室内物干し場をDIY・物干し場をインテリアに馴染ませる方法

家を新築するにあたり、重要視した物の一つが室内物干し場でした。

実際に生活をしてみて、便利だー! と満足度が高かったのも室内物干し場の存在でした。

我が家の室内物干し場の作り方と、素材についてお知らせします。

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室内物干し場のを増やしたい!

我が家はドラム式洗濯機ではありません。

縦型洗濯機で、乾燥機能付きですが滅多に使いません。
乾燥機という便利なものがあるのに使わないのは、主に下記の理由です。

乾燥機を使わない理由

〇 夫がメーカー物のTシャツを好んで着ていて、縮むのを嫌うから
〇 高気密高断熱の家は乾燥しやすい特徴があり、加湿になるため

我が家の長女は元気溢れる子で、土汚れやらなにやら、かなり汚してきます。
縦型洗濯機の洗浄能力に大変お世話になっています。

そして乾燥機付きはドラム式が有能と言われていますが、高い。
独立の乾燥機はかなり有能だそうですが、コスト嵩むー!!

洗濯物にお金をかけるなら、酒を買いたい!! 毎日の晩酌が命の源になっている夫婦です。

高気密高断熱の我が家は、秋から春にかけては家の中がとても乾燥します。

加湿器を回しますが、やはり乾燥するので、洗濯物はいい加湿になるのです。
そのため、外に干すことは滅多になくなりました。

しかし梅雨の時期はさすがに家の中もジメジメします。

築40年を超える旧宅に住んでいた頃や、仮住まいで住んでいた鉄筋コンクリート造の団地に住んでいた頃よりは明らかに乾きやすいのですが、分厚いタオルやジーンズなどは、朝干して夕方まだちょっと湿っています。

我が家は子どもが三人います。
体を動かす習い事もさせているため、洗濯物はまあまああります。

そんなときに、あぁ、室内物干し場をたくさん作っておいてよかったー!!

と過去に計画した自分を褒めます。自画自賛。

SNSでは素敵なランドリールームを備えているお家がたくさんありますね。
羨ましい限りです。

我が家は延床面積34坪の、決して広いとは言えない大きさですから、いかに部屋にマッチする物干し場を設けるかを重視しました。

限られた範囲で、無理なくやる! がモットーです。

洗濯物干し場は、家の中に4か所と屋外に1か所の、計5か所を設けました。

設置した場所と使用したものを紹介します。

洗面所の物干し

洗濯機は洗面所に置いています。
最もオーソドックスな形ですね。

湯船の水を洗濯物に使うこともあるので、特にこだわることなく、よくある場所に配置しました。
特殊なものはカゴに避けますが、大抵のものは風呂に入る際に、家族がそれぞれ洗濯機に放り込みます。

