【三浦春馬さんの死】自死願望に苛まれた経験を振り返る

三浦春馬さんが自死されたという、ショッキングなニュースが流れました。

私は十代のころから三十代初頭まで、「死にたい」という思いに苛まれていた時期が長くありました。
近しく付き合いのあった従弟が自死し、独身の頃には家に泊まるなど度々遊んでいた後輩が自死するなど、自死は身近な存在でした。

そんな私が三浦さんの死を知り、最初に思ったのが「死なない道を探してほしかった。」です。

死んだ方が楽だと思う気持ちがよくわかるのに、死なないでほしかったと思う気持ちについて考えます。

三浦さんの死・自死願望は精神の逃げ場

死にたいとき、「死んだら楽になる」と思っています。
それしか考えられなくなっています。

精神的に追い詰められて願望を持つとき、気持ちのはけ口をなくして、ただただ苦しくて、解放されたくて選ぶのだと思っています。

自分でも、非常に危うい線のような細い神経の上を歩いていた自覚があります。

だから、苦しんだだろう三浦さんをただ責めることはしたくありません。

一人で頑張りすぎたのだろう、苦しかったね、お疲れさまと声をかけたいです。
でも死を知っ直後の感情は違いました。
多分、私が親になったからです。
あれだけ自死願望に苛まれ、死ねたらどれだけ楽だろうと思ってきましたが、子どもを持ち、心身ともに健康な一生を送ってほしいと願う気持ちが全てとなりました。
人生が自分だけの物でなくなり、強くなりました。
子どもには絶対に自死してほしくありません。
三浦さんは自死以外の道はなかったのだろうか、どこかに逃げ場がなかったのだろうかと考えます。
 
父方の従弟が自死したとき、従弟は大学4年生でした。
就職活動が上手くいかず、私生活での失敗もあり、それを父親に酷くとがめられた晩のことでした。
第一発見者は母親で、私の伯母に当たります。(毒親育ちの記事にある伯母や叔母は母方の親戚で別人です。毒親育ちに出てくる叔母には、父方の従弟の死を指し、精神的に問題のある家系なのではないかと言われました。そうかもしれません。)
伯母はその後数年間精神を病みました。
それから親戚の付き合いが一切なくなりました。
子が母親に一泡吹かせるなら、自殺が一番手っ取り早いのだと思った記憶があります。

30歳の死

恐らく私が一番精神的に追い詰められていたのは28歳頃です。

そのころ、夫が彗星のごとく現れました。
あっという間に結婚まで話が進み、安らげる家庭を与えてくれました。

夫と出会っていなかったら、三浦さんと同じように30歳くらいで死んでいたかもしれません。

三浦さんの死の理由はわかりません。
きっとこれからワイドショーなどで憶測が飛び交うでしょう。

しかし本当の死の理由など、誰にもわからないのです。
本人にさえ、わからないかもしれません。
なぜなら、整理できないから死を選ぶのです。

整理しきらず溢れ、自分で止められずに苦しいから楽になりたいと思うのです。

自死の理由

悩みは人に見えないものです。

まして彼のように芝居が上手い人なら、容易に隠せてしまうかもしれません。

仕事も順調だったのに、ファンも多くいたのに、なぜ、と思う人もいるでしょう。
結局何が苦で何が幸せなのかは本人にしかわかりません。

表面上の憶測の理由はたくさん出てくるのでしょうが、思春期に起こる勢いづいた自死以外は、積もり続けた結果であると思っています。

幼い頃から心に溜まった濁りを抑え、頑張って頑張って頑張り切れなくなるのが30歳頃かもしれません。
私のように安らげる人が現れたなら、変わっていたかもしれません。

憶測から自死の理由を断定しないよう、誰かを集中的に責めてしまうことがないよう願います。

三浦春馬さんが、安らかな気持ちで居られることを願います。

こころのホットライン

死にたいと思っていた時に、調べたことは一度もなかったのですが、今は下記ホットラインがあります。

一人で悩むのは苦しいから、少しでも吐き出してほしいです。

死ぬことが絶対にダメだとは思ってないけど、違う道もあるかもしれない。
違う道は一人じゃ探せないかもしれないから、誰かに聞いてもらった方がいい。

全てはきっとここから始まるよ。

今苦しんでいる誰かに伝わるといいなと思います。

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