子猫を飼い始めました。
元気いっぱいで好奇心旺盛なので、玄関の外にも興味津々。
外に飛び出して事故に遭ったら大変だと、脱走防止柵を作ることにしました。
10か月後の様子も追記しています。
猫の脱走防止柵の設置・開放的な玄関の落とし穴
わが家の玄関はこのような作りになっています。
超、オープンです。
ドアなしでリビングやキッチンと繋がっています。
猫、逃げ放題。
家を建築前から猫を飼っていたのですが、老猫だったので逃げる素振りが全くなく、対策が必要ありませんでした。
しかし老猫が亡くなり、新しく子猫を迎えると状況が一変。
外に興味津々で玄関が空くとシュパッ!! と駆け抜けて来ようとするので、玄関を突破されるのは時間の問題でした。
わが家のコンセプトは「解放感」だったにも関わらず、めちゃくちゃ「扉」が必要となりました。
インターネットには猫の脱走防止策としてたくさんの商品が出品されています。
こんなのとか☟
ならば背の高いゲートを設置するかと検討しましたが……。
……これは避けたい。
プラダンで猫の脱走防止柵をDIY
プラダン猫脱走防止柵・出来上がり
出来上がったのがこちらです☟(作り方は後述)
折りたたむと場所をとりません。
プラダンで猫の脱走防止柵・作り方
プラダン寸法と値段
3mm厚や2mm厚もありますが、プラダンは決して強い素材ではありませんので、4mm厚を選びました。
柵の寸法
定規さえきちんと当てていれば、簡単に切れます。
折りたためるよう、切り込みを入れる
プラスチック段ボールは、二枚の薄いプラスチック板の間に何本もの繋ぎの層が入った構造体です。
交互に折りたためるよう、片側のプラスチックの板だけ切ります。
薄く切り込みを入れたのがこちら☟
片側一枚だけを切ると、このように曲げることができます。
切り込みを表と裏に交互に入れていくと、出来上がった時に折りたためるようになります。
プラダンを繋ぐ
柵を設置する幅が、1300mm程度ありましたので、プラダン2枚を結合させます。
二枚並べて、テープで貼りました。
何で貼ろうかなと悩み、使ったのは梱包用テープです。
因みにプラダンに貼ってあったバーコードのシールが上手く剥がれず、このような残念な状態になりました。
シンナーで剥がそうかとも思いましたが、プラダンがシンナーに負けて溶ける可能性がありましたので、そのままにしました。
カットするときにシールが貼られている部分を切ってしまえばよかったのに、カットしたあとにシールが剥がれないことに気が付きました。
もし同じ方法で作られる方がいたら、ご注意ください。
梱包用テープを貼った状態がこちらです☟
目立たないですよね。
上下の端は余裕をもって切り、反対側に折り込むことをお勧めします。
その方が剥がれにくいです。
切り込みとテープで結合した状態がこちらです。
青の点線が裏側に切り込みを入れた部分。
ピンクの実線が表側に切り込みを入れた部分です。
この交互を間違えると綺麗に折りたためないので注意してください。
両端はマジックテープの大きさに合わせ、25mmほどの幅になっています。
他の部分は繊維に合わせて300mm弱くらいの幅にしています。
マジックテープをつける
ホームセンターでマジックテープを買おうとしたら、短いのに安くなかったので、100円均一のセリアで購入しました。
25mm×150mmで販売されています。
貼りつける部分の色に合わせ、白と黒の二色を購入しました。
マジックテープを貼る時に気になるのが、マジックテープの力加減だと思います。
100均のマジックテープは弱いのでは? と心配でしたが、物は試しと使ってみることにしました。
また、いつか剥がした時に家の壁が傷むのも嫌!! と考え、下地にマスキングテープを使うことにしました。
しっかりとマスキングテープを貼り付け、その上にマジックテープを貼りました。
端から見えるマスキングテープは下地を傷つけないようにカッターを当てて切り取りました。
上がマスキングテープの余りを切り取ったもの、下がこれから切り取るものです。
こうしておけば、剥がした時の傷みは少ない……はず。
因みにマスキングテープもセリアで購入しました。
取り付けた様子がこちら。
もう片方の端は躯体が白いので白のマジックテープを使用しました。
わかりにくいですね。
オレンジの部分にマジックテープが貼られています。
これで完成です。
プラダン猫脱走防止柵・完成動画
100均のマジックテープでしたので強度を心配しましたが、かなりしっかりついています。
高さがある場合は、さらに追加することをお勧めします。
プラダン猫脱走防止柵・1200mmは低い
1200mmの高さは、子猫のうちは脱走を防げても、身体が大きくなったら飛び越えられてしまいます。
特にわが家は玄関周りにカウンターやシンクがあるため、それを足掛かりに相当な高さまでジャンプできてしまいます。
脱走を防止するには1800mm近くの柵が必要になるでしょう。
しかし牢獄は避けたい……。
ということで、わが家の猫のジャンプ力が上がる前に、次なる工作をすることを検討しています。
防獣ネットのカーテン計画
新築する際、玄関を仕切れるよう、天井に下地を入れていました。
この青いラインが下地が入っている部分です。
因みに下地を入れていなくても天井には一定のピッチで桟が入っていますので、そこに合わせてビスを打てば強度を確保できます。
その点こちら☟のメタルチェッカーはマグネットの反応で金属(釘)の位置を特定します。
