テーブルをDIY・使用した木材と仕上げ方法・アイアンの脚の入手先

大きなちゃぶ台が欲しい!

だけど好みのデザイン、大きさの物が見つからない。

それじゃあ作ってしまおう! と挑んだDIYの詳細をお知らせします。

テーブルをDIY

わが家のリビングの写真です。

真ん中の青いテーブルが、DIYしたテーブルです。

大きくて丈夫、好みのデザインのローテーブルを安価で手に入れたいという思いで作りました。

DIYした理由

わが家はダイニングテーブルを使いません。
椅子に座って足を下ろしているとむくみやすく、寛げないからです。昔の日本人スタイルですね。

テレビ好きの夫がテレビを観つつ、のんびり家族で食事をしたり、晩酌ができるように大きめのローテーブルを探しました。
希望はW(幅)1800mm×D(奥行)900×H(高さ)400でした。

わが家は5人家族ですし、お酒も飲みます。
食事とお酒、つまみなどでテーブルがいっぱいになるので、ゆったりとしたサイズが希望でした。

また、高さが低いと背中を丸めやすくなるので、H400は欲しかったのです。

昔ながらのちゃぶ台(座卓)はW1200~1500、H350程度のものが多く、サイズがあってもデザインがイマイチだったり素材が傷つきやすいものでした。
素材が悪いと1、2年で買い換えが必要になりかねません。長く使うには適していませんでした。

また、希望に近いデザインやサイズのものは非常ーーに高価で手が出ませんでした。

今はダイニングテーブルが主流なので、ちゃぶ台は選択肢が少ないのです。

天板・パイン集成材

ホームセンターで購入しても搬入が難しかったり、車に乗らない可能性があるので通販で板を購入しました。

サイズはW1820mm×D910×H25です。

テーブルにするなら25mm厚は欲しいところです。
ホームセンターでも25mm厚以上は価格が上がるため、送料無料でこのサイズ、この金額は得でした。

こんな梱包で届きます☟(建替え前の古家の時の写真です)

アイアンの脚の入手先

脚に使っているアイアンはこちらです。
外寸はW1200mm×D600×H345です。
これ実は、「ジモティー」でタダでもらったものです。
頂いたアイアンは、ニトリで販売されていたテーブルの脚でした。
不要になった方は「天板だけ使いたい。脚は不要になったので捨てたいが、処分費用がかかるので必要な人がいたら譲りたい」ということでした。
幸い車でいける範囲でしたので、即いただきに行きました。

一番最初に入手したのがこのアイアンの脚でした。

テーブルを作ろうと決めていましたし、天板もパイン材を使用しようと決めていましたが、脚が問題でした。

天板が重い分、脚はしっかりしたものでないと危険だったからです。

☝こういったアイテムもありますが、W1820mmあると脚は6本は必要です。
さらに希望の高さのものがありませんでした。
また、子どもがまだ小さいため、寄りかかったりテーブルに体重をかけることがあります。
横から押されてもたわまないようにするには、脚同士が連結されているのが理想でした。
その点頂いた脚は条件がそろっていたので、ラッキーでした。

脚を決めてから作り方を考える

アイアンの脚をもらってから計画を練り、天板を購入して脚と天板のジョイント方法を考えました。

ニトリのテーブルはアイアンの枠に天板をはめ込むスタイルだったようです。
そのためビスを揉む受けの部分が、中途半端な位置についていました。

また、アイアン脚の高さがH345mmと低めでしたので、希望のH400まで上げたいと思いました。

天板の反り止め

天板の反り止めをどうするかを考えました。

集成材は反りにくいのですが、長く使いたかったので反り止めを入れることにしました。

購入した集成材はこのように目が縦に入っていました☟

反る時はこのように反る可能性があります☟

その反りを防止するために、縦に入る目と直角になるように角材を打ちつけます☟

ニトリの脚に嵌るように角材を入れると、横に4本取り付けるのが適当でした。

その反り止めに厚みを持たせて天板の高さをあげることにしました。

天板をはめ込む受けの金具の位置から、天板の高さをH400に近い位置まで上げるには、H55mmの角材を入れるとよいことがわかります。

角材の長さをアイアンの内寸に収まるようにすると、H565mm×D40以上×H55の角材を4本用意する必要がありました。

実際はコレ☝ではないですがこんなような角材です。
ホームセンターに行き、適当な角材を選んで必要なサイズにカットしてもらいました。
その方がサイズを選べますし、安いです。
角材を天板に固定する金具がこちらです☟

