【三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XT】400Lから700Lの冷蔵庫に換えて、生活が変わった話。

三菱の大型冷蔵庫MR-WXD70G-XTを購入しました。
700Lの大型冷蔵庫です。

420Lの冷蔵庫から700Lに買い換えた感想をお知らせします。

三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XTの高級感がすごい

わが家が購入した、三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XTがこちらです。

設置した様子がこちら。

木目が印象的な食器棚を気に入って使用しているのですが、冷蔵庫とよく合っています。
指紋が目立ちにくく、光の反射もしにくい仕上げとなっていて、高級感があります。

それはそうですよね。
このモデルが発売された当初の価格は49万円でした。

この価格では買っていません。
買えません! 笑

設置費と古い冷蔵庫のリサイクル料金、消費税まで含めて、¥233000で購入しました。(2022年7月現在)
700Lでこの価格は安い!!

冷蔵庫を買い換えるタイミング

以前使用していたのは、以下の写真にあるシャープ製の420L冷蔵庫でした。

自動製氷機能が壊れてしまい、酒好きで焼酎炭酸割を愛飲の私と夫はショックを受けました。
夏場なので3人の子どもたちが水筒などに氷を多用することもあり、とても困ります。

取り急ぎ単体の製氷機を購入することも検討しましたが、冷蔵庫は2002年製で製造から20年経っていましたので、次期に保冷機能も故障すると考えて買い替えを検討することにしました。

子どもが3人いる5人家族のわが家には容量が小さく、不便に感じていましたので、次は大きい冷蔵庫が欲しいと思いました。

冷蔵庫・価格で選ぶか、容量で選ぶか、デザインか

4人家族に適した冷蔵庫の容量は、500Lだと言われています。

これはあくまで目安であって、買いだめをするか、日常的に買い物に行くのかや、冷凍機能をどれだけ使うかによっても変わります。

わが家は5人家族のため、冷蔵庫の容量の目安は500~600Lです。
420Lの冷蔵庫を手狭に感じるのは当然だったかもしれません。

消費期限が近いパンなどは個別に買い足すことがありますが、野菜や肉といった主要な食品の買い出しは一週間から10日に一度です。頻繁に買い出しに行くと余計な物を買ってしまうので、極力買い出しの回数を減らしています。

買い出し直後は冷蔵庫が満杯になりました。
困るのは家族の誕生日のお祝いや正月などです。たくさん作った料理やケーキを収納するスペースがありません。

気密性が高い住宅のため、冬場でも冷蔵庫に入れておかないと悪くなってしまったり、飼い猫にいたずらをされてしまうことがありました。

とくに冷凍庫は、子どもの体調不良で急に必要になるアイスノンや、少しずつ使いたい冷凍食品が幅を取っていて、いつも満杯でした。

500L以上の冷蔵庫が欲しい! 常々思っていました。

当初は、AQUAの512L冷蔵庫を検討しました。

デザインがすっきりとして格好良いと、SNSで話題となっています。

価格.comで見てみると、2022年6月末時点で最安18万円(新品・リサイクル料別)で出ていました。(新機種が出る前の型落ち品)
安いし格好良いので惹かれましたが、野菜室が小さいことと縦割りの配置が気になりました。

故障した冷蔵庫は、野菜室と冷凍庫が縦割りになっている冷蔵庫でした。
今流行しつつある、縦割り冷蔵庫を先駆けた形です。

縦割り冷蔵庫のデメリットを日々感じていましたので、躊躇いました。
冷蔵庫は毎日使うものなので、いくらデザインがよくても不便があると、ストレスになるんですよね。

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そうこうしているうちに型落ち品が売り切れて、新機種が23万円程度で販売されるようになりました。

使い勝手に不安があることに加えて日本製の冷蔵庫と同価格帯になったこともあり、決め手を失いました。

500L台の冷蔵庫でも、新しいものは30万を超えました。
最新のものでなくても、20万を超えるものが殆どです。

20万を切るのは保証が短い展示品だったり、最低限ついていてほしい自動製氷機能がついていなかったりと、少々不便な機種になってしまいます。

うーん、どれもこれも決め手に欠ける……。

貧乏育ちの私は、余程デザインが気に入ったものか、得を感じないと踏み切れません。

そんな時にインターネットで見つけたのが、三菱の700Lの冷蔵庫でした。

700Lの家庭用大型冷蔵庫が流行らない理由

三菱の700L冷蔵庫に惹かれた理由は“容量が大きいのに安い”に尽きます。

前述したとおり、最終的に諸費用込みで¥233000(税込)で購入しました。

発売当初は49万円だったというのですから、超お得品です。
ヤッター!!

