バチェロッテ・ジャパン#最終回感想

バチェロッテシーズン1の最終回が2020年10月30日に公開されました。

バチェロッテの萌子さんは人をよく見ている方でしたね。
これまでバチェラーでは共感できないことが多かったのですが、バチェロッテは同性だからなのか、感情移入がしやすかったです。


弱い部分を出した黄さんに、萌子さんが「今が一番格好いい」と言ったのが、かつての私と夫に被りました。



「今が一番格好いい」麒麟の場合・完全なる余談


私と夫が結婚してから少しした時、仕事のストレスを溜め込んだ夫がパチンコに嵌ったことがありました。勝った金でキャバクラや風俗に行くなどした上、家族に当たるようになったため、私が人生最大の大爆発を起こして離婚を迫ったことがありました。驚いた夫が態度を改め、長い時間をかけて話し合いを重ねた時のことです。


麒麟は頑張ってるし正しい。そして俺を褒めるから、愚痴って格好悪いところを見せられなかったと夫は言いました。
出産するまでは愚痴をよく聞いていたのですが、私も子育てでいっぱいいっぱいになって、聞く余裕がなくなっていました。


初めから夫を完璧な人だと思っていない。私も夫も足りないところがある。それを補い合えると思ったから結婚した。弱いところを隠すんじゃなくて、伝えられるのが本当に格好いいことだと思う。今、自分の弱さや悪いところを話してくれる夫は凄く格好いいよ。と言いました。

夫はポロポロと涙を流していました。私が激怒して離婚を迫ってからは常に青ざめて泣いていたので、その延長上でもありましたが。

俺は何もわかってなかったと言い、心底反省しているようでした。

私が改めなければならないこともいくつもありました。

それからも怒りが込み上げたり悲しくなったり普通に戻ったりと、感情の揺れがありましたが、夫とその都度話し合いをしてハグをして、少しずつ落ち着いていきました。その一件をきっかけに、お互いの気持ちがより深まりました。

夫は、自分をわかってくれている、愛されていると実感して安心感を持ったこと。私は、夫がやったことに大きなショックを受けたものの、考え方や気持ちを確認できたこと、何度もあった話し合いから逃げず、不安定になった私に寄り添い続けた夫を見直し、色々なことを打ち明けられるようになりました。

あの一件がなかったら、今のラブラブ(自分で言う)夫婦にはならなかったと思います。


言いたいことがあるのに、ため込む人は男女問わずいますね。
人の評価を気にして、言えずにいる人も少なくありません。黄さんはかつてのトラウマから、最終話まで本心を出せなかったようです。

「強がらず、本心を言える人こそ格好いい」という意味があった、萌子さんの「今が一番格好いい」が黄さんに響いていたのがわかりました。私がかつて夫に言った時にも、大きく響いたのがわかりましたので、心に届きやすい言葉なのかもしれません。

萌子さんの言葉を聞きながら、かつての自分を思い出し、「私は中々いいことを言った。」と自画自賛しました。




しかしバチェロッテの結果については、賛否が分かれそうですね。
賛否と言っても、バチェロッテの出した答えが正解なので、他者がどうこう言えることではないのですが。


バチェロッテの結果を知ったあとのスタジオの無言の時間に笑いました。

落選者達は怒ってましたね。
選ばないことがズルいって受け取り方もあるんですね。誰かと幸せになってほしいという思いがそうさせるのかな。確かにすぐに結婚ではないから、付き合って見極めたらいいというのはわかります。



こういったお見合い番組は特殊な状況です。

人を好きになる時は、日常があります。楽しいことや悲しいことがあって、偶然が重なって出会いや出来事が起こります。恋は環境因子が大きく関わるのです。
参加する側がバチェラーやバチェロッテを射止めることだけを目的にしています。全く関係のない出来事で翻弄されることはなく、綻びが見えにくいので、生活の中でその男性がどういう判断をして、どんな言動をするかがわかりにくいのです。

特に女性は、命をかけて体内で遺伝子を育て出産します。その遺伝子がアホでは困ります。性別関係なく性格の問題なのかもしれませんが、男性の本性がわかりにくい環境で一人を選ぶのは難しいように感じました。

そんな状況だからなおのこと、この人はどういう人なのだろう? と萌子さんは深く知ろうとしたのだと想像します。「見極めよう」と思うがあまり、脳が分析モードに入ってしまい、恋に必要な盲目さを失ったように感じました。


単純に、グッと惹かれる人がいなかったってこともあるのかもしれないですけどね。

バチェロッテこれまでの記事


改めて告白する杉ちゃんはとても格好良く、男でした。ローズも最後まで萌子さんを想っていて素敵でした。


萌子さんが落選者たちに責められ、反論していた時は、萌子さんの目に怒りが見えました。
理想、頑固さが強いのは確かですが、本当に悩んだんでしょうね。ナイナイの二人が言っていたように、失礼ながら、後半は肌の質感が落ちたように見えました。睡眠がきちんととれていなかったせいでしょう。


萌子さんがもっと若かったら、悩む度合いも結末も違うのでしょうね。


SHELLYさんが言うように、結婚や出産願望のある30代の女性は、付き合い方への姿勢がより真剣になります。「とりあえず付き合う」選択をしたために、出産の機会を逃す可能性が大いにあり得ます。

賛否ある結果でしたが、萌子さんの気持ちはよくわかりました。




萌子さんとはタイプの違った女性を据えたバチェロッテ2も観てみたいです。




バチェロッテシーズン1最終回の感想でした。



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