桃、りんご、ビワを食べると痒い!!発症から20年・自分がバラ科アレルギーだと知った女の独り言

発症から20年経ち、最近初めて自分がバラ科アレルギーであると知った女(私)の驚きと、発症から発覚までの流れを書いた記事です。

バラ科アレルギーを知っていますか

バラ科アレルギーを知っていますか。
主にバラ科の果物を食べて起きる、アレルギー症状を指します。

バラ科でアレルギーを起こす代表的な果物は、

リンゴ、桃、サクランボ、アメリカンチェリー、洋ナシ、ナシ、スモモ、アンズ、イチゴ、ウメ、ビワ、プラム、ラズベリー、アーモンド
等が挙げられます。
バラ科の果物って幅広いんですね。

正体不明の果物アレルギー

私はバラ科アレルギーです。
バラ科アレルギーだと知ったのは40歳を目前にした、つい最近です。
twitterでたまたま「桃を食べたら痒い」と呟かれている方がいて、「私と一緒だ!」と思いツイートを覗いてみたら、「バラ科アレルギーかもしれません。 桃、さくらんぼ、いちご、梨、リンゴ等気をつけてください。 結構強いアレルギー反応が出ます」とコメントが書き込まれていました。
それで初めて、「私はバラ科アレルギーなんだ!!」と知ったのです。
なぜなら私は桃、りんご、アメリカンチェリー、ビワ、梨ではっきりとした痒みを感じていたからです。
何とも陳腐な発覚でした。

バラ科アレルギー発症は桃

私が発症したのは、記憶を辿る限り10代の終わりころでした。
祖父母宅で桃を食べさせてもらいました。
すると口内と耳の奥にはっきりとした痒みを感じました。
一時間もかからずに治まりましたが、次に口にした時にも、少量で症状が現れました。
「食べる度に痒いからアレルギーかもしれない」と母親に言うと、「そんなアレルギー聞いたことない。親族にはいない。あんたの気のせいだ」と言われて、病院にかかることはしませんでした。

ビワのアレルギー反応で苦しむ

はっきりと「これはアレルギー以外ありえない」と自覚したのは、ある事件がきっかけでした。

20代前半で同棲していた彼氏が、職場で客に一方的に殴られました。
暴力事件として、警察が絡む事件となります。

結果的に加害者が謝罪をして被害届の取り下げとなったのですが、その謝罪の場に持ってきた品が、箱詰めされた高級ビワでした。

裕福とは言い難い生活でしたので、高級な果物は嬉しかったです。
実に10年ぶりに食べるビワでした。
気分はこんな感じでした。
ひゃっほ~い!!
早速剥いて食べて、第一に感じたのが「美味しい!」でした。
が!
すぐに症状が現れました。
それも、今までに実感したことがないほど強烈な症状でした。
ぬおおおおお~!! 痒い、痒いんじゃ~!!
の姿がコレ☟
口内が猛烈に痒くなり、耳の中も痒くなりました。
口から繋がっている耳、鼻、喉までの器官全体が痒くて仕方なくなり、終いには脳みそのしわ全てが痒くなったように感じました。
不快極まりない!!
夕方口にして、夜になっても治まらず、痒みに悶えながら浅い眠りにつきました。
翌朝起きてからも鈍い痒みを感じました。
この時にはこんな感じ☟
これは完全にアレルギーだとわかりました。
彼氏は、殴ってきた男の手土産で、私が酷いアレルギーを起こしたことに憤慨しました。
どこまで行っても相性の良くない加害者だったようです。
散々な目に遭いました。
以来ビワは一度も口にしていません。