家庭用の大型冷蔵庫と言えば、600L程度の容量を想像される方が多いのではないでしょうか。

家電量販店の売り場には、600Lまでの冷蔵庫しか置いていないケースが多々あります。
私もネットで見るまで“家庭用冷蔵庫に700Lサイズがある”ことさえ知りませんでした。

なぜこれだけの大容量で安いのかが気になり、近所の電気屋をいくつか回って聞いてみました。

売り場に700Lの冷蔵庫が展示されない理由は、マンションなど冷蔵庫の設置スペースに限りがある場合にサイズが合わなかったり、設置スペースはあっても間取りの問題で搬入経路が確保できないことが多い、二階リビングの家では外からクレーンを使って搬入することになり、費用がかかりすぎるために候補から外れることが多いから、だそうです。

つまり売れ筋ではないからなのですね。

そのため700Lを超える冷蔵庫は製造しているメーカーも少なく、三菱と日立のみとなっています。

売れ筋から外れたサイズに加えて型落ち品となると、値下がりしやすいのだとか。

700L以上の大型の冷蔵庫はハイエンドモデルとして作られており、省エネ性能もその他の機能も高い。
搬入に問題がないのであれば、底値の今購入するのが一番得であると勧められました。

700L大型冷蔵庫の搬入経路と人件費

電気屋で700L冷蔵庫について話しを聞こうとすると、まず「置き場があるのか」「家はマンションか一戸建てか」「玄関までの経路」「家の内部の寸法」を聞かれます。

購入した三菱の700L冷蔵庫MR-WXD70G-XTのサイズは、W80×H182×D74.8cmです。
重さは139kgあります。

私は電気屋に行って詳細を聞く際、自宅周辺の環境がわかるGoogleのストリートビューのスクリーンショット、玄関までの階段の段数がわかる写真、玄関を開けた時の有効寸法等を自宅写真に書き込んだものを用意していました。

わが家の一番の難所は、キッチンカウンター横の通路です。ここを通らないと冷蔵庫置き場に行けません。
壁にはインターフォンやガスの操作盤がついています。

操作盤の厚みを差し引いた寸法を記しました。

実際に使用した写真

横向きで通路を通した後、旋回するためのスペースがあるかも重要です。

実際に使用した写真

冷蔵庫の寸法+2cmほどの余裕があれば、何とか入ることが多いようです。

どこの店舗でも、「置き場に問題はないようですね」と言われましたが、700L冷蔵庫の購入手続き後に再度、搬入の見積もり(無料)が必須と説明されました。

これは電気屋の常識のようなものだそうで、店舗で購入しても、オンラインショップで購入してもかわらないのだとか。

客が寸法を測って見せても、間違っている場合があるという事なのでしょう。

冷蔵庫の搬入当日に入らなかったので返品となってしまっては人件費や運搬費に無駄が出ますから、仕方ないのかもしれませんね。

また冷蔵庫は通常2名で搬入をしますが、700L以上の場合は状況によって、人数を2名から3、或いは4名に増やすことがあります。電気屋によって人件費は多少異なりますが、¥3000/人程度であることが多いようです。

クレーン等が必要になる場合は、別途かかります。

これらを見積もり時に提示されます。

つまり購入までの流れは以下のようになります。

①店舗またはオンラインショップで700L冷蔵庫購入確定・決済処理
②後日見積もり担当者が来宅・追加費用の有無確定
③冷蔵庫搬入
④追加費用がある場合、搬入終了後に支払い

冷蔵庫の購入を決めてからしか見積もりができないのが少々難点ですが、簡単にキャンセルされては見積もりのための人件費が無駄になりますから、これも仕方ないですね。

700L大型冷蔵庫の搬入の様子

購入をしてから数日後、搬入担当者が見積もりに訪れました。

結果、追加費用は0円でした。
バンザーイ!!

