卵をポリ袋に入れずに袋詰め!?夫婦になって知った生活習慣の違いと、常識のすり合わせ

夫婦になって初めて知る、生活習慣の違いがあります。

私は結婚生活12年を超える主婦です。
同棲経験が数回あり、婚約、結婚前提の同棲から婚約破棄を経て、現在の夫と出会いスピード婚をしました。

そのため数人の男性との生活習慣の違いを、身をもって体験しています。

夫はその中で一番、生活習慣が“近い”と感じて結婚に至りました。
結婚後の生活が容易に想像でき、一緒にいて楽だったことが結婚の決め手になったのです。

しかし結婚後に「ええ!?」と驚く習慣の違いがありました。

それらについてまとめます。

生活習慣の違いで驚いたこと

ここからは私が体験した、生活習慣の違いに驚いたことを記します。

どちらが間違っているとか正しいとか、正解はありません。

……とはいうものの、私の不満も多分に含まれています。
お許しください。

ポテトチップスを箸で食べる男

これは学生時代にお付き合いをしていた男性の習慣です。

ポテトチップスを食べる際、指が汚れるのを防ぐために箸を使っていました。
聞くと、実家でもそうしていたのだとか。

私が彼の家でポテトチップスを食べる際にも、箸を用意されました。
ポテチを箸で食べたのは初めてでしたので、新鮮さを感じたのですが、気になったのは箸の保管方法です。

彼はポテチ専用の箸を用意しており、「ポテチを食べる時しか使わないから」と箸を洗わず、延々と食卓の一角に転がしていました。

恐らく実家では母親が洗っていたのでしょうが、(一度訪ねたことがありますが、リビングにグランドピアノがあるようなお上品なお宅です)私が知る限り、彼の家では一か月に一度洗われるかどうかといったところでした。そのため私に用意されたポテチ用の箸も、1か月以上食卓に放置されることに。

次に家にお邪魔してポテチをいただいた際に、放置されていた箸の使用を勧められましたが、手を使っていただきました。

不思議なのは、「(彼の分も含めて)箸を洗う」と申し出ても、「洗わなくて大丈夫だよ」と笑顔ではっきり止められることです。ちょっと意味が分かりませんでした。

手が汚れないための箸の使用でしたが、結果的に手で食べて洗う方が清潔だと感じた習慣でした。

因みにこの男性には度々驚かされています。
(以下は理解できなかった彼の行動で、単なる愚痴です)

