

ミナミさんはとても喜びました。

しかし、並行して仮交際(3人まで仮交際が可能)を重ねている、介護士の町田さん(30代)の方が気になると言います。
理由は髪型などをたくさん褒めてくれて、自分の方を向いてくれている気がするからだそう。

ミナミさんが町田さんに抱いた感情は、恋心でした。

ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」前編終わり

結婚と、人間力と生きること

ザ・ノンフィクション「結婚したい彼女の場合」後編

結婚と恋心

ミナミさんは「町田さんと成婚した場合は、共働きをして支えあっていきたい」と、植草さんに報告しました。

専業主婦が希望だと何度も念押ししていたのに一転したことに驚き、植草さんは「話が違う。気が知れない」と非難した上で、「ここは恋をするところではなく結婚をするところ」と一刀両断しました。結婚後の家計について、次のデートで再度確認するよう助言します。

ミナミさんは町田さんと何度もデートをしているのに、手を繋ぐこともしていませんでした。
生理的に受け付けられるかは手を繋ぐことで確認できるからと、町田さんと手を繋いでみることを勧めると、ミナミさんは「手を繋いでポーっとなってしまっても、結婚後の家計について話をしなければならないの?」と質問します。

心と理性(結婚の条件)を同時にすり合わせなければならないと、植草さんは説明しました。

ミナミさんは町田さんに惹かれながらも、長谷川さんの優しさも端々で感じていると話します。

植草さんはカメラに対し、「(ミナミさんの)恋が悪いわけではない。覚悟ができるんだったら送り出すけれど、会員を娘だと思うと苦労はさせたくないという思いが先に立つ」と話しました。

言いたいことを言えない結婚生活は破綻する

ミナミさんは町田さんと成婚した場合の家計運営について、シミュレーションした資料を作ってきました。

植草さんはよりリアルな生活を想像させるように話し、シミュレーションの甘さを突いて、現実的な結婚観を詰めていきます。

この人と結婚したら気を使わなきゃいけないという結婚は、長続きしない。大好きなのは良いけれど、好きが先立って我慢を溜め込んでしまうミナミさんに、気を使う結婚は向かないと植草さんは念を押します。

次いで、「反抗期がなかったのでは?」と、植草さんが質問をしました。
やはり反抗期がなかったと答えるミナミさんに、「つまり家族の中で自分の気持ちを伝えるという経験がないから、相手が言っていることを全部『はい』って言う。でも心の中では『嫌だ』と思ってる。それでは夫婦生活は破綻する」と話しました。

今からでも植草さんや母親、男性達に「これは違うと思う」と意思を伝えるよう指南しました。

結婚と冷めた恋

町田さんに専業主婦になりたいと伝えるはずだった日のデート。
ミナミさんは町田さんに真剣交際を考えていると言われて、舞い上がっていました。ミナミさんも共働きすることを前提として、未来の展望を二人で話したと言います。

しかし次のデートで町田さんの自宅を訪れた翌日のこと。植草さんの元にミナミさんからメールが届きました。一転して町田さんとの交際終了を希望する内容でした。

自分の希望が叶わないことや、町田さんの自宅にあった座布団が擦り切れていたこと、電球を替えていないこと、節電に励んでいる様子や、車などの趣味には金をかけている様子が気になり、おかしいなと思ったら全てが違うように見えてしまったと、ミナミさんは説明しました。

自分の希望する結婚生活は叶わないという現実を知って、ミナミさんは恋から覚めました。

真剣交際と暴走

その後、長谷川さんとの付き合いは順調に進みました。

ミナミさんと長谷川さんに植草さんが混ざり、将来についての聞き取りがありました。
これをきっかけに、真剣交際に入ることになります。

ミナミさんの希望で、実家に長谷川さんが挨拶に来る運びとなりました。
しかしミナミさんが事前に母親に話をしたところ、(長谷川さんに)騙されているんじゃないか、金目当てだと思われているのではないかと反対されました。

数日間母親からマイナスな言葉を並べられ、強烈な反対に遭っていたミナミさんは、涙ながらに婚活をすすめることを「怖い」と話しました。

植草さんは母親に反抗するよう伝えます。また、実家に住んでいることで母親に自立した大人と思われていないのではないかと、自立を促しました。

ミナミさんは力なく結婚相談所を後にしました。

改めてミナミさんは母親に話をしますが、母親は「無理」の一点張りでした。それでも母親はミナミさんについて「自分の意見をしっかり言えるようになった」と評価していました。

ミナミさんの混乱と暴言

挨拶の日が迫ったある日、ミナミさんは植草さんに強烈な暴言メールを送りました。

ミナミさんは勘違いから、長谷川さんにパニック障害の持病があると思い込みました。それを母親に話したところ、(植草さんに)騙されてるのと一緒だよと言われます。ミナミさんは植草さんが自分を騙したのだと怒りを募らせ、暴言メールを送るに至ったのです。