バラ科アレルギーは火を通すと発症しない

年を重ねるごとにりんご、梨、アメリカンチェリーなど、症状が出やすい果物が増えていきました。

体調によって、酷く症状が出る日と軽い日がありました。

果物が好きなのでアレルギーが出ても食べたい! と思うことが多いですが、以前のビワのように酷いアレルギーが出てしまうと生活に支障を来すので、慎重になりました。

一口とか、少量ならアレルギーを覚悟で食べますが、少し量を増やしたい場合は火を通して食べるようにしています。
どれも煮るなどして火を通すと症状が出ないのです。

生活の中で自然と学んだことでしたが、調べてみると、火を通すとアレルギーの原因となっているたんぱく質が分解されるからだということがわかりました。

しかし桃は加熱してもアレルゲン物質が失われにくくなっているのだとか。
桃で酷いアレルギーが出る方は、加工されていても避けた方が無難です。

バラ科アレルギーの症状

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』では、バラ科アレルギーについてこう説明しています。

バラ科のアレルギー反応は、「口腔アレルギー症候群」という口内に接触することで起こるアレルギーです。

口腔アレルギー症候群とは原因となる食べ物を食べている途中、もしくは直後に、口の中や喉、舌、唇にかゆみやピリピリ感、腫れなど、口の中だけにとどまった症状を指します。

大抵の症状は口腔内に留まり、全身に広がることはあまりありません。それはアレルギーの原因となっているタンパク質が口の中の消化酵素で分解され、原因となる物質がなくなるからです。

5%未満くらいの人に重篤なアレルギー症状が発現することがあり、喉の腫れや呼吸困難といった呼吸器官の症状や、腹痛、嘔吐、下痢といった消化器官における症状が見られることもあります。
症状がさらに悪化すると、意識がなくなる等のアナフィラキシーショック状態が起こることもあります。

バラ科アレルギーは、似た構造を持つ物質に反応してアレルギー反応を起こすことが認められています。
例としては、花粉症や、キウイが属するマタタビ科、マンゴーや銀杏が属するウルシ科、ラテックスなどの天然ゴム科等が当たります。

幼い子どもがバラ科アレルギーを発症した場合は、アレルゲン物質の分解が間に合わず、口腔外にも症状が回ることがあり注意が必要です。

私がビワで発症したときは、全身までは行かないまでも口腔以外にも症状がでましたので、アレルゲンの分解が間に合わなかったのでしょう。
浮足立っていましたので、ガブっと大口で食べてしまったのがいけなかったのでしょうかね。

食い意地恐るべし。

アレルギーへの理解

私がアレルギーを発症して20年近く経ちますが、未だに私の母は「果物アレルギーなど聞いたことがない。気のせいだ」と言います。

また、夫の母である義母も何度言っても生のりんごやその他果物を食べるよう勧めてきます。
夫が「アレルギーあるから食べられないよ」と注意しても繰り返し、「好き嫌いが多いのね」と言います。

因みに普段は良義母で、悪気は全くありません。
単純に高齢でアレルギーの理解がないだけなんですよね。

近年アレルギー発症の低年齢化が進んでいますが、義母はアレルギーが全くありません。

近年増えて来てるアレルギーは耳馴染みがなく、「本当にそんなアレルギーがあるの?」と疑いを持っているので、「好き嫌い」と混同してしまうのでしょう。

食べられるものなら食べてるんですよ!! とここで声高に叫んでおきます。

発症から20年・自分がバラ科アレルギーだと知った女の独り言

40代を目前にして、自分がバラ科アレルギーと知りテンションが上がりました。

なぜでしょうね。
自分を知れるのって嬉しいですね。

関係ありませんが、私の夫はやはり39歳の時に自分がO型であることを知りました。
産まれて来てからそれまで、A型だと思って生きていました。

因みに夫は、40歳を超えて三女が産まれたのをきっかけに、初めて自分が難病患者だったことを知りました。
夫の病気が三女に遺伝したからです。幼い頃から体質に悩み、大学病院を回っても分からなかった原因を、40歳を超えて初めて知りました。

人生何が起こるかわかりませんね。

アレルギーも病気も、多くの人が様々な症状を表す自分の体と、上手く付き合っています。
体のサインを見ながら、末永く生きていきたいものですね。

発症から20年、自分がバラ科アレルギーだと知った女の独り言でした。

 

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