私が彼に自転車を貸した際、彼は無断で自分のロープチェーンをつけて返却。自転車の鍵を私に手渡しで返す時にも、自分の鍵を新たに着けたことを言いませんでした。

私が自転車に乗ろうとしたときに初めて、身に覚えのない鍵がついていることに気づきます。非常に困り、怒りも沸き上がりました。

何かと「ん?」と思うことが多い人でした。

彼と別れた後に友人を含めてルームシェアリングをした際も、「この人とは合わない」と感じた一件があります。

換気扇の外に鳩が巣を作りかけたことがあり、彼の部屋のベランダから届く範囲だったため、鳩には申し訳ないですが駆除をお願いしたことがありました。

鳩たちの騒ぐ声が延々と続いたのを聞いておかしいと思い、彼の部屋を覗くと、彼はBB弾のおもちゃの銃で鳩を狙い遊んでいました。

彼は「嫌がらせをすれば巣作りを諦めると思った」と言いましたが、私には理解ができませんでした。

「可否感覚が合わない人は、生活習慣も合わない」これが価値観の違いか、と学ぶきっかけとなった方でした。

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一日にタオルを7枚使い、ゴミを床に捨てる男

4年お付き合いをして婚約。
入籍前提で同棲生活を始め、後に婚約破棄をした男性の話です。

彼は一日にタオルを最低7枚使いました。

私が一人暮らしをしていた部屋に週末泊まっていた際には、バスタオルとフェイスタオル一枚ほどで多くのタオルを使うことはありませんでした。

しかし両家の顔合わせを終えて婚約し、同棲生活を始めると私への態度が一変。
私を思いやる言動が一切なくなると同時に、やたらとタオルを使うようになりました。

まず朝起きて顔を洗ったらフェイスタオルで拭きます。
拭き終わったら洗濯機に放り込みます。

歯を磨いたら新たなフェイスタオルで口の周りを拭き、洗濯機に放り込みます。
外出から帰ったら手を洗い、フェイスタオルで拭いたら洗濯機に。
風呂に入ったらバスタオルで拭いて洗濯機に。
頭皮はバスタオルではなくフェイスタオルを使って拭き、洗濯機に。

拭き終わったら新しいフェイスタオルを頭に巻いて、家の中を動き回ります。
夕食後に歯を磨いた後にも新たなフェイスタオルを使って口を拭き、洗濯機に放り込みました。

タオルの枚数には驚きましたが、私の実家は数日に一度しかバスタオルを洗濯しない家庭だったことを話すと、「汚い」と言われましたので、感覚の違いなのかもしれないと納得しました。(私が一人暮らしを始めてからは、毎日洗濯するように変わっています)

彼はゴミをゴミ箱に入れる習慣がなかったので、煙草のフィルムや使用済みのティッシュなど、ありとあらゆるゴミを床に捨てました。脱いだ服も、脱いだ順に床に点々と置き去りにされました。なぜかタオルだけは、使う場所が大抵洗面所で隣に洗濯機があるからか、部屋に放置することがあまりありませんでした。

床に落ちたものをあるべき場所に物を戻すようお願いしましたが、「俺は気にならない。気になる方がやればいい。実家では母親が全て片付けてくれていた」と言われます。タオルも実家にいた時から一日最低7枚使用し、母親がせっせと洗濯をしてくれていて、困ったことがないのだとか。

ゴミ箱や洗い物を入れる籠を部屋に増やすなどして、再度是正を求めましたが、「家事をしてほしいなんて言ってない」と言われましたので、実際私の仕事が忙しかったこともあり、毎日していた洗濯を2~3日に一度に変えました。

すると彼は洗い済みのタオルがなくなったと言って、終始不機嫌になりました。
私専用のタオルも使われてしまい、家には使用済みのタオルしかなくなってしまいました。

彼は家事をしなくていいと言いながら自分ではするつもりがなく、不機嫌になるばかりで洗濯をしようとしません。

※稼ぎが少ない方が家事をするべきという意見を聞くことがあるので、あえて記しますが、私の方が収入が高く、生活費の負担も多くしていました。

私は自分が使えるタオルがなくなって困りました。
仕方がないので、毎日洗濯をすることにしました。

他にも山ほど問題が噴出して、この人と結婚してはいけないと思うようになります。

話し合いを持ち掛けても、一切歩み寄られることもありませんでした。「俺のこと好きなんでしょ? それで解決」と言われて何も変わらない姿に失望して婚約を破棄しました。

私は彼の他に、一日に7枚以上タオルを使う人を知りません。

テレビで潔癖な男性タレントが、手を洗うたびにハンドタオルを変えていると話しているのを聞いたことがありますが、元婚約者は床にゴミや服や漫画などを置きっぱなしにする人でしたので、少々毛色が違うように思います。

一日に一人で7枚以上のタオルを使う方は、意外と多いのでしょうかね?

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卵をポリ袋に入れずに袋詰め!?夫婦になって知った生活習慣の違い

私と夫は、出会ってから結婚まで半年ほどのスピード婚でした。

一緒にいて楽でした。
生活習慣の違いも、あまり感じたことがありません。

もちろん、多少の違いはあります。

洗濯ものの干し方や、バスタオルを洗う頻度。
彼の部屋の布団が万年床になっていたり、空調設備がない家にも関わらず、窓を開けることもなければブラインドを開けることもない生活が不健康に感じました。

