セキュリティコードの送信先が、自分の携帯番号ではなく、知らない番号になっている!
或いは何の手続きもしていないのに、スマートフォンにセキュリティコードが大量に送られてくる!
という方に、原因の一例をお伝えする記事です。
結論から言うと、誤ってIDとパスワードを逆に入力し、それが誰か別の方のIDである場合があるという話しです。
終始私の失敗エピソードとなっています。
こんなこともありますので参考にご覧ください。
セキュリティコード送信先が知らない番号になっている!
ある日の昼下がり、私はスマートフォンの契約の見直しをしていました。
Docomoユーザーの私は、プラン変更の手続きをしようとdアカウントにアクセスを試みました。
NTTドコモ が発行する本人認証用IDのこと
いつものようにIDを入力し、ログインを試みましたが……。
※IDと、セキュリティコード送信先電話番号の末尾四桁は架空の物です。
IDを入力をしたらセキュリティコードが送られてくるはずが、一向に届きません。
それもそのはず、セキュリティ番号送信先として記されている電話番号の末尾四桁「1234」は私の番号ではありませんでした。
夫の番号でもなく、私のスマホに登録されている数百の番号のいずれにも該当しませんでした。
……お前、誰だ。
これは、あれじゃないの? 乗っ取りとかっていうやつじゃないの?
不正にログインして、紐づけしているクレジットカードの情報を盗むとか、そういうやつ??
何度もログインを試しましたが、セキュリティコードの送信先が違うため、当然私にコードが届くことはありません。
結果としてログインすることができませんでした。
……プランの変更ができないじゃん。マジで困る。
時は既に月末でした。来月から別プランを反映させるためには、即手続きをしなければなりません。
私と夫は家族割りでデータ量をシェアするプランに入っていました。私は基本的にwifiがある環境にいるので問題ないのですが、夫の職場にはwifiがありません。
それにもかかわらず夫が生配信アプリにハマったため、一気にデータ使用量が増えて残量が殆どなかったのです。そしてこの先もこの状態が続くことが予想されました。
このとき入っていたプランは、1GB買い足すのに¥1000というアコギなプランでした。
たった1GBで¥1000は払いたくない! ということで、目前に迫った翌月からのプラン変更は必須でした。
夫が現行のシェアプランから外れる場合は私のプラン変更もしなければならないのに、このままじゃできない!!
急いでいるのにこんな時に乗っ取りなんて……!
無性に腹が立ちました。アカウントが悪用されても困るので、すぐにドコモ(#151)に問い合わせました。
「お電話が大変混みあっています~」といったようなガイダンスが延々と流れます。
イライラ。
こっちは乗っ取られてるかも知れないのに、繋がらないコールセンターなんて意味あるのか? と思いながら待ちました。
「しばらく経ってからおかけ直しください」のガイダンスを無視してずーっと待っていると、10分くらいでやっとつながりました。
詳細を説明し、「もしかして乗っ取りですかね?」と聞いてみたところ、「いえ、恐らく違うと思います」と言われました。
なぜ違うと言い切れるのか? と思っていると「末尾四桁は、ご家族の方の番号ではないですか?」と聞かれます。
ははん。この担当は、私を侮っているな??
と察し、この末尾四桁は赤の他人の番号であると伝えます。
原因がわからないという担当に、「セキュリティコード送信先の電話番号を自分の番号に戻す方法を教えてほしい」とお願いしました。
「危険性は少ない(乗っ取りではない)と思われるのですが、原因はわかりません。セキュリティコード送信先の電話番号を変えるためにはドコモショップに行っていただく必要があります」という答えでした。
ショップまで行かなければならないのか。面倒だな。それにしても危険性が低いとなぜ言えるのだろう。新手の詐欺かもしれないのにと、心でため息をつきます。
今やドコモショップは予約制となっています。ネットで予約するにもdアカウントのログインが必要になりますが、今の私はできません。電話でも予約ができるかを尋ねたところ、コールセンター経由で予約を取ってくれました。
早々に予約を取り、夫と共に出掛けました。
ドコモショップで相談
数年ぶりにドコモショップに出向きました。
以前はアホほど(一時間から一時間半)待たされたのに、すんなり案内されました。
予約制は素晴らしい。
接客百戦錬磨オーラを放った女性が担当してくれました。
発言は無駄がなく、しかしこちらの意図を組んで会話を補うように勧めてくれます。自信に満ちていて安心感がありました。
そんな彼女が私の説明を聞き、最初に言ったのが「ご家族の番号ではないですか?」でした。
ふっ。来た。
よほど家族がdアカウントを操作するケースが多いのでしょう。
スマホ決済の限度額など、いろいろと弄れますからね。
セキュリティコード送信先(誰のものか不明な末尾四桁)の番号が記載された画面のスクリーンショットを見せながら、「確認したのですが、家族にこの番号はいませんでした。乗っ取りではないんでしょうか」と聞くと、「うーん、そういうケースは聞かないですね。ちょっとdアカウントを確認してみましょう」と言われます。
スマートフォンでdアカウントのIDと登録電話番号を確認する方法
百戦錬磨の無駄がない説明を受けながら、一緒にスマホを操作しました。
スマホによってはdアカウントアプリを使うとわかりやすいようですが、私のスマホにはありませんでした。
アンドロイドのgalaxy noteを愛用していますので、以下はその画面での説明になります。
①設定→②ドコモのサービス/クラウド→③dアカウント設定
①待ち受け画面上部から下にスライドすると以下の画面になります。
右上にある歯車マークをタップすると「設定」画面に入ります。
②設定→ドコモのサービス/クラウドをタップ。
③ドコモのサービス/クラウド→dアカウント設定
dアカウント設定を開くと、こんな☟画面になります。
※しつこいようですが、このIDや電話番号は架空の物です。
この画面を見て、百戦錬磨さんと私はしばし止まります。
おや?
