【土地の選び方】北側道路のメリットと、義両親に反対されまくった話

  • 2020年7月31日
  • 2020年12月19日
  • 家・DIY

平均所得家庭にとって、土地の購入は一生に関わる買い物です。

土壇場で親から反対されるという話しも珍しくありません。
我が家も例に漏れず、義両親から土地の候補を反対されまくりました。

このままでは家が建てられない。
援助を受けるわけでもないし、強行突破するか!? と悩みました。

しかし結果的に義両親から多くのことを教えてもらいました。
その内容と、一般的には望ましくないといわれる北側道路の我が家のメリットをお伝えします。

建築協定と北側道路のメリット

我が家は北側全面と東側を駐車場とし、オープンな外構となっています。

東側には玄関ポーチがあります。

かつて高級住宅街として知られた地域でした。

第一種低層住居専用地域であり、広い区画で割られています。

第一種低層住宅専用地域とは、低層住宅の環境を守るために作られた13種類の用途地域の中で最も厳しい規制が課せられた地域のことです。
商業施設が建てられない(業種による)、10m、または12mの高さ制限があり、境界から建築物の外壁までの距離を1m、または1.5mに定めるなど、細かい規制がある地域です。

第一種低同住宅専用地域の指定に加え、建築協定が定められていました。

建築協定で住環境を守る

建築協定とは、土地や建築物に関する民間の協定です。
特定行政庁の認可を受けたものを言います。

“民間の協定は強制力が低い”という認識を持っている方がいますが、誤りです。

建築を強行するとトラブルになる可能性があります。
実は建築協定は強い効力を持っています

「協定を知らなかった」というのは理由になりません。建築前に確認する義務があるからです。
建築後に違反がわかり、撤去を求められた場合、それに応じなければなりません。

その場合の損害について、事前に建築協定の存在を知らなかった場合は、土地を購入した不動産会社などに説明義務違反として損害賠償を請求することが可能です。

我が家の地域の協定の主な内容はこちらです☟

〇 境界から1.5m離して建物を建てること
〇 二階建て以上は不可
〇 屋上を作らないこと

取り決めがあると、先々隣家が建て替えられる際に環境が大きく変わりにくいという利点があります。

我が家の地域の建築協定は、建築関係の仕事をしていた方が継続して委員を引き受け、活動をしてくれています。
建替えや新築する際には図面を提出するよう求めています。

協定の項目には「外階段を作らないこと」という項目があります。協定が作られた数十年前に、外からの視線を遮るために定められました。
しかし今は二世帯住宅に建て替える家が増え、外階段は仕方がない、という認識が広がり、建築協定委員も目を瞑っているようです。

このように流動的に変わっていく場合や、地権者の過半数の合意を元に申請後認可を受け廃止することもあり得ますが、原則は守らなければなりません。

協定によって守られた採光

区画の広さと建築協定によって、我が家のように北側道路であっても、採光や通風が守られています。

11月上旬の朝の東からの採光☟

夕方、西からの採光☟

北側道路のメリット

採光と通風が守られていれば、北側道路はメリットが多くあります。

何と言っても、

麒麟
麒麟
リビングで薄着で寛いでいても、目線が気にならない!

プライバシーが確保されることです。

南側道路の場合、目線を遮る塀を建てなければ、道路を往来する人たちに見られます。
それがどうしても嫌でした。

塀を高く建てれば庭に影ができるので南側道路のメリットが減りますし、コストもかかります。
目線を遮るためのミラーレースカーテンなどをかければ、日差しを少し遮りますし、視界が抜けず閉塞感が出てしまいます。

それであれば北側道路で目線を気にせず生活できる方がいい、というのが我が家の結論でした。
北側道路の最大のメリットと言えるでしょう。

また、外に布団や洗濯物を干す場合、人目を気にせず南側に干すことができます。
南側道路の土地より安い場合があるのも嬉しいところです。

南側は人目に触れないため、外観を気にすることなく採光用の窓を配置できたことも良かったです。

北側道路のデメリット

北側の外観が「家の顔」となります。

道路に面するため、間取りやデザインによって来訪者に味気無さを感じさせる場合があります。
我が家はホームメーカーが上手く窓を配置して「家の顔」を作ってくれました。

北側は日照が少ないため、カビやコケが生えやすくなります。
家の顔となる面に生やさないため、通風や湿気に注意して土地を選ぶ必要があります。

家の前に植栽を植える場合は、日照の関係から育ちにくかったり枯れやすくなることもありますので、植栽の種類に注意が必要です。

土地を買う前に義両親に却下されまくった話

我が家の土地を勧めたのは義両親でした。

経済支援なく家を購入する予定でしたが、不動産をいくつか所有する義両親が「相談に乗るよ。」と言ってくれ、それまで検討していた30軒の土地全て却下されました。

麒麟
麒麟
このままではいつまで経っても家が建てられない。
相談したのが間違いだったー!?

と後悔したのです。

しかし、今となっては却下してもらって本当に良かったと思っています。

今思うと恐ろしい、我が家の失敗☟

〇 予算ばかり気にしてハザードマップをきちんと確認しておらず、土地の固さもあまり気にしていませんでした。東日本大震災直前の時でした。今思うと恐ろしい話です。

〇 見晴らしのいい擁壁の上の土地を気に入った時は、不動産屋にいい話しか聞かされず、擁壁の管理にどれくらいお金がかかるかをわかっていませんでした。自分で勉強しなければいけないのに、舞い上がっていました。

〇 建築協定の存在を知らず、後に売れる土地なのかを確認していませんでした。建て直すことができない、今より小さい家しか建てられないといった土地があります。

義父は土地について調べ、冬の採光や雨の水はけを現地に行って確認し、時にはご近所の方に話を聞いて回った上で、私と夫が検討していた土地30軒を却下していました。

義両親におんぶに抱っこで恥ずかしい話ですが、義父のリサーチによって学ぶことが多くありました。

土地を購入する前に勧める確認項目☟

〇 ハザードマップの確認

〇 建築協定等の規制の確認

〇 過去の土地の使用状況の確認(田んぼや貯水地だと地震などで沈下の可能性があり、基礎工事の強化が必要になることもあります)

〇 日照の確認

〇 水はけの確認

〇 給排水、ガス経路の確認(意外とコストがかかる場合アリ)

〇 土地前や付近の交通状況の確認

〇 擁壁がある場合、状態のチェック(将来かかるコストを含め検討する)

ハザードマップの確認は、昨今の日本では必須と言えます。
日照はできれば冬場の朝と夕方に確認してください。

現地を確認することで、ご近所の方々の様子がある程度わかりますので、トラブルの防止にもなります。

是非最低限こちらの確認をされてから購入されることをお勧めします。

後悔のないマイホームを!

最新情報をチェックしよう!