2025年6月15日。
「私が見た未来」の作者であるたつき諒さんが、自叙伝ともいえる著書「天使の遺言」を「竜樹諒」の名で自費出版されました。
たつき(このサイトでは「たつき」さんの表記で統一します)さんに興味津々の私ですが、恥ずかしながら出版を知りませんでした。出版から遅れること3日。このサイトの記事にいただいたコメントで知って慌てて購入し、入手してから3時間弱で一気に読み終えました。
感想とたつきさんが伝えたいことについて、私なりの見解を記します。
竜樹諒・「天使の遺言」を自費出版してまでも伝えたいこと
天使の遺言にはたつきさんのご両親やご兄弟の関係性、たつきさんがどう幼少期を過ごし、どう不思議な経験を重ねてきたかが時系列で記されています。まさに自叙伝です。
出版社が絡むと当然商業として成立させるために「売れる本」を求められることになります。たつきさんはこれまで書けなかった経験を含めて自身が納得できる内容を残したいと考え、自費出版に踏み切られたそうです。
※天使の遺言では、スピリチュアルの要素を省いていると断りがありました。スピリチュアルの話は興味のある方にしか理解が難しいとの判断からです。スピリチュアルについてまとめた本が、「たま出版」から「エデンに還れ」というタイトルで出版予定だそうですが、現時点では検索をしてもヒットしません。いつ出るのか楽しみです。
私が「天使の遺言」を読み進める中で第一に浮かんだのは、たつきさんは自身の人となりについて「いたずらに不安を煽る性質ではない」ことを知らせたいのかもしれない、ということでした。
たつきさんは自身について、「証拠を求めるタイプ」と評価しています。私も普段は理屈や根拠を求めるタイプですから、そんな自分が「予知夢を信じてほしい」と発信することにどれだけ抵抗があるかは、容易に想像ができます。
それでもたつきさんが伝えようとする源には、予知夢が現実となってきた経験や、不思議な体験を重ねて使命を感じていること。また、「大災害は2011年3月」をもっと周知できていたなら、被害を減らせていたかもしれないという大きな後悔があるからなのだと想像しました。
また、たつきさんは複数の霊能力者に、「(たつきさんは)この世の者とは思われぬ人と結婚する(した?)人」であったり、「天使の生まれ変わり」、「(たつきさんに)生身の天使が見える」などと言われてきたそうです。
天使とは、「自身を犠牲にしてでも他人を助ける人」なのだそう。
現在たつきさんは、ボランティア活動に勤しまれています。天使の遺言の出版は、自身が責められたとしても(家族が巻き添えを食わないことを切に願っているけれど)、来る災害(災難)に備えるよう広報するという、「自身を犠牲にしてでも他人を助ける行為」の一つといえるのでしょう。
「2025年7月の大津波」を目前にした「天使の遺言」の出版に、「予知夢が外れた後に出版したのでは売れないから、稼ぐために直前のこのタイミングを狙ったのだろう」との意見がネット上で散見されています。
そんな考えの方からしたら、私は「戯言に踊らされた、アホの代表」なのでしょう。
私は身に染み付いた神道や仏教感を持ち合わせていても、特定の宗教を信仰したり、特定のスピリチュアリストに傾倒することはありませんでした。世界の週末が訪れるなど騒がれた時代もありましたが、一切信じませんでした。なぜあれを信じられるのか、不思議で仕方なかったくらいです。
そんな私が唯一気になって仕方なかったのが、たつき諒さんの「私が見た未来」でした。
「多数の予言をすれば、そのうち幾つかは当たるもの」と世間は言いますが、「大災害は2011年3月」程ハッキリと残る形で予言をして実現した例は、世界を見てもごく僅かです。私が見た未来完全版やテレビ出演を見ても、たつきさんが自身の利益を優先する人には感じられませんでした。これらが、私がたつきさんの言葉が気になって仕方ない理由です。
それらを再確認しながら読み進めました。
