【初めての保育園幼稚園】子どもが泣くと親は辛い!?

初めての保育園幼稚園に泣く子ども

長女が幼稚園に入園したのは5歳になる年中からでした。

家から幼稚園までの距離が非常に近かったこともあり、お友達が年少から通っているのを見ていたので、早く通いたいと言っていました。

入園後は「帰るときはママが迎えに来てくれるんだよね?」「必ず迎えに来るから大丈夫だよ」と確認だけすると、振り返ることなく元気に登園していきました。

次女は年少前の年に通うことができるプレ幼稚園に、週1、2回通っていました。

初めは親と一緒に教室に参加し、一か月ほど経って慣れた後に子どもだけで預けるようになりました。
同じ幼稚園に長女が通っていることもあるのか、次女を預けるようになってもバイバイー!と手を振って見送られるほどの余裕ぶりでした。

ママと離れたくないと泣いて、大変な子を何人も見てきました。

なぜ我が子はこんなにあっさりなのか。
一抹の寂しさを感じていました。

泣かれないのは寂しい

長女と次女は小学校に上がりました。

長女と次女が通った近所の幼稚園が閉園することになり、三女の入園が叶わなくなりました。

三人目にして初めてのバス通園で、規模の大きい幼稚園に通うことになりました。

私服通園だった姉たちとは違い、制服通園です。

見学や入園面接、説明会に通う時に、三女は行きたくないとグズりました。

おや、これはいい傾向だ。
三人目にして初めて「別れを惜しまれる親」になれるかも知れないぞと心でほくそ笑みました。

緊急事態宣言が発令される前に開催された体験入園時にも、行きの道中、「行きたくない」という三女にほくそ笑みました。

「そうかそうか。ママと離れたくない?」
「うん。ママと一緒にいたい」

来たー!!そうそう、これが聞きたいのですよ。ふふ。

……しかしちゃんと歩いてほしいな。体験入園に遅れちゃう。

家から幼稚園まで距離があるため、園最寄りのパーキングまで車で行きそこから歩いて向かうのですが、1.5kmの距離があるのです。

その間グズられると、非常に辛い!!

説明会なので、保護者はそれなりの格好をしていきます。
この格好で三歳間近の子どもを抱えるのは抵抗がありました。

しかし、そんなこと言っていられない。遅れてしまう!!

俵担ぎをして園まで急ぎました。

通園で子どもが泣くと親は辛い!? 

泣かれてみたい! と喚いていた私に対し、泣かれた経験のあるママ達の反応は、「 実際泣かれたら大変だよ。泣かれないほうがいいよ」と口をそろえて言いました。

「一分で泣き止んでくれるなら可愛いけど、ずっと泣かれてしがみつかれると可愛いと思えなくなる」というのです。

確かにずっと泣かれたらしんどそうです。
だけど子どもたちが全く別れを惜しまれないママっていうのも悲しい。

「ちょっとだけ泣いてくれないかなー」と呟くと、まだ言ってるよ、と笑われました。

グズる子どもを抱えながら思う

三女の入園説明会で俵担ぎをしながら園に向かう途中、「これが毎日となると、相当しんどい」と痛感しました。

寒い時期に関わらず汗だくで園に到着しました。

他の園児を見ると三女は落ち着きを取り戻し、自ら歩き出しました。

説明会の間は保護者と園児は離れ、先生が子どもたちを見てくれます。
園児が自ら先生の元に行き、保護者との分離が図られました。

「先生とみんなで遊ぶんだって。ママたちは(説明会会場で)待っているからね」

そう言い聞かせていたからか、三女はあっさり私から離れて先生の元へいきました。

しかし説明会が終わり子どもたちが遊んでいる部屋に迎えに行くと、三女が大泣きしていました。

聞けばトイレを言い出せずお漏らしをしてしまったために泣いたようです。

入園が二か月伸び、6月初頭に入園式が行われました。
休園中に子どもたちが楽しめるようにと、先生たちが手作りの教材をポストに投函してくれていました。

三女は大喜びで遊び、「早く幼稚園に通いたい」と言いましたが、入園式では私にべったりで背筋を伸ばすこともせず、グダグダとしていました。

こんなウダウダで幼稚園生活大丈夫なのかしらと心配な反面、明日に迫った初のバス登園で泣いてくれるかも? としつこく期待していました。

初めてのバス通園

三女がバスに乗ったのは、次女の幼稚園時代にあった親子遠足の観光バスだけでした。

「通園バスに乗るだけで緊張するのでは? ママと離れたくないと泣くかな? そうしたら笑顔で迎えに来るから大丈夫だと言おう」

どうでもいいシミュレーションを重ねていました。

初登園の子が泣くので遅れがちになると聞いていたバスは、確かにかなり遅れて到着しました。

バスのドアが開けられると、三女は私の手をスッと離し、先生が挨拶する横をすり抜けて無言で乗り込んでいきました。

あまりにあっさり乗り込むので、私が持っていた通園バッグを渡そうと三女の背中越しに声をかけるけど無視。
代わりに先生が受け取ってくれ、席に座ったところで初めて窓越しに私の顔を見ました。

笑顔で手を振りましたが、三女は真顔のまま去っていきました。

結論 三姉妹とも泣いてくれなかった

家に帰ると久しぶりに静寂を感じました。

長女と次女は小学校、三女は幼稚園、夫は会社です。
家には私と猫の二人になりました。

猫はコロナの緊急事態宣言で子どもが毎日家で騒ぐ生活になり、ストレスで膀胱炎になりました。
放っておくのは危険なため通院し治療を終えていましたが、その静寂にのびのびとしていました。

三姉妹とも泣かれなかったことを思い返しながら、子どもの巣立ちの速さを感じました。

いや、まだ巣立ってないのだけど、巣立たれたような気持になりました。

短縮授業だった長女と次女の方が早く帰宅しました。
三女のお迎えをしたいと言うので、私と長女と次女の三人で三女の帰りを待ちました。

バスが到着し、三女が降りてきました。

ウダウダしていたはずの三女が、先生にさようならと頭を下げました。

バスが去ると、「 幼稚園楽しかったー!」と言って笑いました。

そして長女と次女と手をつなぎ家に入りました。

ああ、子どもの成長は早いなぁ。私は贅沢者です。少し切なくなった三女の初登園でした。

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