人のせいにする・責めて憂さを晴らす・外罰的タイプの人物像

三浦春馬さんが亡くなり、世間が悲しみに暮れました。

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彼の作品を見ようとしなくても、ドラマや映画を探せば自然と目に入る、精力的な活動とその能力に、実に惜しいと何度も思いました。

そんな中、三浦さんがかつて交際していた三吉彩花さんが一部の心ない書き込みによって責められる事態となっていることが報道されました。
やり場のない悲しみの矛先を特定の人物に向けて発散を測ろうとする行為は、フラストレーションの解消を目的としています。

このタイプの人物像についてお知らせします。

ストレスを抱えた時、人は三つのタイプに分類される

ローゼンツヴァイクという哲学者がフラストレーションに対する反応を三つのタイプに分類しています。

〇 外罰的他罰的:自分以外の特定の人、物を攻撃するタイプ
〇 内罰的自罰的:自分を責めるタイプ
〇 無罰的   :誰のせいでもないと受け流すタイプ

三吉さんを責めた方々は、外罰的タイプに分類されます。

外罰的他罰的タイプ

外罰的タイプは、「人のせいにして憂さを晴らすタイプ」です。

原因は自分にはなく、人のせいや環境のせいであると結論付け、攻撃の対象とします。

責める対象を悪と捉え、自分は正しいと思い込んでいる傾向があります。
正しいと思い込んでいるので、他人の言葉に耳を貸しません。

責める対象が自分より強い立場や、直接責め立てると自分の立場が危ぶまれる場合は、陰口を言います。

三吉さんが芸能人であり若い女性であることから、個人に特定の反撃をしないだろうと仮定し、本名のわからないインターネット上で攻撃していることからも、特徴が顕著であると言えます。

外罰的タイプは未熟な自己愛を抱えています。
自己が傷つくのを恐れ、責任転嫁して他者を攻撃し、自身を守ります。

外罰的タイプは自らの発言で足元をすくわれ、思い通りにならないことで精神疾患を抱えることがあります。

内罰的自罰的タイプ

内罰的タイプはフラストレーションの原因は自分にあると考え、自らを責めるタイプです。
内罰的タイプは鬱などの精神疾患を抱えやすい傾向があります。

三浦春馬さんは内罰的タイプの典型と言えるでしょう。

理由を外に求めず、自分を責め、時に鼓舞し、努力を重ねてきたタイプだと思われます。

内罰的で自分に厳しく、人に甘えるのが苦手だったり、人に迷惑をかけてはいけないと思い込んでいると、ぎりぎりまで我慢し、今回のような結論に至りやすいでしょう。

無罰的とは

フラストレーションを抱えた時に誰のせいでもないと受け流し、辻褄を合わせようとするタイプです。

問題の根本を考えない傾向があります。

外罰的他罰的タイプの実例

私の周囲にも数名思い当たる人がいます。

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攻撃性の高い人だと知られると、人は離れていきます。

一時的に付き合いがあっても、責任転嫁する性質から信頼されることは少ないでしょう。

発言に一貫性がない、支離滅裂な発言を繰り返す場合もあります。
人を攻撃するために自分の正当性を保つ必要があり、無理なこじつけが発生するからです。

矛盾が多いため不信感を買いやすくなり、これも人が離れていく原因となります。

外罰的タイプが内罰的タイプを追い詰める

外罰的タイプの一番の犠牲者は内罰的タイプです。

つまり三吉さんを責める方々のようなタイプが、三浦さんタイプを追い詰める典型的タイプと言えます。

外罰的タイプは他者を攻撃することで自己の防衛を図っていますが、そのために新たなフラストレーションと犠牲者を作り出します。

外罰的他罰的タイプの対処方

感情的になった人に反論をすると、攻撃対象とみなされます。
非常に面倒なことになるので、黙って聞き流すことです。

取り合わず、しかし刺激すると面倒なので、最後まで聞き、最低限のコメントをして離れます。

このタイプは話が非常ーーーーーに長いので、正直付き合っていると大変です。
しかも、うん、うん、と聞いていると後日仲間扱いされて困ることがあるので、あまり深入りはお勧めできません。
近づかず、放っておくに限ります。

今回はニュースになりましたので、コメント欄が閉鎖されたとはいえ、外罰的なコメントをした人たちが逆に責められることになり、当人たちは戦々恐々としているかもしれませんね。
外罰的の方々も、「世間」という自分より強い立場に一斉に責められたら太刀打ちができません。

インターネットの知識が深い人たちが、コメント主を探し出し、攻撃することもあり得ます。それも外罰的で怖い行為と言えますが、やったことは返って来る、典型例かも知れません。

因果応報ということでしょうか。

彼氏が自殺した友人がいます。
離婚を嫌がって自殺した知り合い男性もいます。
従弟が自殺し、伯母が病み、親戚付き合いがなくなりました。

最も苦しんでいるのは、亡くなった人の身近にいた人たちです。
仮に原因がその人たちにあったとしても、一番苦しんでいるのは身近にいた人たちなのです。

何も知らない他人が責める道理は全くありません。

どうか、誰も責められることがありませんように。
そう願います。

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