余談ですが、私の古い友人に、何年もインドやトルコの占い師やスピリチュアルスポットを巡っていた女性がいます。友人は巡っているうちに、勘(?)が鋭くなったと言っていました。
友人が一時帰国した際に私が婚約者を紹介したところ、「あなたの相手はこの人じゃない」とはっきりと言われて驚きました。しかも私もなぜか、「そうかも」と納得してしまったのです。その後いろいろとあり、私は婚約者と別れました。婚約者と別れた後に夫とスピード婚をしましたが、友人は夫については違和感を感じなかったそうです。たつきさんほどではないとしても、どこか似たものを感じます。
大災害は2011年3月の文字に拒否反応を示した出版社
私が見た未来の表紙に「大災害は2011年3月」と描きこんだ際“何か”に「描け!」と言われるかのように文字が見えたそうです。
しかしこの文面を見た編集長に、「なんでこんな未来予知みたいなことを書いちゃったの? 外れたらどうするの?」と困惑されたのだとか。
ネット上には、「東日本大震災が予知できていたのなら、もっと具体的に見えたはずでは」とか、「他の地域で起きた大災害も予知できていないとおかしい」等の意見が見られますが、私が見た未来の完全版にその理由が書かれています。
たつきさんは横浜在住の方で、自身に関わるものが予知夢に現れやすいのです。
東日本大震災当時、私は横浜の中区に住んでいました。震度5強という強い揺れを経験し非常に怖い思いをしましたが、交通網がマヒしてその後電力の供給に制限が出る地域があった程度で、大きな被害がありませんでした。
そのためたつきさんの夢にも文字のみが登場し、具体的なビジョンが見えなかったのではないでしょうか。
しかし2025年7月の津波はたつきさんの生活(横浜の地)に大きな影響を与えるため、具体的な情景が見えているのだと思われます。
ちなみに2025年7月の津波の夢はたつきさんが10代の頃から繰り返し見ている夢です。
たつきさんは1954年生まれと公表されていますから、仮に16歳の時に見始めたとしても、実に50年以上前からこの夢を見ていることになります。
2021年になって引っ越したマンションが、実は大昔から夢で見ていたマンションだったと気づいたときは、たつきさん自身も驚いたそうです。夢で見た歩道橋も後に現実となって表れていますから、夢が現実に近づいているという事です。
つまり津波も……。
私が見た未来の歩道橋は、やはりあそこだった!
私は私が見た未来に出てくる横浜の歩道橋が気になって仕方なかったので、いくつもの記事を書いています。
その記事にコメントをしてくれた方の情報から、上永谷駅近くの馬洗い橋の歩道橋だと断定しました。
たつき諒さんの漫画「私が見た未来」に出てくる歩道橋が、横浜市港南区にある上永谷駅近くの歩道橋である可能性が非常に高いことがわかりました。非常に高い……いえ、敢えて、「あの歩道橋は上永谷です!」と断言します。それほどの根拠があ[…]
なぜ断定できたのかと言うと、私が見た未来(漫画)の最終ページに載っている歩道橋の写真と全く同じ建物があったからです。(私の記事でみるより漫画最終ページを持って現地に行かれた方が、瓜二つだとお判りいただけると思います。因みに私の手柄ではなく、コメントをくれた方の情報が素晴らしいものでした)
断定していたものの、たつきさんご本人が「違う」と言われる可能性もありえなくはないと思っていたのですが、天使の遺言にはいくつものヒントが載っていましたので、「上永谷駅の馬洗い橋歩道橋で間違いない」と改めて確信しました。
たつきさんは天使の遺言の中で、こう書かれています。(文面そのままではありません)
実は「龍舌蘭」が咲いていた時に、私は馬洗い橋の歩道橋の下を通り、花の横を車で通っています。
人だかりの中にひょろりと高く伸びた不思議な植物が見えていて、なんだろうと思っていたのです。後にニュースで紹介されているのを見て、妙なところに珍しい花が咲くものなのだなと印象に残っていました。
このことから、「私が見た未来に出てくる歩道橋は上永谷の馬洗い橋」であることが確認されました!
