「セックスが下手な男、不感症の女の子どもは女児」に怒り・性別産み分け都市伝説に三姉妹母の苦言

三姉妹の母です。

ちまたでは「セックスが下手な男の子どもは女児」という噂が囁かれているようです。

あながち根拠がない話ではないため、他にも要因があることをすっかり忘れて信じ込んでいるのか、はたまた人をからかってストレス発散したいのかはわかりませんが、わざわざ「お宅の旦那さん、下手なの?」と聞いてくる方がいます。

私の経験では、聞いてくるのは100%男性。

本人は面白いつもりなのでしょうが、言われるこちらはちっとも面白くありません。
夫をバカにされたように感じて不快です。

イヤイヤ、あんたは男児の親かもしれないが、セックスが上手いと勘違いしないでほしい。
そもそも上手い男なんてほとんどいないよ? と思うのです。

私はこんな失礼なことを言う男性と関係をもちたくないので実証はできませんが、デリカシーのない下品な男は、仮にセックスが上手くても願い下げです。

また、AVのテクニックを「セックスのお手本」と勘違いしている男の、なんて多いことか。

2019年に20代から40代の女性100人に取ったアンケートによると、実に85%以上の女性が「セックスの最中に演技をした経験がある」(参考)と答えていることからも、男性主体で「性を恥じらう女性」が好まれた日本の根深さが見えてきます。

私が失礼なその男に「夫は上手いよ」と答えると、「じゃあお前が不感症なんだ」と言ってくるわけです。

あー、ウザ。

相手にしなければいいんですけどね。

この記事では「セックスが下手な男、不感症の女の子どもは女児」と決めつけることへの愚痴と、それが本当なのだとしたら、これはどう説明するの? という事例を紹介します。

いちいち絡んでくる奴に説明するのが面倒なので、この記事にまとめます。

セックスが下手な男、不感症の女の子どもは女児の決めつけに怒り

私の経験人数は両手に収まる程ですが、上手いと感じた人は夫ともう一人くらいです。

夫は私の反応をとてもよく見ているので、愛情を感じますし感じやすいスポットを理解しています。
もう一人は性欲は強い人でしたがいわゆるスローセックスで、ガツガツしていませんでした。

その他の多くの元カレたちは「俺は上手い」と思っていても、単に激しければいいと思っていたり、AVの受け売りだったり、自己満足で終わることが殆ど。

痛くて苦痛なので演技をして自分を騙して興奮させようとすると、「俺のテクニックに感じてる」と勘違いし、より痛い行為をしてくることも。

「痛い。もっと優しくして」と正直に伝えると、「今日は体調が悪いんだね」とか「萎えること言わないで」など言い出す他責っぷりです。

マスターベーションなら一人でやれ、と心で毒づいたことも。

好きだから求められたら応じたいし、実際そうしていたのですが、「早く終われ!」と思うことがしばしばありました。

私はセックス自体は嫌いではありません。彼氏、夫とのセックスは大事なコミュニケーションだと思っています。身体は濡れやすいようですし快感もあるのですが、心と体が芯から満たされる行為は数えるくらいしかありませんでした。

こんなことを書いていると、「ほら、じゃああんたが不感症なんだ」と言われそうですが、同じような経験がある女性は少なくないのではないでしょうか。

私が下ネタを話せる間柄の女友達(十数人)で、演技をしたことがない子は皆無でした。
彼氏に満足感を与える為や、自分を興奮させるために多少なりとも演技を経験しているのです。

大好きな人には、自分との行為で気持ちよくなってもらいたいものですから、演技は「虚偽」ではなく「愛情」の現れでもあります。愛情がなくなったら演技をしなくなるのがその証拠。

つまり、「俺には男児がいるからセックスが上手い」と思ったら大間違いです。
妻が本当に感じていたかは、妻に聞かなきゃわかりません。

妻に聞いたところで“夫のためを思って嘘を言う可能性”が大いにあることを忘れてはいけませんよ。

「演技じゃないよ。気持ちいいよ。あなたは上手いよ」と嘘をつくのが、女の愛情です。

女性がオーガニズムに達しても男児が産まれるとは限らない

女性が快感を感じると分泌液により膣内がアルカリ性に傾き、男児の元となるXY染色体(精子)が卵子に辿り着きやすくなると言われています。

そのため、女性をオーガニズムに到らすことができないセックスでは女児が産まれる、と言われるのですが、果たして本当にそうでしょうか。

オーガニズムに達しやすい女性の子どもは女児

セックス依存症と言えるほど、貞操が奔放だった女友達がいます。

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仕事上がりに待ち合わせて彼女と飲みに行った恵比寿で、ナンパされることが頻繁にありました。
私はスルーするのですが、彼女はすぐに乗ってしまいます。

彼らに酒を奢らせて、最後は彼らの目的であるホテルに自ら入ってしまうのです。(明け方の恵比寿のホテル街を、彼女を探して走った経験あり)

彼女はオーガニズムに達しやすい上にテクニックもあるらしく、「私はセックスが上手い」と豪語していました。実際、彼女から離れられない男性達が彼氏の座を求めてバトル(修羅場)を繰り広げたこともあります。後にそのうちの一人と結婚。