不審なセキュリティコードが送られてくる原因
百戦錬磨さん「設定電話番号(IDの下に小さく表示されている番号)はお客様の番号で間違いないですね。別の番号に変えられていることはなさそうです」
私「……はい」
百戦錬磨さん「入れなかったというdアカウントのIDは何でしたっけ?」
私がログインできなかった時のスクリーンショットはこちら☟(二度目)
私の正しいdアカウントIDは「jigokuiki0000」でした。
入れなかった時にIDだと思って入力したのは「jigokukaratengoku0000」でした。
私「……これは、私がやらかしましたね」
百戦錬磨さん「(朗らかな笑顔)」
私の正しいIDとパスワードはこちら☟でした(例)
ID:jigokuiki0000
パスワード:jigokukaratengoku0000
私はしばらくログインしない間に、どちらがIDでどちらがパスワードだったか忘れていました。
久々にログインをする際、誤ってIDの入力欄にパスワードを入れてしまったのです。
そのパスワードと同じ文字列をIDに使用している方が、全国のどちらかにいらっしゃった。その方の使用している電話番号の末尾四桁が「1234」だったというのが真相でした。
つまり私が自分のパスワードをIDと信じて疑わず、何度もログインを試している間に、末尾四桁「1234」さんは、何度も原因不明のセキュリティコードを受け取っていたはずです。
末尾「1234」さんは誰かが自分のスマホに不正にアクセスしている!! と恐怖を感じたことでしょう。(結果的に不正アクセスに間違いないのですが)
末尾「1234」さん、本当に、本当に申し訳ありません!!
私は百戦錬磨さんにごめんなさい~!! と謝り、横に座って地蔵のように静かな夫に「間違えちゃった。付き合わせてごめんね」と“てへっ”て感じで謝りました。
ホント、大失敗です。
dアカウントパスワード確認方法
百戦錬磨さん︰「念のためパスワードも合っているか確認しましょうか」
私:「はい……」
①設定→②ドコモのサービス/クラウド→③dアカウント設定→④登録情報の確認→⑤パスワードの確認→⑥ネットワーク暗証番号→⑦パスワード表示
①~③までは前述していますので、④からの手順を説明します。
④dアカウント設定→登録情報の確認をタップ
⑤登録情報の確認→パスワードの確認
※☝連絡先メールアドレスも架空のものです。
⑥パスワードの確認→ネットワーク暗証番号を入力→画面下部のOKをタップ
⑦パスワード表示
晴れてパスワードが確認できました。
私の間違いだということが改めて確認されました。……よかったです。本当に。
コールセンターは「この人、きっと何か間違えてるんだろうけど、電話だと説明が難しいから店舗に行ってもらおう」とドコモショップを案内したのでしょう。
百戦錬磨さんは「間違い入力パターンだったか。早とちりな客もいたものだ」と思ったと思います。
せっかくなのでその場で夫と私のプランを変更し、丁重に礼を言ってその場を後にしました。
誰かの間違いで、誰かが脅かされるネット社会
実は私、似たような間違いをして、全く知らない方の宅配便のメンバーズ画面にログインできてしまったことがあります。
その方の名前、住所、電話番号を知ってしまいました。
私は横浜在住ですが、その方は島も違う地方の方でした。
怖くなってすぐにログアウトし、二度と開いてはいないのですが、私が偶然にもできてしまったということは、他にも同様の経験をされている方もいるのではないかと想像します。
そこはIDとパスワードに同じ文字列が使用できるサイトでした。
IDとパスワードは同じものを使用できたとしても、違うものを設定する
他人が予測を立てやすい文字列は使用しない
これ☝は必須だと勉強しました。
知ろうと思えば、その方が家にいる時間なども探ることができてしまうのです。
空き巣に入られたことがある私は「怖い」の一言でした。
それにしても、私がセキュリティコードを送りまくってしまった方には、申し訳ないことをしました。
もし同じ経験をされている方には、私のような間違いをした人の仕業の可能性を知っていただければと思います。
代わりに謝ります。ごめんなさい。
あー、失敗した。
関連記事
10年以上前の話しです。当時私は20代中盤で、東京23区内で一人暮らしをしていました。ごみごみとしていて死角が多く、車両が侵入できない道が少なくない街でした。そこで空き巣に入られます。空き巣に入られた時の様子、鑑識や警察の対応、盗まれたも[…]
関連記事
私は神奈川県に生まれ、一都三県で育ちました。そんな私が進学で移り住んだのが関西でした。大学4年間と卒業後の計5年間を関西で過ごしています。経験から感じた関西と関東違いと、関西の魅力についてお知らせします。関西弁と関東[…]