性をタブー視しなくなると、夫婦仲が深まる!?セックスレスと夫婦カウンセリングの映画「31年目の夫婦げんか」あらすじと、実例

セックスレスに悩む夫婦は少なくありません。

2020年に行われたジェクスのジャパン・セックス・サーベイによるアンケート調査によると、4割から5割の夫婦がセックスレスだと答えています。

妻が断ることでセックスレスになるケースもあれば、夫が断る側となるケースもあります。
セックスがない生活に満足している夫婦もいれば、どちらかが不満を持っているケースもあります。

女性が断る理由は、産後の身体の痛みや疲れから行為そのものに恐怖を感じたり、ホルモンの変化で抵抗を感じること。
さらには家事育児等で心身ともに追い詰められているにも関わらず、夫のサポートが十分でない場合に性行為を求められると「私にこれ以上の負担を強いるのか。自分の欲ばかり満たそうとしている」と感じられ、夫の愛情を感じなくなることで断る例があります。

自分を愛していない男性を受け入れるのは、産後に関わらず苦痛です。
それなのに受け入れを強要されると、情さえも失うことになり、仮面夫婦に変化していくことになるのです。

私が女性だからでしょうか。
夫が断ってレスになる理由がわかりませんでした。身近に夫が断ることでレスになった夫婦がいますが、夫は深く理由を話しません。

夫発のレスは少なくないにも関わらず、男性の特性なのか周囲に語る例が少ないため、女性からは原因が分からず、悩む例が多く聞かれます。

セックスレスを解消しようとセクシーな下着をつけたり、非日常を味わおうとしたところ、夫に引かれてしまいさらに落ち込んだという話しもあります。

偶然「31年目の夫婦げんか」という映画を観ました。

それは子育て中から別室で眠るようになった夫婦がそのままセックスレスとなり、子どもが巣立った後に夫の関心が自分にないと再確認して思い詰めた妻が、様々な行動を起こすという内容です。

妻の寂しさは限界に来ており、いっそのこと夫婦を終わらせた方が楽だと考えるようになります。

一方夫は事態を中々理解しません。半ば強引に連れられて夫婦カウンセリングを受けますが、反発ばかりしていました。
しかし妻に離婚の意思があることが分かると、やっと行動を起こすのです。

妻の話しを散々聞き流してきた夫が、妻に三下り半を突きつけられてやっと事態を理解し、焦るケースが少なくありません。

かつて私と夫が離婚危機に陥った時もそうでしたし、後述する、妻に追い出されたり、離婚されてしまった男性達もそうでした。

ではどうしたら夫婦のコミュニケーションが上手くとれるのでしょうか。

映画では、性について夫婦で深く話すよう求められていました。

それはセックスをしたいか、そうでないかを話すのではありません。
どんなセックスが記憶に残っているか、何をしてみたいかを、「これを言ったら嫌われてしまうかも」という恐怖を取っ払って、裸の心で話すことが大切だと示されていました。

それは私と夫が夫婦再構築に臨むときに、偶然行っていたことでした。
私と夫は性について深く話すことで、明らかに仲が深まったことを感じたのです。

これらについて、記します。

「31年目の夫婦げんか」あらすじ

子どもたちが巣立ち、二人の生活を送るようになったある夫婦の話。

まだ子どもたちが一緒に暮らしていた頃、夫が腰を悪くしたのをきっかけに夫婦の寝室を別にしていた。
腰が治っても、夫は寝室に戻ることはなく、別室で眠る生活を続ける。

子どもたちがいない家での二人の生活は、夫婦ではなくただの同居人だった。

妻は夫のための食事を出すが、夫は妻の顔をろくに見ない。
夫が自分を見ていないと感じた妻は、寂しさでいっぱいだった。

ある晩、妻は夫の寝室に入り一緒に寝たいというが、夫は「体調が悪い」といって断る。
夫が性生活やそれについて話すことを避けているのは明らかだった。

妻は夫の反発を予想して、一週間カップルカウンセリングに通うための旅行を、無断で申し込む。
夫は行かないと突っぱねたが、妻が一人荷造りをして家を出ると、夫もしぶしぶついてきた。

