誕生日プレゼントに現金はアリ?ナシ?を検証・未婚と既婚の感覚の違い

知り合いの男性が彼女の誕生日プレゼントに現金を渡したと言います。

当時独身だった私は、「冷たい。心がない」と驚きました。
しかし男性には男性の言い分がありました。


暫くして結婚し、ママ友間で誕生日プレゼントに何をもらいたいかという話しになりました。
そこで挙がったのは「特にない」「時間」続いて「金」。

恋人に求めるもの、夫や妻に求めるものが変化しているようです。

誕生日プレゼントに現金はアリかナシか、立場の違いも含め、私の独断で検証します。

現金をプレゼントする理由


男性には長く付き合っている彼女がいました。

男性は40代初頭、彼女は30代中盤と聞いていました。(私は彼女と会ったことがありません)

彼女の誕生日はいつも金を渡してる。

ええっ!? 現金を、生で渡すんですか?

そう。財布から出してそのまま何万か渡すだけ。

……フラれますよ。せめて一緒に買いに行くとかした方が。

面倒臭い。


マジか。

女の買い物は長いし、俺がついていくとじっくり選べないだろ。
金だけ渡して好きな物買うなり何かに使うなりした方が選択肢広がっていいじゃん。

プレゼント渡しても、好みじゃなかったら無駄になるし。

そこは好みの物をリサーチするんじゃないですか?
欲しいものを聞くとか。

面倒。リサーチしても外れると嫌だし。金を渡す方が合理的。


そこに愛はあるのか。


当時私は独身でした。
彼氏から現金を差し出されたことはありませんでした。

「私が喜ぶだろうと考えてくれた」ことに喜びを感じていたので、何も考えずに現金をあげる行為は「彼女のために努力をしたくない」のだと受け止め、愛情がないように感じました。



しかし好みでないものをもらうことは良くあり、使い道に困ったことを思い出しました。

困ったプレゼント


プレゼントに何が欲しい? と聞かれたので、クリスタルケイさんのCDアルバムが欲しいと答えました。

しかし、

麒麟にはこちらの方が似合う

と中島美嘉さんのCDを渡され、

なぜ。

とモヤモヤ。
結局殆ど聴くことがなく、しまい込んでしまいました。(中島美嘉さんの曲は素敵ですが、私にとっては頻繁に聴く曲ではありませんでした。)


別の彼氏には、

ネックレスやタートルネックとか首回りにつくものが苦手。

と話していたのに、(メンヘラ気味の昔の彼氏に首を絞められたことがあり、トラウマになっていた)

俺のためにしてくれるよね。

とネックレスをプレゼントされ、

ネックレス苦手だから着けられない。

と言うと、

俺のプレゼントでもできないの!? 俺のことが好きなら着けられるだろう。

と怒られて、暫く苦しみながらネックレスをつけるなどしました。



どちらの彼氏もサプライズ好きでしたが、私の好みは気にしていないようで、「彼氏自身の希望」が優先されていました。

プレゼントは相性を計るバロメーター?


カップルでも夫婦でも、好みがドンピシャでハマることは滅多にないでしょう。

しかし、かすめるか、全く外すかは結婚生活に通じることだと思いました。

相手を見ているか、どれだけ理解しているか、理解しようとしているかは、結婚という連続する日々の中で少しずつ、確実に影響していきます。

プレゼントは価値観の違いやリサーチ能力を表す一種のバロメーターと言えるかもしれません。



ネックレスをくれた彼氏とは婚約しましたが、入籍を目前にして色々な問題が勃発し婚約を破棄しました。
当時は悩みましたが、破棄して正解でした。


当時は好きでしたが、結婚し、恋心がなくなったら「俺中心」を求めてくる彼に嫌悪感を抱き、冷めた夫婦生活になるか、離婚していたかもしれません。

恋は盲目とは、よく言ったものです。


夫婦間の誕生日プレゼント


私と夫はスピード婚でした。


☟出会いから結婚まで


結婚するまでは飲み屋に行くことしかしておらず、デートもしたことがありませんでした。

短い付き合いの中で過ごしたイベントはクリスマスと年越しだけでした。


欲しいものはないかと聞かれ、結婚の話が出ていたので、千円程度の安いものでいいから指輪がもらえたら嬉しいと言いました。
結婚後は結婚指輪を買う予定でしたので、婚約指輪代わりにしようと考えました。

どうしても欲しいわけではありませんでしたので、なければなくてもいい、程度の思いでした。



お互いの仕事が忙しく、一緒に買いに行くことができませんでした。
夫はプレゼントに慣れておらず、非常に悩んだと言います。

ペアリングが有名なアクセサリーのメーカーの金の指輪を選んでくれました。

私の好みドンピシャではなかったけど、好みをかすめていました。

好みを考えて悩んでくれた姿勢がとても嬉しかったです。




しかし実は夫は「プレゼントが現金でもいい」というタイプであることを、結婚後に知ることになります。


プレゼントには予算が発生します。

プレゼントに何が欲しいかと聞かれた時、相手の懐具合を見て指定する方もいるのではないでしょうか。

本当に欲しいものがもっと高価である場合、

プレゼントしてもらった現金を足しに、本当に欲しいものが手に入ることもあるでしょ。

と言うのです。

プレゼントに現金をもらったことはあるの?