洗濯ものの干し方は、彼のやり方に合わせました。
私はこだわりがなかったからです。

彼は朝、出かける前に風呂に入る習慣がありました。
風呂に入らずに布団に入ることを嫌がる方がいるようですが、私も酔って帰宅してそのまま就寝。朝風呂に入り出勤する生活をしていましたので、抵抗がありませんでした。

部屋着と寝間着、外出着を分けるのが望ましいと言われることがありますが、私も夫も、部屋着と寝間着がほぼ同じです。

結婚と共に新たな部屋に移ったのを機に、朝、カーテンと窓を開けるようにして数年が経つと、夫もカーテンを開けるようになりました。

このように多くの生活習慣において大きな食い違いを感じることがなく生活していたのですが、一つ驚いたこととして印象に残っているのは、卵を買いに行った際に“ポリ袋に入れない”ことでした。

スーパーマーケットに買い物に行き、レジで支払いをした後にサッカー台で袋詰めをするときのことです。
私が卵を購入したときは、サッカー台に常備されているロール式のポリ袋に必ず入れています。

うっかりぶつけたり落とすなどして卵が割れて、白身が飛び出した経験が何度かあるからです。

しかし夫は卵をポリ袋に入れず、そのまま袋詰めをします。

夫が必ずポリ袋に入れるのは、牛乳パックです。
なぜかいつも牛乳をポリ袋に入れてから、袋詰めをするのです。

私には牛乳をポリ袋に入れる理由がわかりませんでした。

なぜ牛乳をポリ袋に入れるのかと聞くと、「母親が昔からそうしていたから」という返答が。
卵をポリ袋に入れない理由も、母親がそうしてたからだと言います。

ほほー!!
牛乳をポリ袋に!? なぜ? と思いましたが、きっと義母が牛乳を落としてパックが割れたり、結露による水滴を防ぎたいなど、色々とあるのでしょう。

卵は、不用意に割ったことがないのかもしれません。

台所は私が全般を管理していますので、夫には牛乳をポリ袋に入れてもいいが入れなくても問題がないこと。卵はうっかり割ってしまうことがあるので、必ずポリ袋に入れてほしいとお願いしました。

夫はたまに忘れて昔からの習慣のまま袋詰めをすることがありますが、大抵そのようにしてくれるようになりました。

この記事を書くにあたって、卵の運搬方法を調べました。

私は袋詰めをする際、卵が割れないように袋の上の方に載せていましたが、卵は上からの衝撃に強いため、ある程度重さが乗っても問題がないことから、上ではなく下の方に詰めた方が良いのだそうです。

上の方に載せると持ち運ぶ際に傾くなどして、横からの圧力がかかってしまい、割れやすくなるのだとか。

つまり私が卵を袋の上の方に載せていたために割れる事態に見舞われることになり、そのためポリ袋が必須となったという事です。(冷蔵庫に入れる際に落として割ることもあるので、やはりポリ袋は欲しいところですが)

義母はその点理解しており、割ることがなかったからポリ袋が不要だったのかもしれませんね。

知識が生活習慣に影響することもあるのだと感じました。

生活習慣の違いと、許容範囲

ひっきりなしに彼氏ができるのに、喧嘩ばかりして長続きしない知人女性Aがいます。

彼氏の一人であったある男性Bに話しを聞くと、「これが常識でしょ」と決めつけられて譲らず、疲れてしまい別れに繋がったと聞きました。

例)

麻婆豆腐にはみそ汁問題(男性Bの証言)

ある日、AとBは同棲している部屋で、一緒に麻婆豆腐を作りました。
Bは手早く卵スープも作りました。予定にはなかったのですが、麻婆豆腐は中華料理なので、卵スープが合うのではと思ってのことでした。

するとAは怒り、「麻婆豆腐にはみそ汁を合わせるのが普通でしょ!」と激しく責めたてました。納得がいかなかったBは「中華料理屋では卵スープがセットになっていることが多いじゃないか」と主張しました。Bは、そもそもみそ汁も作る予定がなかったのに、気遣いのつもりで作ったものに激怒される理由が分かりませんでした。