旅行先でも夫は相変わらず、二人の時間を楽しもうとしない。
外食費にも文句を言い、妻は悲しむ。

二人は夫婦カウンセリングの門を叩くが、夫はカウンセラーの医師をはなから信用しなかった。

医師は二人の会話の様子から、身体的接触をするよう求めた。
最初の課題(宿題)は、まず抱き合って一緒に眠ること。

夫が課題に難色を示たことで、妻は悲しみ、カウンセリングルームを出て行ってしまう。

自暴自棄になった妻は一人でバーに入り、店員に愚痴を言う。
性の話に消極的な妻に対して、店員はあけっぴろげ。他の客に「セックスレスの人」と呼びかけて何人もの手が上がる。

妻は陽気になって、宿泊している部屋に戻った。

一方おいて行かれた夫は、一人で宿泊している部屋にいた。

妻の帰りを待ち、医師からの課題をやるのかどうかを、妻に訊ねる。

妻の希望で同じベッドに入るが、夫は妻の手を咄嗟に拒否をしてしまう。
微妙な空気が流れるが、夫の手が妻の腰に回り、添い寝をして朝を迎えた。

翌日のカウンセリングでは、二人とも上機嫌だった。

悪くない傾向に思えたが、医師は次のステップとして、性生活を事細かに聞きだす。

最後の性生活はいつか。夫との性生活に満足していたか。オーガニズムに達していたか。どんな体位が好きか。オナニーはしているか。やりたいけれどできなかったプレイは何か等々、かなり赤裸々な質問だった。

夫は抵抗を示すが、妻は夫婦関係を修復したいと思い、答えを絞り出す。

次の課題(宿題)は、互いを愛撫することだった。

愛撫をどう始めたらいいのかわからない二人は、夜、ぎこちなくベッドに腰掛けた。
まずは妻が夫の愛撫をすることにしたが、服の上から触る妻の手はやはりぎこちない。しかしどこか積極的だった。

しかし夫は抵抗を示し、一方的に終わらせて寝室を出てしまう。
その夜、二人は別室で眠りについた。

翌日、医師から課題に挑戦したかを聞かれた二人。
医師は夫に、「関係が壊れるのが怖いのか」と聞き、夫は怖いわけがないと否定する。

ではなぜ愛撫を辞めさせたのかと訊ねると、夫は怒ってカウンセリングの部屋から出て行ってしまった。

カウンセリングの日程はまだ残っているが、夫が逃げだしたことで続行が困難だと判断した医師は、妻に返金すると告げた。
妻から返金の話しを聞いた夫は喜び、医師に対する文句を言い続けた。

妻はまだ旅行の日程が残っているにもかかわらず、夫の文句を聞きながら荷物をまとめる。
夫は妻に「どうしてここ(旅行先)に来たのか」と聞く。妻は「(生活に)楽しみがない。でもまだ(夫婦生活を)諦めたくなかった」と泣きながら告げた。

翌日夫はカウンセリングルームの椅子に座ったが、医師に酷く怒りをぶつけた。

何に怒りを感じているのかを、医師と妻から聞かれる。

夫婦は日々の生活で感じていた、互いの不満を吐き出していく。
妻は「あなたはセックスがしたいだけで、私を求めていなかった」と話す。

夫は、セックス自体をしたい思いがあったが、妻のことも求めていたと告げる。
妻は、セックスではなく愛が欲しかったと告げる。

煮詰まった二人に医師が、二人がした最高のセックスの話をするよう求める。

二人は驚くが、夫が印象に残っているセックスの記憶を話すと、妻もその時のことを覚えていた。
幸せそうな妻が美しく感じられ、そんな妻を求めていたと夫が語る。

医師が、今は妻が欲しくないのかと訊ねると、長いこと関係をもっていないからどうしていいかわからないと話す。

妻は私が年を取ったからだ、太ったからだと漏らす。
夫は、妻は今でも綺麗だと思っているが、そういう目で見なくなったのだという。

医師は「絆が失われると、求め方が分からなくなるものだ」と告げた。

次の課題(宿題)は、殻を破る覚悟を持って挑むこと、だった。

二人は人気の少ない映画館に入る。妻は夫の前にひざまずき、愛撫する。
それは夫が密かに望んでいたことだったが、妻が長年苦手とし、拒否していたことでもあった。

妻は懸命に挑むが、慣れておらず夫が痛がる。
妻は上手くできないことに悲しみ、映画館を出てしまう。

自責の念に駆られる妻を、夫は不器用ながら慰めるが、伝わらない。

翌日、二人はそれぞれ、医師に「できない」理由を述べる。

医師は性行為そのものではなく、愛する人と互いに喜ばせ合うことが必要であり、プライドを捨てて捨て身で挑めるかが大事だと説く。

一人になりたいかという問いに夫は「まさか」と答えるが、妻は「夫が全てだが、心が通わないまま同居しているくらいなら、いっそ一人でいる方が寂しくない」と辛い思いを吐き出した。