干すのは洗面所です。

ピンチやハンガーを洗面所上部に渡しているステンレスのポールにかけたままにしているので、それを使ってその場で干します。

普通の洗面所です。

ポールの素材はステンレス。
外径φ32mmを二本渡しています。

長さは取り付け金具込みで1850mmと2070mmです。

低い方のポールの下端の高さがH2040mmです。
もう一本はポール分高くなっています。

私は身長が165cmあるので、ハンガーやピンチハンガーをかけるくらいは十分できます。

おばあちゃんになったら届かなくなるかも? と思いますが、昇降型の物干しは採用しませんでした。
昇降型は作りの特性上壊れやすいと想像しました。

おばあちゃんになるころに壊れているなら、広くはない洗面所に圧迫感を与えないためにポールで十分だと考えました。

取り付け金具は

☝こんなようなものを使用して取り付けています。

金具はホームセンターのステンレスポール売り場周辺に置かれています。
いろいろな種類があります。

我が家の洗面所の上のポールは外すことがあるかもと考え、一か所はこういった形の金具を使用しています。

ポールを渡したい壁から壁の寸法から、金具の厚み分と、少しの遊び分3mm~5mm程度を引き、ポールカッターでカットすれば、自分で取り付けることができます。

ポールの寸法に合わせたポールカッターを使えば、難しくありません。

購入するホームセンターによっては、無料、或いは有料にてカットサービスを受けることができます。

DIYする際の注意点

〇 金具の取り付け位置に、壁の下地があるかチェックする
〇 ポールの太さと長さによって、耐荷重が変わるので、注意する

取り付けるためのドライバーもホームセンターで有料で借りられます。
最近はとても便利になりました。

洗面所で干した洗濯物を、他の物干し場に移動します。

洗面所には下着類や、子どもたちの肌着などを残し、干しておきます。

リビング物干し

我が家のリビングです。

窓際にある、

これが物干しです。

最初はホスクリーンを考えていました。

でも見た目が物干しっぽいのが気になっていました。
使わないときに外しておけるのは魅力的でしたが、多分、私の性格上、面倒で外さない……

見た目に好みでない割に、高い。

それなら同じような役割の物に換えてしまおうと、ホームセンターでアイプレートを購入しました。

リビングで使用しているのはこのような形です。ちょっと違うけど。

アイプレートもホームセンターに行くと色々な種類があります。
耐荷重も一個で数十から数百キロあります。(参考水本機械製作所HP

洗濯物は20キロから30キロになることもありますので、お勧めは下記に出てくる階段上のアイプレートのように、オープンではなく、引っ掛ける部分が2点しっかりとプレートについているもの、そしてビス穴が四か所あるものです。

アイプレートはシルバーの物しか見つからなかったので、ステンレス対応のスプレーで白く塗りました。

壁から250mm~300mmの好みの位置に取り付けました。
天井にはあらかじめ下地を入れてもらっています。

下地がないところに打つと、すぐに落ちてきて危険です。

もし後付けでDIYされるときには、天井に通っている桟を探して打つ必要があります。

下地の場所は、プロならコンコンと叩けばわかりますが、素人には難しいため、下地チェッカーを使います。
天井の桟は細いので、下地探しはちょっと大変ですけどね。

アイプレートからS字のフックを下げて使っていますが、耐荷重のある素材なら縄やチェーンなども使用することができます。

私は無難なS字フックを選びました。
素材は金物です。

ここにプラスチックなどの耐荷重のないものを使うと、落ちて怪我に繋がりかねないので注意してください。

S字のフックの大きさでポールの高さが決まります。
我が家は天井高2400mmと低めですがポールの高さを2100mm程度にしたかったので、S字のフックは300mm程度の長さを探しました。

使用しているポールは、ホームセンターで購入した長さ1820mm、φ30mmの木の丸棒です。
数百円で購入することができます。

木の丸棒は1820mmまでの長さで販売されている店が殆どです。
それをそのまま使っています。

木の棒をかけ、両端に余裕を持たせるために、アイプレートを1500mm離した位置に取り付けています。

φ30mmあるので、たわむことなく使用できています。

多量の水を含んだタオルや毛布などを直に掛けると、棒が水を含んで痛みやすくなりますのでご注意ください。

使わないときはグリーンを吊るしておくとオシャレです。やってないけど。

ぱっと見、「物干し!」と主張していない気がして気に入ってます。

階段上物干し

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階段上に、室内物干しがあります。

ここはリビングより耐荷重のあるアイプレートを使用しています。

6mmとか8mmくらいのものだったと思います。

ここはアイプレートの幅を2000mmにしているので、木の丸棒が使えず、物干し用のポールを使用しています。

小さいけど吹き抜け上だし、エアコン前なのでよく乾きます。

雨の日に子どもがおねしょをしても、ここがあれば大丈夫。

寝室の物干し

乱れる布団……。

ここは階段上と同じアイプレート、リビングと同じ木の丸棒を使用しています。
S字フックはオーソドックスなステンレス製です。

屋外物干し

洗濯物を干すにはあまり使わないのですが、屋外物干しがあります。

外に出なくていいように、リビングの網戸を開けたらかけられる場所に作りました。

畳めるのが気に入って購入しました。

台風の時などは、ポールを外して畳んでいます。
ポールをかけたまま、上に畳むこともできるので便利です。

庭でプールをした時に、シートを洗って干したり、浮き輪を干すなどして使用しています。

物干しまとめ

木の丸棒は数百円。
アイプレートが一個¥600程度で、S字フックも一個数百円でした。

ホスクリーンよりコストを抑えて好きなイメージにできるので、満足しています。

そんなに物干し場要る?? と夫に言われながら設置した室内物干しですが、たくさん作ってよかった! と満足しています。

これから室内物干し場を作られる方は、検討してみてはいかがでしょうか。

我が家の室内物干し事情でした。

 
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