Aは「私の実家ではみそ汁だった。私の実家を否定するなんて最低」と言って怒りが収まりません。

Bさんは「みそ汁を飲みたいと言われたらそうしていた。今度からはみそ汁を作るから」と譲歩したのですが「私は卵スープは飲まない。Bが一人で飲めばいい」と言われてしまいます。

Aは「Bが私を否定する」と周囲に愚痴を漏らしました。歴代の彼氏が仲間内に数人いたため、Aの愚痴は彼らの耳にも入りました。

後に“元彼氏たち”は「Aはこだわりが強い。実家が正しいと信じて譲らないから、付き合い続けるのは難しい」とポツリポツリと語りました。

Bは「今度からみそ汁にしよう。だから今日は一緒に卵スープを飲もう」という妥協も受け入れられないのが辛いと、落ち込みながら話しました。

Aは、食事の作り方、食事の組み合わせ、朝食はこうするべき、外出時はこうするべき、洗濯物の干し方はこうしなければいけないといった決めごとが多く、利に適っていないことであっても譲歩することはなかったようです。
Bの出かける先や連絡の仕方についてもこだわりがあり、Bは次第に疲れていきました。

さらにBがAに貸していた数十万の借金も、返済されませんでした。
さらに貸してほしいと頼まれた際に返済を求めたところ、「男なのに細かいことを言う」と責められて耐えられなくなり、別れに到りました。

元彼氏たちも、少額だったり100万単位だったりと様々ですが、返済されないまま別れに到っていたことが後にわかります。「返済されないと周囲に漏らすと、男らしくないと思われそうで嫌だった」とそれぞれが口を噤んだために、何も知らない仲間内の男性がAと付き合うことになり、新たな被害者を生むという流れを作っていました。

その後この仲間内にAが現れることがなくなりました。

金の貸し借りは別れを決意する決定打となりましたが、余談です。
度重なる生活習慣の違いと譲り合えない姿勢が、二人の仲に大きなしこりを生み出していました。

常識のすり合わせ

同棲経験や結婚生活を通じて体感したのは“常識だと思っていたこと”を突き通すか“新たな常識を知って譲歩するか”が、同棲生活や結婚生活に大きく影響するという事です。

私の母もこだわりが強い人でした。
生活の色々な場面で、こうあるべき! と主張する癖があります。決して譲らず、叶わないと分かると泣いて喚く人でした。

父と母は喧嘩を繰り返し、私は母のストレス発散の矛先となりました。
辛くて家に居たくなくて、進学と共に家を出ました。

私は同棲生活や結婚生活で譲歩することを忘れず、家庭内調和を第一にやっているつもりでした。

しかし夫と結婚をして5年が経つ頃、夫が私を蔑ろにするようになります。

夫の裏切りが発覚して離婚問題になって気づいたのは、私自身が「いい妻、いい母はこうするものだ」という先入観にとらわれているということでした。自分にだけでなく、夫にも理想を求めていたのだと思います。

先入観と理想への固執は、「こだわり」を生みます。

「生活習慣」には効率や必然がある場合と、「こだわり」が関係する場合があります。

これらの「こだわり」は自分にもパートナーにも、ストレスを生むのだと知りました。

パートナーと意見が対立したときは、一旦立ち止まって「何のために、どうしてそのこだわりを突き通す必要があるのか」を考える必要があるでしょう。

「こだわり」の根底には、育ってきた環境と経験からくる承認欲求が影響していることがあるので、見直すには心の痛みが伴う場合があります。

円滑な人付き合いは、つくづく「自分を省みること」から始まりますね。
カップルでも夫婦でも親子でも友人でも。

円滑にしたいあまり、相手に合わせすぎていても自分らしくいられないのが、難しいところです。(持論ではモラハラ加害者を生む構図です)
互いの話を聞いてすり合わせ、譲り合うことを忘れずにいたいですね。

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