メールには「騙された」「真剣交際の入り方が強引すぎましたね」「先生は結婚させれば会社が儲かるかと思いますが、100憶を積まれても長谷川さんとは結婚しませんよ」と感情に任せた言葉が並んでいました。

ミナミさんの思い込みは全くの事実無根でした。
具合が悪くなったミナミさんを介抱する長谷川さんが、優しさから発した言葉をミナミさんが勘違いして、確かめもせずに暴走しただけだったのです。

人間力が足らない人の婚活

植草さんは暴言メールに怒り心頭して、ミナミさんを呼び出します。

そして「私に対する(メールでの)暴言はなんだ」と単刀直入に突っ込みました。

「真剣交際の入り方が強引すぎましたね」と暴言メールに書かれていましたが、真剣交際に入ったばかりなのに、長谷川さんの都合を聞かずに両親への挨拶を決めたのは、ミナミさんでした。
何事にも結論を急ぎ過ぎるミナミさんの性格が、思い込みを作ってしまう原因でした。

植草さんは怒りを露わにしながらもミナミさんの勘違いを訂正し、ミナミさんが長谷川さんを振り回したことを説明しました。そしてミナミさんには「人間力」が足らないと、ズバリ指摘します。

婚活を通して以前よりは人間力がつき、ミナミさんが母親に認められるようになったことを評価した植草さんに、ミナミさんは泣きながら侮辱したことを謝りました。

婚活と生きること

ミナミさんの謝罪を聞いて、植草さんは「わかってくれればいいよ。ってなる。これが相手と向き合う事」と説明しました。

生きるって悩むこと
人を傷つけたり
怒らせたり
自分が傷ついたり
泣いたり笑ったり
これが「生きる」ということ

「やっと今、(ミナミさんは)生きることを感じてるのよ」と植草さんは優しく話しました。

ミナミさんは長谷川さんとの真剣交際を一旦解除し、実家への挨拶も中止しました。

三週間ぶりに長谷川さんと会うことになったミナミさん。
この日は植草さんと三者面談をして、今後のことを決めることになりました。

ミナミさんは以前のことを謝り、長谷川さんは「もっと話してくれれば(よかった)」と答えました。
交際は再度始まりましたが、信頼関係が築き直せずに終了となりました。

ミナミさんは現在も引き続き、成婚を目指して見合いを進めています。

終わり

結婚と人生

私は結婚丸12年経つ主婦です。

結婚する人生、しない人生共に魅力がありますが、私には結婚を希望する方の気持ちがわかります。

私もいつかは結婚したいと思って、結婚しましたから。
私の場合は流されるように結婚したのですけどね。

結婚はゴールではありません。
むしろすべての始まりです。

植草さんが言うように、結婚と恋愛は別物だと私も思います。
条件で決めるべきと断言するわけではないのですが、「恋心」だけではダメなのですよ。

恋は続きません。
冷めた後に残るものが「何か」が重要です。

恋は盲目を生みます。考えすぎるとリスクを考えすぎて踏み切れないので、脳が盲目を生み出して子孫を反映させようとするのです。(持論)

恋は好かれたいという願望を生み、気づかないうちに無理をして、相手に合わせすぎてしまうことがあります。いい子に見られたくて我慢をする人は、余計に本心を隠しがちです。

言いたいことを言えない相手と結婚をして、恋が醒めた後、或いは子育てや生活に追われて余裕がなくなった時に、溜まった鬱憤が一気に爆発します。相手は理解ができず「結婚してから伴侶が変わってしまった」と非難するようになります。

自分で溜めた鬱憤を伴侶のせいにして責めると、精神的なすれ違いが続いていずれ破綻するのです。

この例は決して珍しいことではありません。

ミナミさんの例を見て、私は友人を思い出しました。
彼女は自分を上手く出すことができない人でした。
男性との付き合いも上手くできません。

明らかに不満があるようなのにそれを隠そうとして、でも隠しきれず、煮え切らない人に見えました。
しかし本人は隠しているつもりで、自分ばかりが我慢している気になっていました。

常に葛藤を抱えていて、自分でストレスを作り出しているように見えました。

彼女は若くして結婚相談所に登録して結婚しますが、離婚しました。

植草さんの「人に何かを言われると押し切られちゃう。わかったと言っているのに心の中で爆発をしてしまう。そういう生き方は結婚後絶対にうまくいかない」という言葉が、すっかり当てはまりました。

彼女もまた、ミナミさんの母親と似た印象の人でした。

彼女の話はまた別の記事に書こうと思います。

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人生観、結婚観、人間力すべてに、人としていかに暮らしてきたかが見えるのだと感じました。

未婚の方が人間力がないという意味ではありません。既婚未婚は関係ありません。
人生が思うようにいかない時、その乗り越え方に、築いてきた人生が出るのだという意味です。

植草美幸さんのストレートな言葉が、非常に興味深かったです。

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