家の外壁にアイプレートを取り付け、タープを張ろうと思い立ちました。
わが家の外壁は特殊で、コンクリートに近い強度を持っています。
素人が手持ちのインパクトドライバーで取り付けることができるのか? と悩みました。
コンクリートにアイプレートを付けるには、どのような工程が必要なのか。
インパクトドライバーで穴を空けるのは可能なのかを、備忘録として記します。
コンクリート外壁にアイプレートを取り付ける
アイプレートとは、このような金具です。
ハンモックを吊るすのにも使われますね。
わが家は室内に取り付けて、室内物干しとして使用しています。
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取り付け方法は、下地が入っている天井部分に下穴を開けて、ビスねじで留めただけです。
下地がしっかり入っていれば、強い強度を持ちます。
以前家中に大量の棚を取り付けたことがありました。
アイプレートも棚も工程の要領は変わりませんので、素人でもコンクリートに取り付けられるのでは? と考えました。
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コンクリートに穴を空けるなら振動、ハンマドリル
早速コンクリートに取り付ける方法を調べてみましたが、多くのサイトにこのような記載がありました。
振動、ハンマドリルって何よ
調べてみると、インパクトドライバーより強度がある素材に穴を開けられる工具だとわかりました。
〇振動ドリルやハンマドリルは、コンクリートなどにも穴を開けることができる。
〇インパクトドライバーはコンクリートに適さない。
私はDIYが好きなので、インパクトドライバーを持っています。
しかし振動ドライバーは持っていません。
他に使う予定がないのに、振動ドライバーを購入するのは躊躇われました。
インパクトドライバーより高いんです!
インパクトドライバーでコンクリートに穴を開けられないの?
……インパクトドライバーでコンクリートに穴を開けられないの?
と思い調べました。
行きついたのがこちらの動画です☟
インパクトで開けてる人いるじゃん!!
……でもやっぱり体重をかけて挑んでも、ちょっと苦戦してるな。
口径が8mmを越えなければ、根気よく挑むことで穴を開けられるようです。
わが家は外壁の3m高さに取り付ける予定です。
脚立に乗り、女の私が外壁に力を加え続けられるだろうかと不安が残りました。
夫に相談してみると、
と言われます。
夫は全く大工仕事をしないので、全て私任せです。
手を出さないならやらせろや~。
と思ったものの、不安があったのでハウスメーカーのアフター担当に相談をしてみました。
大工がコンクリートに穴を開ける際に使ったもの
「安く取り付けてあげるよ。金具込みで一箇所1500円」
取り付け方法を聞くために電話をしたのですが、安かったので取り付けてもらうことにしました。
結局DIYじゃないじゃん!
と突っ込まれても仕方ないです。
ごめんなさい。
これは以後私がDIYをするときのための備忘録、そしてこれからDIYされる方の参考になるよう記事にしています。
使用したもの
使用したのはこちらです。
〇 カールプラグ
〇 ビスねじ
〇 コンクリートボンド
インパクト・振動ドライバー
施工してくれた大工が持ってきたのは、インパクトドライバーでした。
振動ドライバーモードがついているインパクトドライバーです。
コンクリートに使える下穴開け用のビットを、二本使用しています。
カールプラグ
金具をビスだけで固定することができますが、ビスだけだと抜けやすいためカールプラグを使います。
取り付ける金具の穴に合うサイズを選びます。
ビスねじ
カールプラグと取り付ける金具に合うビスを使います。
参考資料
コンクリートボンド
使わなくても取り付けられますが、入れるとより安心だと大工が話していました。
大工がコンクリートに穴を開ける工程
工程は以下の通りです。
〇 下穴を細いビット(ドリルの先に着ける金具)で開ける
〇 下穴を金具に合わせた太さのビットで開ける
〇 コンクリートボンドをつけたカールプラグを穴に差し込み、とんかちで打ち込む
〇 金具を当てて、ビスを打ち込む
金具を取り付ける位置を決めて穴の位置にしるしをつける
メジャーを使ってアイプレートを取り付ける位置を割り出し、金具を当てて穴の部分にしるしをつけます。
下穴を細いビットで開ける
アイプレート取り付け用のビスねじより細いビットをドライバーに取り付け、下穴を空けます。
インパクトドライバーに見えますが、振動ドリル機能を持ったドライバーを使っています。
下穴をカールプラグの太さに合わせたビットで開ける
続けて、カールプラグが入る程度の太さの下穴を空けます。
カールプラグの長さに合わせた下穴です。
深く穴を空けすぎないよう、ビットにテープを巻きしるしをつけておくとわかりやすいです。
大工さんは慣れているので目測で空けていました。
コンクリートボンドをつけたカールプラグを穴に差し込み、とんかちで打ち込む
空けた穴にコンクリートボンドをつけたカールプラグを差し込んで、ハンマーで打ち入れます。
ボンドを塗っている図☟
差し込む図☟
ハンマーで打ち込む図☟
ビスを咥える姿が格好いいです。
金具を当てて、ビスを打ち込む
カールプラグはビスを受け止める土台のようなものです。
ビスがはまるとプラグが壁内で広がり、抜けにくく固定されます。
完成
完成です。
所用時間は三か所の取り付けで、30分かからない程度でした。
コンクリートフックは役に立たない
因みにちょいちょい映り込んでいる右下の金具は、コンクリートフックです。
コンクリートフックの「スッポンフック」と呼ばれる金具です。
金具の裏にこのような粘着剤がついています。
これを火であぶって溶かし、貼り付けます。
金具一個当たり5kgの耐荷重がありますが、タープなどの圧力がかかるものについてはあっという間に飛んでしまいます。
屋外で使うものではありませんね。
あっという間に無駄になりました。
振動ドリル、ハンマドリルを借りる
普段DIYをしている方なら、コンクリートに小さな穴を空ける程度は難しくないと感じました。
問題は工具を持っているかどうかです。
振動ドリルやハンマドリルを持っていない場合は、工具をレンタルすることができます。
例えば大手ホームセンターのCAINZなら、ハンマドリルを一泊二日¥1000(ビット別)で借りることができます。
DIYでコンクリートに穴を空けたい!
という方の参考になりますように。
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