しかし彼女が産んだ子どもは、皆女児です。

妊娠目的の簡易セックスでできた子どもは男児

私が下ネタをはばからず話せるママ友がいます。

それはそれは具体的な話をして盛り上がるのですが、彼女はセックスレスです。

元々セックスが好きではないようで、元ヤンで、ツンデレならぬ筋金入りの「ツン」タイプの彼女は、旦那さんに常にドライな対応でした。旦那さんが気の毒なほどに……。

彼女は旦那さんと付き合って一か月で妊娠が発覚し、結婚をしています。

「あいつ、勝手に中出ししやがったんだよ。マジ最悪。セックス下手だし。痛ーんだよ。なのに妊娠させやがって」

と歯に衣着せぬ物言いで、旦那さんをコケおろしていました。

そうして産まれた子どもは男児。

それから何年もの間セックスレスでした。

第一子の出産から5~6年が経ち、兄弟が欲しいと思った彼女は、排卵日の一日のみ、旦那さんに行為を許可します。

旦那さんは久しぶりの夫婦の営みですから、張り切って前儀をしようとしましたが、「余計なことすんな。お前は中で出せばいいんだよ」と中で出すだけの、ほぼシリンジ法と思われるセックスを要求しました。

旦那さんは「マジその言い方やめて。萎える」と半泣きだったそうですが、久々だったからか、すぐに至ったようです。

その月は妊娠しませんでしたが、翌月も排卵日だけ同様の行為を求めたところ、妊娠。

「あいつ(夫)との行為で感じるわけないだろ。気持ち悪いこと聞かないで。所要時間5分。これ以上は無理」と彼女は言いました。

第二子も男児でした。

※旦那さんからも同様の話が聞かれたので、行為の内容は本当の様です。(友人として聞いている分には面白いですが、旦那さんが気の毒ではあります。しかし仲はいいので、もしかしたら旦那さんはマゾヒストかもしれません)

シリンジ法で受精、産まれた子どもは男児の例

「女性が快感を感じていると男児が産まれる」を否定するエピソードがあります。

シリンジ法で妊娠した方に、男児出産例が少なくないことです。

シリンジ法とは、精子を注射器のような細い注入器に入れて膣に注入する方法です。

男性器に比べてとても細いので、これで性的な興奮をすることはまずないと思われます。
これで興奮するなら、月経時に使うタンポンでも興奮するってことですからね。

世の中には様々な人がいますから絶対にないとは言えませんが、あるとしても稀でしょう。

Twitterでサラッと探しただけでも、シリンジ法から男児が産まれた話は多くありました。

Twitterより抜粋

シリンジ法により産まれた子どもの性別について、統計があるかを調べてみましたが、見つかりませんでした。

しかしTwitterを見る限りは、男女半々といった印象です。

男児希望で産み分けクリニック通院・ゼリー使用の結果、女児出産

第一子が女児だった、ある知人夫婦がいます。
夫は男児を強く希望していましたが、第二子も女児でした。

そこで夫は妻に、「産み分けクリニック」に通うよう求めます。

妻は子どもの性別にこだわりがありませんでしたが、夫の強い要望におされて通い出しました。

クリニックで言われるがまま食生活や生活改善に励み、男児ができやすいようにセックスの頻度を減らしました。排卵日前を避けて当日を狙い、男児を授かりやすいゼリーを必ず使用しました。

ゼリー例

そのゼリーは女性が快感を感じた時に分泌される体液と同じ効果があるもので、膣内をアルカリ性にすることで、男児の元となるXY精子の活動を助けるものでした。

半年から一年ほど通い妊娠に到りましたが、産まれたのは可愛い女児でした。

私の周辺で産み分けクリニックに通っている方が少なく、他の例を知らないのですが、「産み分けなんて簡単にできるわけないんだよ」と、私の周辺のママ友界では当たり前に言われています。

性別産み分け都市伝説・あくまで一因に過ぎないことを忘れるな

私はかつて、男児が欲しいと思っていたときがありました。

独身時代に友人から根拠なく「男児を産みそう」と言われていたので、すっかりその気でいたんです。

「中国式産み分けカレンダー」が8割方当たるというネット記事を読んでは感化され、それに則って子づくりをしたこともありましたが、結果外れます。

私は残りの2割だったのでしょうか。いえ、きっとカレンダー通りの行為で希望の性別の子を産めた方はそれを信じ、外れた方は「やはり根拠ないよな」と認識を改めて興味を無くし、「中国式産み分けカレンダーで産み分けに成功したかどうか」のアンケートに答えないのだろうと想像しました。

つまりオーガニズムを感じた後に男児を妊娠した方はそれを信じ、女児を妊娠した方はその噂を忘れるので、「オーガニズムで男児を妊娠した」という実体験が出回りやすいのではないでしょうか。

……わからないですけどね。

わが家に男児が産まれなかったのは、

・私が排卵日がいつか認識していなかったこと。(排卵検査薬を使ったことがない)
・食生活を気遣うことなく生活していたこと。(毎日飲酒)
・夫との行為が月経期を除いて多ければ毎日、そうでなくても2~3日置きなど頻繁にあったことが影響しているのではないか。(男児を望む場合にはXY精子の量を減らさないよう性行為の頻度を減らして、排卵日当日に性交するのが良いそう)

以上が関係していたのでは、と予想しています。

或いは、単なる運。

まあ、多分運でしょう。

「セックスが下手な男の子どもは女児」と言われるのが嫌だという一心で、この記事を書いてしまいました。

全く根拠がない話ではありませんが、他に関係する要因がごまんとあるので、これだけで決定づけるのは乱暴。
むしろこの一因だけを追求するのなら、当てはまらないケースが大いにあることが周知されますように。

少なくとも私はこの説を信じていません。

いたずらに、人のセックスをからかいのネタにするなよ。

以上。終わり。

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