私が結婚のお祝いにもらって一番嬉しかったのが、今回紹介する「究極のラーメン鉢」です。
結婚のお祝いを贈る側にも、贈られる側にもなったことがあります。
もらうものとして多いのが、グラス、ビアグラス、ワイングラス、湯沸かしポット、写真立てでした。
今は炊飯土鍋なども人気ですね。
もちろん何をいただいても嬉しかったのですが、贈られたものが重複してしまい、使わないまましまわれることがしばしばありました。
しかし、究極のラーメン鉢が他の人からのプレゼントと被ることは、滅多にありません。
家族が増えたらその分鉢が増えるのは嬉しいことですし、何より口当たりがよく美しい逸品です。
被らず喜ばれるお勧めの品として、「究極のラーメン鉢」をご紹介します。
究極のラーメン鉢とは
究極のラーメン鉢とは、有田焼で有名な佐賀県の13の窯元が生産しているラーメン鉢の商品名です。
究極のラーメン鉢の誕生
究極のラーメン鉢は2004年3月にNHKで放映された「おーいニッポン・私の好きな佐賀県」の「とことんプロジェクト」企画で生まれました。
2003年、NHKが有田商工会議所に企画を持ち掛けたことから始まります。「有田ならではのプロジェクトを立ち上げ、その過程を放映したい」というものでした。
NHKとの打ち合わせにより、有田の窯元二世が集まる陶交会が、プロジェクトに挑戦することになりました。
それまで市場にはラーメン鉢というものはなく、どんぶり鉢で代用されていました。
「有田ならではのラーメン鉢のニュースタンダードを作る」をテーマに、数ヶ月をかけて研究が進められました。
「有田焼はこうあるべき」という先入観を取っ払い、主婦や子どもたちプロまでが使いやすい鉢を目指して試行錯誤が続けられました。
日清食品や横浜ラーメン博物館の協力の元、使い手の便利に拘って誕生したのが「究極のラーメン鉢」です。
フォルムや大きさは全て統一の上、13の窯元でそれぞれが得意とする釉薬や絵付の技法が施され、販売されています。
究極のラーメン鉢の構造がすごい
究極のラーメン鉢はその名の通り「究極」に研究されています。
特徴は以下の通りです。
② 高台高(器の土台の高さ)13mm。手に持った時に熱くない。高台内に窪みがあり洗いやすい。
③ 高台径(器の土台の広さ)85mm。安定感がある。
④ 口径180mm底内径110mm。麺の収まりがよく冷めにくい。皿を重ねやすい。
⑤ 重量450g~500g従来品より1割の軽量化。
⑥ ふちが薄く、口当たりがよい。
究極のラーメン鉢おすすめポイント・ふちの薄さ
私が究極のラーメン鉢を使って最初に感動したのは、鉢やレンゲのフチの、口当たりの良さでした。
何の変哲もない鉢に見えるかもしれませんが、実は全然違います。
手に取ったり、口に当てるとわかります。
フォルムが本当に綺麗なこともさることながら……。
このふちの薄さがすごい!
ふちの厚みは1~2mm程度といったところでしょうか。
市販されているラーメン鉢はその2倍から4倍あるのが普通です。
究極のラーメン鉢を口に当てると、スープがスルッと吸い込まれるように口に流れ込みます。
なんだ、そんなことと思われるかもしれませんが、口に入れる時の抵抗がないので、とても心地がいいのです。
ワインを飲まれる方なら、ワイングラスを例にするとわかりやすいかもしれません。
グラスのリム(ふち)が薄い方が飲みやすいため、高価なグラスになる程薄く作られていることが多いですよね。
究極のラーメン鉢おすすめポイント・重さ
450g~500g程度で重くありません。
日常的に家族の料理をされる方にはわかっていただけると思いますが、汁物を入れるとただでさえ重いのに、どんぶりも重いと食卓まで運ぶのが大変です。危なくて子どもに手伝いを頼むこともできません。
「究極のラーメン鉢」をもらってからは、ラーメンもうどんも浸け蕎麦もこの鉢を使うようになりました。
究極のラーメン鉢おすすめポイント・熱伝導と丈夫さ
薄いと欠けやすいのでは?
器が熱くて持ちにくくなるのでは?