医師は妻にセックスについての書籍を勧める。

医師は妻のいない場で夫に、このままなら夫婦が終わってしまう可能性があることを告げ、もう手は尽くしたのかと、問いかける。

慌てた夫は、妻が行きたがっていたレストランに出向き、店員に無理を言って予約を取る。

妻はレストランでの食事をとても喜び、結婚当初の甘い記憶を嬉しそうに話す。
夫婦は思い出や、カウンセラーの医師の話で盛り上がる。

レストランの上のホテルに部屋を取ったと告げる夫に、妻は感激する。

医師から勧められた本に触発された妻は、映画館で失敗した愛撫を夫にしようとする。

音楽をかけて甘いムードを作った二人は行為に及ぼうとするが、「私の顔を見て」と妻がいったのをきっかけに夫が意欲を失い、達成できずに終わる。

私を愛していないのだと妻は悲しんだが、医師は、失敗ではない。最高の結婚にも荒む時期がある。諦めたくなっても持ちこたえるようにと求めた。夫婦でいるべきでない夫婦もいるが、二人はそうではないと告げる。

二人は旅行を終えて帰宅する。

決して良い状態とは言えない二人は、以前と変わらず別室で眠りについた。

会話をしようとする夫に対し、妻は言葉が少ない。
元に戻っただけだという夫に対し、妻は元に戻れるかわからないと漏らした。

妻は成り行きから、同僚の家に外泊することになる。
スーツケースに子どもの写真までもを詰めて、荷造りをしていた。

夫は妻の部屋のドアの前で立ち止まる。
中では妻が一人で泣いていたが、夫は開けることなく自室に戻った。

暫くして意を決した夫が、妻の部屋を訪ねる。
妻は既に泣き止んでいた。

夫は妻にキスをしてベッドで抱き合い、行為に到る。

翌朝、鼻歌を歌って朝食を用意する妻。

夫は妻に熱いキスをして出勤する。

問題視する妻と、問題を見てみぬフリをする夫の実例

ジェクスのジャパン・セックス・サーベイのアンケート調査結果では、セックスの目的について、男性は「性的快楽のため」が69.8%でトップ。女性は「愛情を表現するため」が56.1%でトップでした。

アンケート結果には深く頷きます。「31年目の夫婦げんか」でもこれがそのまま表れていましたし、私の実体験や周囲の話を聞いていても同様に感じられました。

国が違っても年齢が違っても、女性はセックスに愛情を求めることが多く、愛情が感じられない相手とは行為をしたいと思わないのでしょう。

映画のテーマはセックスレスですが、妻が求めていたのは「私に興味を持って」「愛して」でした。
一方夫は、妻を愛しているが、それを表そうとはせず、プライドから失敗を恐れて現状維持を望んでいました。

セックスレスは日本でも度々テーマとして取り上げられるほど、身近な話です。

私のママ友からもレスの話しをよく聞きます。

妻が拒否するセックスレスは、主に妊娠や出産がきっかけとなり、心身ともに余裕をなくした妻と、妻をサポートすることなくこれまで通りの行為を望む夫との精神的すれ違いから、起きているケースが多くありました。

大抵妻は「会陰切開の痕が痛むから」「夜泣きの対応で疲れているから」といった理由で断るので、夫は身体的な理由だと思いがちですが、実際は夫のサポートが足りておらず、妻が精神的余裕をなくしているにも関わらず、それでもサポートしようとしない夫の愛情を感じられず、身を許すことができなくなっているケースが大半ではないでしょうか。

夫が拒否する場合のセックスレスは、出産時に壮絶な様子を見て妻の印象が変わってしまったと語っていた方と、風俗で欲望を満たしている方、不倫相手との恋愛ごっこに夢中で妻とレスになった方から話しを聞いたことがあります。

不貞がなくても、レスになることは珍しくないようです。
私が直接話を聞いたわけではないので又聞きとなりますが、私の夫の同僚(30代男性)は「妻を愛している。他の女性と関係をもちたいと思わないし実際不貞もないが、セックスをしたいと思わない」という方がいます。