こちらも実際に使用したものではありませんが、これに近い形です。
金具を取り付ける用のビスも必要です。
天板を突き抜けない長さの物を用意します。

やすりをかける

天板の表面や角、角材にやすりをかけます。
使った工具はこちらですが、パイン集成材などは整形済みですので手でやすりをかけるだけでも十分です。

紙やすりはこんなものを使いました。実際にはホームセンターで数枚買った程度です。
角を落とすときは240番~400番、表面や裏面は1000番を軽くあてた程度です。

塗装

やすりかけが終わったら、掃除をして好みの色に塗ります。

ワックスやオイルだけで仕上げることもできますが、結露したコップなどを置くと輪染みができてしまいます。
わが家はこのテーブルで食事をとるので、耐水性を持たせたいと思いました。

耐水性を持たせるには、仕上げにウレタンニスを塗ります。

☝これが評判がいいようですが、ホームセンターで安めだったこちらを買いました☟

ウレタンニスを塗ると経年劣化が望めません。
パイン集成材そのものの色のままだと、板の大きさがある分、味気無さを感じると想像しました。
そこでニスを塗る前に好みの色に塗ろうと考えました。
透明感のある深い深いグリーンを目指すことにしました。

流行りのオシャレ塗装にはこんな☟ものがありますが。

私が使ったのは、ホームセンターで安く手に入るこちらです☟

このようなカップに塗料を出します。

こんな刷毛を使い、板の目に沿って塗っていきます。100円以下のものは抜け毛が多いので、100円以上の物をお勧めします。

色が重なっているのがわかるでしょうか?
ちょうど光が強く当たっている部分に明るいブルー、そこより左上と手前にブラウンが混ざっています。
木材の材質によって変わりますが、水分を吸いますので、塗った時より色が薄くなることがあります。
様子を見ながら、グリーン、ブラウン、ブルーを好きに重ね塗りしていきました。
最終的にはグリーンを強く塗っていく予定でしたが、ブルー好きな夫が「この色がいい」と言った段階で止めました。
天板の裏と角材にも色を塗り、乾かしました。
完全に乾いたらニスを塗りました。
カップと刷毛は塗料と同じ種類のものを使用しました。

組み立て

天板を裏返し、角材を取り付ける位置に下書きをして間違いがないか確認します。

上に挙げた☟この金具をあて、ビスを揉む位置に下穴をあけます。

私が使っているインパクトドライバーはこちらです。

下穴をあけるのは面倒かもしれませんが、木材の割れを防ぐのに重要な工程です。
必ず下穴をあけましょう。
二本ビスがとまっているのが角材側。
一本とまっているのが天板側です。
このL字金具はこのような穴の形をしています。
なぜ天板側が横長の穴なのかと言うと、天板が反った時にビスでがっちり固定され過ぎていると、木材が割れる可能性があるからです。
少し遊びを作れるようにこの金具にしています。
集成材なので要らないかもしれませんが念のためです。

組み立て

脚に乗せると、きっちりはまりました。

アイアンの脚の受けと角材をビスで揉めば完成です。

実際はとめていませんが……。

天板が重いですしアイアンの脚の枠内に角材がしっかりはまっているため外れたことはありません。

塗装をし直すときを考えて、現状はとめずに使用しています。

テーブルの自作は簡単

テーブルの自作は簡単です。

ネックは脚をどうするかでしょう。
今はホームセンターやIKEA、通販でDIY用の脚がたくさん売っています。

私はキッチンのカウンターを自作した際に、アイアンの脚を通販でオーダーしたことがあります。
それについては別記事でご紹介します。

 

参考になれば幸いです。

 

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