家族が増えた報告や、引っ越し先を知らせる手段として、年賀状を利用する方が少なくありません。
それは離婚の報告も同様です。
私は友人の離婚報告を年賀状で受け取りました。
とてもいい案だと思いましたので、お知らせします。
年賀状の離婚報告が好印象
私はこれまで、３度ほど離婚報告を年賀状でもらいました。
一、二度目はママ友から。
三度目は学生時代の友人からでした。
以前はよく連絡を取り合っていましたが、お互い子どもが大きくなって生活に追われるようになり、ここ数年はSNS上でたまにコメントをしあう程度の間柄になっていました。
これまでは夫と妻、子どもたちの連名だった年賀状が、妻である知人と子どもたちだけの名前になって届きました。
「子どもと新天地に移りました。心機一転頑張るよ」と書かれていることや、変わらない元気そうな写真を見ることで、前向きな人生の決断をしたことがわかりました。
離婚は必ずしも明るいイメージばかりではないのですが、年賀状で知ると不思議と好印象を持ちました。
近況を知らない中での報告は何と声をかけていいか迷い、時に余計な質問をしてしまって自己嫌悪に陥ることがあります。
しかし年賀状でのお知らせは、簡潔な上にいつも通りの笑顔の写真が見られるなどして安心しました。
それが三例も続くと、「それぞれの人生を進んでいるんだな。私も頑張ろう」と不思議と勇気づけられるようになりました。
離婚の報告は何でする？
離婚を報告する側にも、年賀状で知らせるメリットがあります。
今時わざわざ年賀状？
SNSですれば早いのでは？
と思われる方がいるかもしれません。
しかしSNSで離婚報告をすることに、抵抗を感じる方が少なくありません。
SNSは気軽に多くの人と繋がれる分、家庭環境の変化を「知らせたくない人」が混ざっている場合もあり、実はしがらみが多いのです。
また、SNSやLINEなどは気軽にやり取りができる分、個人間でのやり取りが続いてしまい「返信をしなければいけない」と義務感に駆られたり、詮索に疲れてしまうことがあります。
芸能人が結婚や離婚を年末年始に報告してマスコミの追求を避けるように、忙しい一年の始まりに報告することで余計なストレスを受けずに、新たな気持ちでスタートを切れるというメリットもあります。
年賀状で離婚報告はうってつけ
年賀状は、一方通行の“挨拶”です。
新年を祝う挨拶状のこと。新年を祝う言葉をもって挨拶し、旧年中の厚誼の感謝と新しい年に変わらぬ厚情を依願する。親しい相手に近況を添えることがある。（出典：wikipedia)
年賀状は新年を祝う挨拶なのに、離婚の報告に使っていいの？
と迷う方がいるかもしれませんが、そもそも親しい相手に近況を伝える役割もあるため、何ら問題がありません。
離婚後は心身ともに疲れていることが多いので、興味本位で詳細を聞かれることがなく、しかし丁寧にお知らせができる年賀状はうってつけの手段なのです。
新生活を祝う離婚報告
私に年賀状で離婚の知らせをくれた三名は、揃ってサラッと報告が書き込まれているだけで、明るく爽やかなデザインとなっていました。
そうすることで前向きな新生活を想像することができ、好感が持てます。
離婚後は心身ともに疲れていることが多いですし、「まぁまぁ仲がいいけれど、直接知らせるほどではない」という人向けの報告に年賀状はおすすめです。
離婚の報告手段は、年賀状を検討されてはいかがでしょうか。
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