妻も子どももいて、子づくりのためのセックスはするけれども、それ以外はする必要がないのだそうです。それ以上の深い感情は聞けませんでした。
その他、産後妻に相次いで拒否をされたことでセックスをしない生活に慣れて、意欲を失ったという方もいました。

色々な方がいるものですね。

私は一時期、ある男性から相談を受けていました。
彼が酷い不倫をしていたのが妻にバレて、一年半もの間妻の怒りが収まらず困っているというものでした。

彼は妻にバレた後も、自分の壁を守り続けていました。

妻が夫の態度に失望し、愛想を尽くしたことで夫はやっと焦りますが、小手先の努力のみで自分を守り続けました。

彼が家を追い出されたところで話しを聞かなくなったので、その後どうなっているのかはわからないのですが、私が知る限り彼は「手は尽くしたのか」の問いに「いえ、全く」としか答えられない人でした。

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また、不倫や不貞がなくても夫婦が終わることがあります。

ある妻は、夫の愛情表現を求めていました。
しかし彼は、妻の言葉を受け流し続けました。

自分なりの愛情表現をしているつもりでしたが、それは妻が求めていたことではありませんでしたので、伝わりませんでした。

妻が離婚の意思を固めきった時に、やっと夫は危機感を持ちました。離婚を思いとどまらせようとしましたが、覚悟を決めた妻が止まることはありませんでした。

そして夫は、離婚を受け入れた時にやっと「妻が好き」という素直な気持ちを口にできたといいます。

彼は離婚後、後悔をブログに綴りました。

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そしてその先にあるものは、別れや仮面夫婦なのかもしれません。

夫婦が性をタブー視しなくなると、仲が深まる

私はセックスレスになったことがありません。
しかし夫に蔑ろにされたように感じ、苦しい時期がありました。

何を言っても、夫に響きませんでした。寂しさが募りきったころ、夫婦の離婚の危機がありました。

きっかけは夫の不貞でした。
湧き上がる恐ろしいほどの怒りに任せて、私は大暴れをしました。

別記事に書いていますので、興味がある方は読んでみてください。

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結婚して子どもが産まれ、怒涛の変化の日々を送ってきました。
その間に、言いたいことを飲み込むことが多々ありました。

それは愛情がある故の、嫌われたくないという消極的な思いや、家庭内に不穏な空気が流れることで、これ以上疲れたくないという気持ちもありました。

その先の夫の不貞でした。

怒りや悲しみ、憎しみといった感情の波で荒れ狂いながらも、どうせ終わるなら恥も外聞もなく、心の底で思っていることを伝えるべきだと痛感しました。

夫の不貞によって「裏切られた」「ムカつく」「離婚してやる」という攻撃性のある感情が表立っていましたが、「夫が大好きだった」「夫を大切にしていた分、大切にしてほしかった」「そばに居たかったけど、もう耐えられない」という、攻撃性を全て排除した嘆きや愛情が根底にありました。

それらを夫に滾々と話しました。

愛情を伝えるのは負けを認めるようでもありましたが、私は夫婦を終わらせるつもりでしたので、吐き出せるものはすべて吐き出しました。やりきらないと、別れた後も後悔が残るかもしれないと思ったのです。

(伝えはしましたが、別れる気は満々でしたので、夫に何かしらの期待はありませんでした)

夫の不貞発覚前であれば、夫は私の話しを聞き流していたでしょう。しかし夫の裏切りに腹を立てて即離婚を決めた私を引き留めるためには、夫は向き合うほかありませんでした。

「31年目の夫婦げんか」で医師が性について深く話すよう求めたり、「プライドを捨てて捨て身で挑めるかが大事」といったことが、これに通じていると感じました。

当時の夫には、映画の夫と同じように、気持ちを吐露するために越えなければならない壁がありました。

その壁を超えるのは、捨て身の覚悟が要ります。本心を吐露して否定されたら、大きな心の傷となるからです。でも越えなければ夫婦が終わります。

映画の中で医師が夫に告げた「もう手は尽くしたのか」という問いが、その壁を越えられないのか? という問いなのです。

私の夫は、私が壁を越えて問いかけたこと、夫自身に不貞をしたという罪悪感があったことで壁を乗り越えることができました。越えなければ離婚しかないと分かっていたことも、影響したでしょう。