天使の遺言を読んでいて初めて気が付いたのですが、あの時咲いた花は「龍舌蘭」と書く花なのですね。
竜樹さんは竜ですが、龍(りゅう)とも読める字です。
舌といえば、「言葉」とも取れます。
百年に一度だけ咲く幸運の花が、運命の日ともいえる「2025年7月」の一年前に、たつきさんの夢に出てきた大災難の程度を象徴する歩道橋のすぐ前に咲いたわけです。これは偶然なのでしょうか。
現地を知らない方は想像しにくいと思うのですが、「龍舌蘭」は片側3車線ある交通量が激しい環状2号線の中央分離帯に咲きました。植物が育つ環境としては良いとは言えません。
たつきさんの言葉が幸運を呼ぶという暗示だったりするのだろうか……。と考えてしまいます。
偽者のたつき諒の正体
天使の遺言には偽者のたつき諒を知った経緯についても記されています。
御親族から偽者の存在が知らされ、ネットを見せてもらったそうです。
ネット上のコメント欄に書き込んだ女性のコメントに、なりすまし男(偽のたつき諒)が返事を書き込み、「たつき諒から返事が来た!」と舞い上がった女性のコメントに、さらに気をよくして書き込む……。そうやって雪だるま式にどんどん騒ぎを大きくしていったようです。(天使の遺言P122より抜粋)
この舞い上がった女性って、私……ですよね。
私以外にも偽たつきから返事をもらって舞い上がってた女性がいるのでしょうか。私な気がしてなりません。
2021年6月25日に、たつき諒さんを名乗るTwitterアカウントが偽者であることが判明しました。(2021年6月27日朝から数回アカウント名が変更されています)当時そのアカウントが本物だと思われていました。私もそれを信じていました。[…]
私はある日旧Twitterで災害に遭う夢を見たことを書き込みました。当時既に私が見た未来が話題になっていましたので、その影響で夢を見たのだと思います。それに偽たつきがコメントを寄せました。私は本物だと思っていましたので、文字通り舞い上がって記事にしてしまったのです。
確か記事の添削もされたように思います。
偽者とわかった時には血の気が引きました。
しかし偽たつきは「本物がもうすぐ現れる。自分は本物を世に出すために行動していた」というようなことを言いました。ですから偽者は偽物としての使命があったのかしら? とも思い、この記事は偽たつきの言葉をまとめた記事であると注意書きを追記した上で、念のために記事を残しておくことにしました。
しかし天使の遺言には、偽たつきが調子に乗ってyoutubeやマスメディアに幅を利かせだした時にたつきさんが名乗り出て、確定申告の書類や生原稿を見せて本物だという証明がされると、偽たつきが立場を失った経緯が書かれていました。
偽たつきは負け惜しみで、「自分は本物を世に出すために行動していた」と言ったのではないかと思います。私は偽たつきの今わの際の言葉にも惑わされていたということ……!!
因みに偽たつきは、漫画博物館に展示されていた私が見た未来を読んで情報を得て、虚言をまき散らしていたそうですよ。
偽たつきは自分の人生に満足していないのでしょうかね。こんな大胆で、ろくでもないことをする人もいるのですね。
確かめようがなかったとはいえ、たつきさんとご親族の方に多大なストレスを与えてしまったことを、深くお詫びいたします。
天使の“遺言”はたつきさんの使命感の終わり?
「天使の遺言」という題名が気になりました。
天使はたつきさん自身を表していることがわかります。では遺言とは?
私が見た未来完全版は出版社の意向が多分に入っていたようですが、完全版を読んでいても、天使の遺言を読んでいても、2025年7月の予知夢をきっかけに災害対策を呼び掛けることが、たつきさんの使命であり生きる意味のようなものになっているのかなと想像します。
想像ですよ。違うかもしれませんが……。
正直なところ、私が見た未来完全版で災害対策熱が高まりましたが、その後少々落ち着いてしまっていました。
たつきさん以外の方の言葉はろくに信じていないものの、youtubeやさまざまなスピリチュアルを扱うサイトで「多くの人が予期すれば災害は免れる」とか、「何年も先送りされた」とか、「富士山の噴火の方が危険だ」などの発信が飛び交っています。「回避できたのならそれが一番」とうっすら思うようになっていました。
正常性バイアスや同調性バイアスと言われるものですね。
自分は大丈夫と思い込みたかったり、周囲がそう言っているから大丈夫と思おうとする心理です。
たつきさんを信じていない方から見たら、たつきさんに影響されている私こそ集団ヒステリーの当事者と思われているのでしょうけどね。
しかし天使の遺言を読んで、やはり対策をしなければ! という思いを強くしました。
2025年7月5日とは限らない
たつきさんが夢を見たのは7月5日ですが、これまでの経験から、大災難が5日とは限らないと警笛を鳴らしています。
事実が起こった日ではなく、たつきさんが事実を知った日であるなど、たつきさん自身に影響があった日である可能性が高いというのです。
ということは、大災害は7月5日より前に起こるのでは? と思うのですが、いかがでしょうか。
たつきさんは現在横浜のご自宅にいらっしゃるのでしょうか。
それとも安全と思われる場所に避難しているのでしょうか。
大災難が起こり、横浜の上永谷に戻られるのが7月5日という可能性もあるのではと考えると、超危険地帯に家がある私は、一刻も早くこの地を離れなければならないのか? と焦ります。
子どもだちの学校どうしよう……。
そう思うとチキンの私は行動に移せません!!!