釘の位置がわかると、必然的に桟の位置がわかるのでお勧めです。
リビングから見るとこんな感じ。この緑のラインに、カーテンレールを取り付けます。
防獣ネットは安くていいのですが、柔軟性が少なく色も黒っぽいものが多いため、代わりに子ども用の転落防止ネットなどをレールにかけて、プラダンに繋げます。(猫の体格に合わせて網目の細かさを検討する必要があります)
防獣ネット例☟
転落防止、安全ネット☟
安全ネットは継ぎ目アリであれば、かなり安くオーダーできるショップもあります☟
防獣ネットイメージ図
プラダンの上部をテープなどで補強して穴を空け、ネットとプラダンを紐などで繋げます。
すぐ横の開口(上の写真左に見えているシューズボックス上)もそのうち猫が飛び乗るようになるので、何かしらの対策をする予定です。
使わないときは一か所にまとめて畳んでおきます。
不要になったらカーテンレールから外すことができます。
ネットカーテンだけで脱走の防止をするのは不可能
猫は体が柔らかいですし、飛ぶし登るし力もありますので、ちょっとした隙間から這い出てしまいます。
その点、登れない程度の高さまでプラダンを使えば脇からの侵入を防ぐことができます。
実際に作ったら追記します。
プラダンで脱走防止は安価で確実
脱走防止柵をみて、わが家の子猫は突破する意欲を無くしたようです。
玄関の出入りを遠くで傍観するようになりました。
身体が大人になると飛び越える可能性がありますが、しばらくはこれでしのげそうです。
ーーここまでが、2021年6月の記録です。
ここからは、約10ヶ月経った現在、どうなったのかをお知らせします。
玄関の猫の脱走防止柵をプラダンでDIYした10か月後の様子
2022年4月末現在の様子がこちらです。
プラダンに痛みが感じられますが、強度としては取り付け当初と変わらない使用感です。
猫たちはあっという間に柵を飛び越えられるようになりました。
生後二か月になるころには乗れるようになっていたと思います。
一歳になった子が、シューズボックスに乗る様子です。
飛び乗れるようになったら防獣ネットを取り付ける予定でした。
玄関が開いた隙に、素早く逃走されないようにするためです。
しかし早々にプラダンを設置していたせいか、わが家の猫たちはプラダンを「やすやすとは突破できないもの」と認識したようです。
飛び越えて玄関のタイルでゴロゴロ遊んでいることはありますが、出かける際に室内に移動してもらいプラダンの柵を閉めると、それを飛び越えてまで玄関の外に飛び出そうとはしません。(※猫の性格により、反応は大きく異なると思われます)
防獣ネットを設置すればより安全なことは確かですが、今のところは設置せずに様子を見ています。
プラダン柵のマジックテープが面倒臭い
プラダンの柵を設置して、不便だったことがありました。
マジックテープをいちいち剥がして出入りしなければならず、毎度手間取るのがストレスだったのです。
人間の子どもがいることもあり、出入りを頻繁にするうちにマジックテープが剥がれて来てしまいました。
何度か新しいものに張り替えましたが、非常に面倒に感じられました。
そこで、マジックテープの代わりにマグネットをつけてみることにしました。
プラダン柵にマグネットを取り付ける
開閉部分にマグネットを取り付けた様子がこちらです。
力が強いマグネットを使用しているので、しっかりついています。
開ける時にある程度の力は必要ですが、マジックテープのようなバリバリとした音や、必要以上に力が必要になるといったストレスはありません。
猫が手や頭を突っ込んで開けられるほど弱くないと思っていますが、猫ちゃんによっては執念で開けることもあるかもしれません。その場合はマグネットの数を増やすことをお勧めします。
プラダン柵のマグネット取り付け方法
使用しているのは、以下のマグネットと、幅が広めのビニールテープ、接着剤です。
どれも100円ショップseriaで販売されています。
完成した写真がこちらです。
取り付けた手順は以下の通りです。
ビニールテープを貼って下地としたところに、接着剤でマグネットを貼ります。
下地はビニールテープでなくてもいいのですが、マスキングテープだと接着剤が染みてシューズボックスを傷つけると思い、選択しました。(しかしビニールテープを剥がす時も気をつけないとシューズボックスを傷つける可能性があるので、注意が必要です)
マグネットの同士の間に、ビニールテープを挟みます。
そこに接着剤をつけてプラダンを貼り付けます。
……が、プラダンに接着剤はあまり効きません。
グルーガンであれば多少効くのでしょうが、プラダンは熱に弱いので、少し心配があります。
少量であれば大丈夫だと思うのですが。
そういうわけで、わが家の場合、プラダンについているマグネットはほぼビニールテープだけでついています。
このマグネットはその名の通り、超強力です。
ビニールテープを通しても、しっかり引っ張り合ってくれます。むしろビニールテープを通すことで力を弱められて丁度いい具合になります。
磁石の力に負けて、次第にプラダン側のビニールテープが剥がれてくるので、気づいたときに貼りなおすなどしています。
こんな手間を考えても、マジックテープを使っていたときより、ずっと使いやすいです。
家族にも好評。
マジックテープが不便だなと思ったら、試してみてはいかがでしょうか。
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