或いは、私が「弱い部分をさらけ出せる人の方が格好いい。私もあなたも完ぺきではない。補い合えると思ったから結婚したんだ」といったのが響いたのかもしれません。

当時夫は「妻にかっこう悪いところを見せたくなかった。嫌われたくなかった」と言っていました。

その結果、夫は職場でのストレスを上手く吐き出せずにギャンブル中毒に陥り、風俗などの性のはけ口に繋がって、私に離婚を突きつけられるに至りました。

私が吐き出した言葉を夫が受け入れて態度を改めたことで、私も夫の言葉を聞くよう努めました。
どこか冷めていたものの、夫が変わる努力をしているうちは様子を見るのも良いと思い、離婚を踏みとどまりました。

二人で壁を越えなければ、夫婦再構築は叶いませんでした。

私と夫は性生活についても大いに話し合いました。
きっかけは夫が風俗で女性と関係をもったと知り、嫉妬や反感から、私が風俗で行われる行為を調べるようになったことでした。

不貞があると性生活を拒否するケースもありますが、私と夫には性的なコミュニケーションが必要でした。

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夫の不貞を想像しては気が狂いそうになりましたが、結果的に性について話したり、新たなプレイをするようになったのは良い結果をもたらしました。

夫がやってみたかったプレイをしてみることで、夫の欲を満たすことができましたし、二人で楽しむことができるようになったのです。

夫は私にとても甘えるようになりました。
私も、夫に頼るようになりました。

出かける前にキスとハグをするだけでなく、何気ないときにハグをしたり膝枕をするなどのスキンシップがとても増えました。

当時は日々の不満や愛情を伝え合い、受け入れあったことで仲が深まったのだと思いましたが、性について沢山話しをしたことで夫婦のタブーがなくなり、リラックスし、「拒否されるかも」という恐怖心がなくなったのだと感じています。

それがセックスに限らず、何気ないスキンシップにも影響したのです。

普段からスキンシップを重ねるようになると、「好き」や「愛してる」の言葉も自然と出てくるようになります。

言葉でも行動でも愛情を感じることで、より満たされて、より愛情が深まっていくのを感じました。

夫婦が性について話すことが、これだけ大きな効果をもたらすとは、知りませんでした。

31年目の夫婦げんかはセックスレスと夫婦関係に悩む方に勧める映画

31年目の夫婦げんかは、2012年に公開されたアメリカの映画です。

監督はデヴィッド・フランケル。
主演はメリル・ストリープ氏とトミー・リー・ジョーンズ氏が演じています。

トミー・リー・ジョーンズ氏は、缶コーヒーのBoss缶のCMで、宇宙人を演じている役者です。

映画は中年の夫婦の話しですが、セックスレスや気持ちのすれ違いは若い夫婦にも十分当てはまります。

さすが大御所の役者だけあって、あらすじでは表現できない、感情の機微が表現されていました。
同じような境遇にいる方の心に、深く響くのではないでしょうか。

セックスがテーマですが、直接的ではあるものの、露骨ななまめかしい描写はありません。
安心して観ることができます。

夫婦は近いからこそ難しい

私と夫は夫の不義理をきっかけにたまたま向き合うことができましたが、「夫に聞く耳を持たせる」のが非常に難しいことを、知っています。

映画では夫婦カウンセリングのカウンセラーが上手く誘導をしていましたが、日本では心理カウンセリングがまだまだ一般的ではありません。

費用は高価ですし、時間を作らなければなりません。カウンセラーとの相性が合うかどうかも、行ってみないとわかりません。

いいカウンセラーがそこに居ても、まず二人でそこに出向くことができない、というケースもあります。
第三者に夫婦の事情を話すことに、大きな抵抗を感じる夫が少なくないからです。

男なら泣くな、強くあれという文化が強い日本ならではのことかと思いましたが、「31年目の夫婦げんか」が撮られたアメリカでも大差ないようです。

人によって違うのは当然なのですが、危機的状況を通り越して既に崩壊してからでないと危機感を得られない男性が多いのが困ったものです。

夫婦は究極の人間関係、とはよく言ったものですね。

夫婦が良好な関係を続けるには、「対等でいられないなら、夫婦を終わらせても良いと思う覚悟」と「互いに意地を捨てて向き合う覚悟」、「向き合うために、まず自分からさらけ出し、やりきる覚悟」が必要だと実感しています。

 

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