7月4日になっても何も起こらなければ、5日には家族と猫たちを連れて山に避難(ドライブ)する予定です。
たつきさんの動向が知りたい!
だけど知れるわけがない! どうしよう!!
2025年7月が大災害でなく大災難である理由
私が見た未来の表紙に「大災害は2011年7月」と描いたのに対し、「2025年7月は大災難」とされています。
大災害と大災難の違いについて、世間では多くの考察がされました。
大災難であるから、人為的なものが原因ではないか。核等の戦争に関わることが原因だったりという憶測です。
しかしたつきさんはこの件について、人工物(ビルや埋め立て地など)による被害の差ではないかと記しています。
横浜は海際から背の高い人工物で溢れています。
多くのビルやマンションが立ち並んでいるので、それらが津波で押し流されて人々に襲い掛かったらひとたまりもありません。
そう考えると、大災難のその時はとにかく現場から離れて高い場所に避難するしかありませんね。
暗い未来と明るい未来・「戦争はもう嫌だ」の意味
大災難後の未来について、たつきさんは両極端の2つの未来を見たそうです。
「争いと欲に満ちた荒廃した世界」と「輝かしい未来・光り輝く愛の世界」です。
助け合い、分け合い、協力をすること。また、人や動物、自然を大切にして緑の地球を取り戻し、感謝を忘れないことで輝かしい未来に近づくことができると呼びかけられています。
「奇跡のリンゴ」のモデルである木村秋則さんのインタビューや生の声。体験談と地球の未来へのメッセージを参考にしてほしいと記されていました。
私は木村さんを存じ上げないのでちょっと調べてみましたが、詳しく見るには時間がかかりそうなので、youtubeの検索結果を載せておきます。私も後日見てみます。
しかし、輝かしい未来の一幕に「戦争なんてだたの人殺し。もう二度とごめんだ!」と言って、生き生きと働く人たちの姿が見えるとありました。
輝かしい未来が戦争の放棄によって得られるという意味であれば良いのですが、輝かしい未来が実は争いと欲に満ちた荒廃した世界に一度は陥り、「戦争はもう嫌だ」と気づくことでやっと輝かしい未来を作って行く……という可能性もあるのでしょうか。
私は戦争が嫌いです。絶対にしたくありません。
でも日本が首都機能停止に陥る程の災害に遭ったら、他国に侵略されかねないと訴えている方々がいますよね。
武器に武器で対抗しても、ウクライナのような悲しみが広がるばかりです。
だからといって無条件で明け渡して良いのかと言えば、そうとも言い切れないので、ではどうしたらよいのかと問われると答えが出ない、難しい問題です。
それでも、綺麗ごととわかっていても、私は戦争をしたくありません。
私の祖母は長崎の原爆、祖父は東京大空襲を経験しています。孫の私が聞いても直接語ることはありませんでした。しかし口を噤むのではなく、手紙という形で知らせてくれました。当時普通の小学生、中学生だった祖父母が体験した戦争を知っていただ[…]
水道の復旧に時間がかかる・水の準備を!
大災難の後、電気もガスもしばらくすれば復旧しますが、一番被害が大きいのが「水」だそうです。
水道管の破裂により水道水が飲めなくなるため、復旧するまでの数ヶ月もの間、パニック状態に陥ります。
ですからまず水の確保をするよう、たつきさんが呼びかけられています。
わが家にもありますが、追加で購入します!
また、悪い人はもっと悪く。よい人はより良い人になって行くそうです。政治家も善し悪しが目に見えてわかるようになるそうです。
なんでも売ろうとする方や、札しか受け取らないという商売人が現れる可能性もあるため、お札の用意があった方が良いそうです。
すぐにでも来るかもしれない災害に、備えを!
2025年7月に何も起こらなければ、それでよいのです。
私を笑う方がいてもよいのです。「恐ろしい事態にならなくてよかった!」と万歳をして喜びます。
外れたとしてもたつきさんの責任ではありません。
「世間を惑わせやがって」と叱られることがあったら(弱小ブロガーなので影響力はほぼないと思われるものの)、「ごめんなさい!」と謝ります。
当たっても当たらなくても良いのです。
災害に備えましょう。
水をたくわえましょう。
そしてその時が来てしまったら、助け合いましょう。
争いはやめましょう。
私は輝かしい未来に行きたい!
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