139kgを二人で搬入するなんて、凄いですよね。
天然のマッチョです。素晴らしい。

玄関から入れることもできましたが、細かな旋回を避けるために、庭から掃き出し窓を使って搬入したいと言われます。
当日は掃き出し窓付近にあるソファーやテーブルが邪魔にならないよう、一時的に配置を変えてスタンバイしました。

前日に伝えられた搬入予定時間の少し前に、冷蔵庫にあるものを全て出しました。
家猫たちが家の外に脱走しないよう、安全な場所に避難させておきます。

コンセントは搬出時に担当者が抜くと言われていたので、差したままにしました。
冷凍庫の霜が溶けて、搬出時に水が垂れないようにするためだとか。

搬入開始。

まずは古い冷蔵庫を搬出してもらいました。
壁には熱による焼け跡、床には埃などの汚れがありましたので、作業の方が搬出している間に掃除機と濡れ布巾で掃除をしました。

新しい冷蔵庫が庭からやって来ました。

庭から搬入の様子

暑い中、黙々と作業をしてくれている方達の手前申し訳なくて、搬入写真はこれしか撮っていません。

一番の難所であったキッチンカウンター脇の通路も難なく通過。
さすがプロ。鮮やかでした。

設置が完了しました。

コンセントをすぐに差し、稼働が確認されたら作業は終了です。
作業の方がわが家に来てから設置完了まで、40分程度でした。

冷蔵庫がある程度冷えるまで、3時間程度は何も入れずに待つよう説明し、去って行かれました。

700L冷蔵庫に換えて、生活が変わった話。

420Lから700L冷蔵庫に換えた感想は、一言で表すと「素晴らしい」です。

夫は家族で冷蔵庫を前に記念写真を撮りたいとまで言っていました。笑
5人家族のわが家で700L冷蔵庫を購入するのは、一生で一回だろうからという理由でした。

子どもが育ち盛りの時期しか、こんなに大きな冷蔵庫が必要になることはないですもんね。

700L冷蔵庫になって最初に感じたのは、「家族間における、冷凍庫紛争が起きない」ことでした。

これまでいつも満杯だった冷凍庫に余裕が持てたことで、夫が前触れなく購入してきた冷凍食品の収納に困ることがなくなりました。コストコに行って、大袋の餃子と水餃子を購入しても、余裕で入ります。

素晴らしい!
なんて素晴らしいんだ!!

三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XT冷蔵室

MR-WXD70G-XTの内部写真がこちらです。

冷蔵庫上部は冷蔵室です。

容量は378L。
温度設定は0℃~6℃。

扉の棚は可動式です。
内部の棚は上二段が可動、或いは外すことができます。

棚を一枚外せば、大玉のスイカも丸々入ります。

冷蔵室の下部にある引き出しの上段は、0℃に保たれるワイドチルド。
チーズやバター、ハムなどを入れるのに適しています。

横に広く奥行きもあるのでたっぷり入ります。

ワイドチルド

ワイドチルドの下段には、青みがかったスーパークーリングと書かれた引き出しがあります。
高さがあまりありませんが、スーパーマーケットでよくある肉などをトレーごと入れられます。

-3℃~0℃に保つことができ、肉や魚などを凍らせずに保存できます。

スーパークーリング

スーパークーリングの左に、製氷機の水タンクがあります。
たっぷり入りますが、水がなくなっていても出してみないと気が付けないのが残念なところ。

氷をたくさん使う方は、こまめなチェックが必要です。

冷蔵庫をアプリで同期させておくと、給水タンクが空であることをアプリの通知で教えてくれます。※詳しくは後述します。

製氷水タンク

卵ケースがついています。
ドアポケットにも内部にも置くことができます。

卵ケース

三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XT製氷室

冷蔵室の左下に、製氷用の引き出しがあります。

容量は25L。

水タンクから氷を作る経路の部品を取り外し、しっかり洗うことができるようになっています。
カビが生えるなどして汚れることがありますから、外せるのはありがたいですね。

三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XT瞬間冷凍室

製氷室の右扉が瞬間冷凍室です。

容量は45L。
温度設定は-18℃~-5℃。

アルミトレイがついていて、ここで冷凍した肉は解凍しなくても包丁で切ることができます。(要設定)
魚の切り身は通常一個ずつ個別に冷凍しないとくっついてしまいますが、ここで冷凍したものは剥がせます。