ない。
でもプレゼントに現金を渡したいと思ったことはある。
数十万もする高価なブランドバックを買ってくれと言われても困るけど、足しにしてもらう分にはいいんじゃないかと思う。

なるほど。

現金のプレゼントが、気遣いや愛情の一部である場合があるようです。


現金を渡す側、もらう側


冒頭に登場した、毎年現金を渡している男性に聞きました。

誕生日プレゼントに彼女から現金をもらうことはあるんですか?

ねぇよ! 格好悪い。
女から金なんて受け取れない。

(男性から女性に渡すのはよくて、女性から男性に渡すのは格好悪いのか。)
現金を受け取る女性をどう思いますか?

別にいいんじゃない。
甲斐性のある彼氏もってよかったねって感じで。

彼女がもし惨めに感じていたらどう思いますか?

それはないだろう。
いつも金は俺が全額出してる。格好悪いから女には出させたくない。
いつも金を出してもらっているのに、プレゼントだけ金は嫌だっておかしいだろう?


なるほど。

そういう考えなのか。


私は彼氏とは折半で支払うようにしていました。
出してもらうことで引け目を感じ、対等にならない気がして嫌だったのです。


この男性は年収が1000万を軽く超えており、収入差や年齢の差もあって、男女についての考え方や、金についての考え方が私とは違っていました。


男性のプレゼント話を聞いて、愛はあるのか? と思いましたが、その他の点において男性が彼女を大事にしていたのは知っています。
男性と彼女はその後結婚に至っています。

独身・現金のプレゼントはアリかナシか


独身時代、男性の話しを聞いて友人達に「誕生日プレゼントに現金は是か非か」を問うたことがあります。

〇 心がこもっていないから嫌。
〇 安くてもいい、道端の花でも手紙でもいいから、悩んで考えてプレゼントを選んでほしい。
〇 現金渡して済まそうとするなら別れを考える。
〇 びっくりするけど、金欠の時は助かるかも。
〇 現金OK! 現金と簡単なプレゼント両方くれるのが尚良し。


人によって受け取り方は様々ですが、「現金は抵抗がある」と示した意見が優勢でした。


現金OKの子いわく、

道端の花や手紙でいいっていうのは嘘じゃない!?
子どもの肩たたき券じゃないんだから、本当にもらったら幻滅するでしょ。
結局不満は出ると思うよ。

でもお金は嫌だよ。
金を渡せば喜ぶ女だと思われるのが嫌。
買われてるみたいだし。それなら道端の花の方が嬉しい。

プレゼント渡されるのも、金を渡されるのも、金を使わせるのは同じなんだから、本質は変わらないと思うけどな。

全然違うよー!
私は道端の花が嬉しい! 好きってそういうことでしょ。

道端の花渡されたら、なにこれ? って笑っちゃうけどな。
彼女の誕生日のために少しもお金用意できない男は、ヤバいよ。



白熱していました。

既婚・現金のプレゼントはアリかナシか


ママ友に、誕生日プレゼントに現金は是か非か問いました。


すると、独身時代とは大きな差が……。

〇 あり。全然あり。欲しい。
〇 夫にプレゼント選ばせるとゴミになるから無駄。現金の方がいい。
〇 家計から出すことになるから、誕生日プレゼント自体要らない。現金をもらっても家計が痛むだけ。
〇 夫婦で家計を別にしているなら、現金大賛成。好きなもの買ったり、自分の口座に貯金して、へそくりにする。
〇 欲しいもの聞かれても家電しか思い浮かばず、家事のための家電なのに妻の誕生日プレゼントとして扱われるのが気に食わない。現金をもらって、自由な時間ももらって、ゆっくり一人で買い物に行きたい。


現金大賛成派で占められました。

既婚者にとって、プレゼントは愛情のバロメーターではなくなっているようです。


独身時代には「私を思って選んでくれた」ことに喜びを感じられたのに、結婚後はそれを求めなくなるのは何故なのでしょうか。

もらったら嬉しくないわけじゃないけど、金だろうと物だろうとプレゼントで誤魔化されたくない。
プレゼントで「愛情」を示すのではなく、行動で示してほしい。

そうそう。
子どもの世話をするとか、帰宅後スマホを見てないで家事を率先してやるとか。
それでプレゼントもらっても、そんなことよりやるべきことやってよ! ってなる。

家計別にしてそれぞれ貯金するはずだったのに、夫は全然貯金してなかったんだよ。
プレゼントどころじゃないよ。貯金してほしい。

特に共働き家庭で多く聞かれる意見でした。




因みに我が家は、誕生日プレゼント何が欲しい? と一応聞きあいますが、特にない、と流して終わります。
誕生日に何を食べるかの方が大事で、食べ物(家族分)にお金をかけて終わりです。



ママ友の中には、夫から花束などのプレゼントを誕生日の他に定期的にもらっている人が数人います。
中には「花を買う時間があるなら家事を手伝ってほしい」、「貯金してほしい」「花で誤魔化そうとするな」と思う場合があるものの、やはり嬉しいようです。

まとめ


プレゼントに現金はアリかナシか。

独身はナシ派が優勢。
既婚はアリ派が優勢でした。

カップルや夫婦間の価値観ですので、正解はありません。


そのうち子どもが大きくなって、

誕生日プレゼント何が欲しい?

現金!

と言われる日が来たらどうしましょう。

お金をねだる子にはなってほしくありませんし、彼氏からお金を受け取っていたら、返すように言うでしょう。


立場によって感覚は変わりますね。


以上、誕生日プレゼントに現金はアリナシ!?未婚と既婚の感覚の違いの検証でした。













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