と心配になる方がいるのではないでしょうか。
もう10年以上使用していますが、他のどんぶりなどと同じように扱っていても欠けなどは見られません。
また、ほんのりとした熱さは伝わりますが、熱くて持てないという経験はありません。
それは有田焼の特性にありました。後述します。
究極のラーメン鉢レンゲの構造
究極のラーメン鉢にはセットで開発されたレンゲがあります。
② 究極のラーメン鉢の底にフィットするカーブ。
③ 全長150mm~160mm持ちやすいサイズ。
④ 究極のラーメン鉢の渕に掛けられ、鉢底に沈まない構造。
⑤ ふちが薄く、口当たりがよい。
ラーメン鉢と同様に、薄い口当たりが心地いい品です。
スルっとスープが口に吸いこまれるのがいいんです。
前述したワイングラスでも実感することがありますが、ふちの薄さは食器の品を演出します。
究極のラーメン鉢とレンゲの組み合わせ
究極のラーメン鉢とレンゲは共に美しいフォルムで、ほれぼれします。
鉢にレンゲを引掛けることができます。
フィット感が絶妙です。
フォルムも美しいです。
ふちは白く、透き通るように見えます。
究極のラーメン鉢発祥の有田焼とは
そもそも有田焼ってどんな焼き物だっけ? という方に、有田焼について紹介します。
・日本国内で最初に作られた磁器として有名です。
・皇室への献上品として用いられていた歴史があります。
究極のラーメン鉢・有田焼の歴史
有田焼の始まりは江戸時代より前に遡ります。
全国統一を果たした豊臣秀吉が朝鮮出兵を命じた際、陶工の李参平(りさんぺい)を連れ帰りました。
李参平は佐賀県で磁器づくりを始めます。優れた白磁石という原料を探し求めた結果、有田町に行きつき、日本初の白磁を焼き上げました。
これが有田焼の起源と言われています。
有田焼と伊万里焼は同じもの
有田焼の名称は、明治以降に広まりました。
それまでは伊万里焼と呼ばれていました。
有田焼も伊万里焼も、佐賀県有田町で焼かれている同じ磁器を言います。
当時肥前藩内であった現在の長崎県と佐賀県で焼かれた磁器は伊万里港から出荷されていたため、全て伊万里焼と呼ばれていました。鉄道による運搬が行われるようになると、伊万里港を経由しなくなったため有田焼と呼ばれるようになります。
有田焼の特徴
有田焼は薄くて軽い特徴があります。
そのため割れやすいのでは? と思われがちですが、実は耐久性に優れており、陶器よりも丈夫です。
また、なめらかな手触りが魅力です。
究極のラーメン鉢の渕が薄いのに欠けないのは、有田焼が丈夫だからなのですね。
究極のラーメン鉢をお祝い品にすすめる理由
冒頭でも書きましたが、私が結婚祝いにいただいた中で一番重宝しているのが、この「究極のラーメン鉢」です。
お祝い品として食器やグラスが贈られることがよくありますが、ラーメン鉢は定番から外れているため、他の人と重複することが少ないでしょう。
ラーメン鉢は使用頻度が少ないのでは? と思われる方がいるかもしれません。確かにナルト柄が入っているような鉢ですとラーメンのみの使用になりがちですが、究極のラーメン鉢はラーメンに限らず、うどんや蕎麦、親子丼などでも使用することができます。
欠けにくく丈夫な有田焼なので、「割れる、欠ける」などとは縁のない縁起物とも言えます。
そして「究極のラーメン鉢」というネーミングにもインパクトがあります。
私に究極のラーメン鉢をプレゼントしてくれたのは、会社の先輩でした。
「結婚の祝いに究極のラーメン鉢を贈ったから」と贈り主から言われた時、「究極!? なにそれ!?」と興味を引かれたのを、10年以上経つ今もよく覚えています。
ネーミングにインパクトがあるので、印象に残るんですよね。
品のある美しいフォルムで使いやすかったため、「なにこれ凄くいい! 最高!」と感動しました。
・被ったとしても重ねやすい作りのため場所をとらない(私は究極のラーメン鉢なら被ってもいいから欲しい)
・丈夫で縁起がいい
・美しいフォルムで高機能
・ラーメンに限らず他の料理で使用できる
・インパクトのあるネーミングで印象に残りやすい
究極のラーメン鉢が購入できる店
究極のラーメン鉢は各通販サイトで購入できます。
通販が買い物のスタンダードになっている今、好みのサイトで購入できるのはありがたいですね。
楽天・Amazon
私が頂いたのはシンプルな無地の鉢でした。
しかしほのかに青く透き通り、非常に綺麗です。
他にも様々なデザインがあります。
窯元ごとに特徴があるのも面白いです。(クリックするとさらに色々なデザインが見られます)
レンゲがセットの物、単品の物が混ざっていますので、ご注意ください。
ふるさと納税対象商品
多数のふるさと納税対象商品があります。
有田焼まるぶんオンラインストア
こちらでも購入ができます☟
贈り物にも自分使いにも
結婚祝い、誕生日、還暦祝い、引っ越し祝い等々、贈り物に最適です。
そして自分使いにもおすすめです。
一生モノのラーメン鉢はいかがでしょうか。
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