三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XT冷凍室

製氷室と瞬間冷凍室の下が冷凍室です。

容量は118L。
温度設定は-22℃~-16℃。

上部に引き出し式の透明なトレーがついています。

十分な広さがあります。
小さい冷凍品がある場合は、仕分けできるケースを入れた方が雪崩が起きにくくなり、使いやすいと思われます。

三菱冷蔵庫MR-WXD70G-XT野菜室

一番下の引き出しが野菜室です。

容量は134L。
温度設定は3℃~9℃です。

冷凍室と同様に、上部に引き出し式の透明なトレーがついています。
下段には、手前1/3の位置に固定された透明な仕切りがついています。

長芋やゴボウなど、長い物を手前に入れるのでしょうかね?

420Lから700Lに換えたら、こんなに余裕ができた! リアル報告

実際にどれだけ余裕ができたかを、わが家の恥をさらす形で見ていただきましょう。

420L冷蔵庫時代の、冷蔵庫内部の様子です。

冷蔵庫を入れ替える当日のリアル。
汚いけれど許してください。

420L冷蔵庫冷蔵室

冷蔵室はまあまあな埋まり具合です。

野菜室は長尺の物を入れる部分が少なくて、不便でした。
この時は8割程度の埋まり具合。

420L冷蔵庫野菜室
420L冷蔵庫野菜室②

こちらは冷凍室。

420L冷蔵庫冷凍室

冷凍室は大概満杯状態でした。

420L冷蔵庫冷凍室①
420L冷蔵庫冷凍室②

ぎゅうぎゅう状態。

これを700L冷蔵庫に詰め替えたらどうなるか??

その結果がこちらです。

冷蔵室。

冷凍室。

冷凍室上部のトレー部分。
雑に入れた状態ですので、美しくありません。ご容赦ください。

野菜室。

野菜室上部のトレー部分。

冷蔵室の下段のスーパークーリングと、瞬間冷凍室の引き出しは空のままです。

雑然とし過ぎて伝わらない気がしますが、余裕あり過ぎてスッカスカです!

超余裕! 素晴らしい!
700Lの余裕、素晴らしい!!!

冷凍室は雪崩が起こりそうだったので、100円均一のプラスチックケースで仕分けられるようにしました。

現在の冷凍室の状態が以下の写真です。
大袋ばかり入っています。

これまでコストコの大袋を買うと、それだけで冷凍庫がぎゅうぎゅう詰めになりましたが、まだまだ余裕があります。

上部の透明な引き出しには何も入れていません。
すっからかん状態です。

冷蔵庫を買い換えた後に購入した肉や魚類は、瞬間冷凍室に入れています。

引き出しが埋まっているように見えるかもしれませんが、かなり余裕があります。

控えめに言っても、700L冷蔵庫は素晴らしい!!

年間消費電力量も310kWh/年ですので、高機能にしてはまずまずと言ったところです。
冷蔵庫とアプリを同期する機能がついていますが、製氷用の水がなくなっていても教えてくれるわけではないので、使うことはなさそうです。

👆ごめんなさい。私の大いなる勘違いでした。

スマホに専用アプリを落とし、冷蔵庫を同期させておくと給水タンクが空になったことや氷が満杯にできていることを教えてくれます!

アプリのポップアップ通知をろくに見ていませんでした💦実際の通知がこちら。

こういった機能を無くして、消費電力や本体価格を抑えてくれると尚良いですね。

しかし総じて、大満足です。
大きい冷蔵庫最高!!

冷蔵庫の選択の色々

私の周囲の子育て家庭では、500L台の冷蔵庫を使用し、足りない場合には小型の冷蔵庫や冷凍庫を別に購入する方が増えています。

「冷凍庫が足りない」と感じている方が多いようです。
600Lや700Lの大型冷蔵庫が欲しいけど、置き場や搬入経路の問題もさることながら、「本体が高い」という意見が多く聞かれました。

しかしわが家のように、大型の冷蔵庫が安価で手に入ることもあります。

興味のある方は、こまめに調べてみることをお勧めします。

家電を買うなら決算期がお得! と思っていましたが、意外とそうとも限らないと、電気屋で教えてもらいました。
実店舗に行かれる場合は、土日の方が値引きがしやすいそうですよ。

良い冷蔵庫ライフを。

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