男の子は大変、女の子は楽!?活発な娘に悩んだ話と、子どもと親の面談の勧め

三姉妹を育てています。
「女の子は楽でいいよね。男の子は大変。」と幾度となく言われ、違和感を感じてきました。

長女は現在小学生。非常に活発な子です。長女を育てるにあたって悩んだことを書いています。

女の子は楽!?


長女はとても活発です。

小学校入学までにカーテンレール二本を根元からへし折り、折り畳みのテーブルの脚を二台、やはり根元から折って使えなくなりました。
古い家だった時、障子を四枚、格子からバキバキに折りまくって使い物にならなくなり、四枚の襖に漏れなく穴を空けられました。

勢い余ってやってしまうのではなく、わざと壊し穴を空けます。
残り二枚の襖を死守するべく、わざとやってはいけないよと厳しく言い聞かせて5分も経たないうちに、二階からドスンドスンと床が抜けるような大きな音が響きました。

慌てて二階の和室に入ると、唯一残っていた綺麗な襖二枚を外し、床に寝かせ、その上でジャンプして穴を空けていました。

呆気にとられて怒る気力が湧きませんでした。

散々言い聞かせた時、長女は「うん。わかった。」と純真無垢な表情で素直に頷いたのですが、私との約束は全く意味がなかったようでした。

 

やってはダメと言ったこと、忘ちゃった?

 
 

覚えてるよ。

 
 

じゃあどうしてやってしまったの?

 
 

やりたかったから。

 


ガックー!! 


と膝から崩れ落ちる思いでした。


長女にとって、やりたい! が最優先事項でした。


長女は強靭な体力を持ち合わせていて、家の中でも外でも走り回り、なかなか止まりませんでした。
走る勢いで家の柱や建具にぶつかり、打ち身などの怪我をしてやっと止まります。
次女が生まれてからも走り回りましたので、踏みつぶされないように気を使いました。

私が使っているカップに手を伸ばし、割ること四回。手の届かない台の上に置いても、私が持っているものに興味を示し、台などを使って取り、重くて落とし割ります。


その時期2Lのペットボトルのミネラルウォーターを飲んでいたのですが、封を切ったばかりのペットボトルの水を、部屋中に全てばら撒かれたことがありました。

里親に預けられた子が試し行動として部屋に水を撒くことがあると聞いたことがあります。子どもからのSOSなのだろうかと悩みました。

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母に相談すると「怒り方が足りない。あんたは優しすぎる。」と言います。
怒るようにしてみましたが、癇癪がさらにひどくなるばかりでした。


走り出したら止まれず、ずっと動き回っている、家にいる時間の半数は怪獣の断末魔のような癇癪を起している等々が積み重なり、幼稚園の先生に発達障がいの可能性がないかと聞きました。


すると先生は驚きました。
幼稚園で怒ることはなく、癇癪も起こさず、優等生だと言います。
家での態度と正反対です。

先生は外で頑張っている分、お母さんに甘えて家で発散しているのかもしれないと言いました。

女の子は楽、男の子は大変という決めつけ


「女の子は楽でいいよね。男の子は大変。」
我が家は三姉妹なので、よく言われました。

確かに男の子のほうが活発な子である割合が高いと思うのですが、大人しい男の子もいますし、活発な女の子もいます。
言いたいことはわかるのだけど、長女に悩んでいた私は「楽でいいね。」と言われると非常に複雑な気持ちになりました。


家での癇癪などは小学校に上がるまで続きました。
小学校に上がってからは放課後に友達と遊び、ダンスを習い始めたことで少しずつ減っていきます。

長女は体力がある子でしたので、エネルギーを持て余していたのかもしれません。
私も手探りでしたので、特によく怒っていた時期については間違いだったと反省しています。

女の子にも激しい子はいる


徐々に落ち着いて行ったものの、家の中では度々妹に怪我をさせました。
次女と喧嘩し、怒りのまま寝ている次女の顔を踵で二度も蹴り、目の横に大きな内出血を作ったこともありました。

長女はよく次女に怪我をさせていました。喧嘩の末の行動なのですが、喧嘩の種も長女が作っていることがあり、頭を悩ませました。

厳しく叱ったあと、次女を病院に連れて行きました。

長女は学校に行っていて不在でしたが、小児科医に長女について相談しました。

すると小児科医は笑いました。

 

激しい子はいるからね。生まれ持った性格だから。幼稚園で問題行動が見られないなら、発達障がいの可能性は薄いと思う。
親が大変だし辛いと思うけど、ちゃんと向き合っていればそのうち落ち着くと思うよ。辛くなったら話しを聞くから、また来て。

 

優しい小児科医と看護士の言葉に涙腺が緩みました。

面談と交換日記の勧め

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育児書に全く当てはまらなかった長女に比べ、次女は育児書のように育児を進められる子でした。
次女が生まれてからは激しい長女を優先してきました。
それでも暴走し続ける長女に悩み、どうしたら私の言葉が響くのだろうと悩みました。

長女が五歳になるころから、膝を突き合わせて向き合い、じっくりと話をする「面談」を定期的に行っていました。

 

ママに言いたいことはない? いいことも悪いこともなんでもいいよ。

 
 

ママ大好き!

 
 

ほろり。(心の涙)

 


そのうち、

 

あの時、ママにこう言われたのが嫌だった。

 

と教えてくれます。


子どもが言ったことは絶対に否定しないように気を付けました。

そんな言い方したかな? と自分の記憶が曖昧な時は、子どもの言ったことが正しいことにしました。

その上で言い方が悪かったと思えば謝ります。あの時は長女がこういう行動をしていて、こういう理由で危ないと思ったからこう言ったんだと説明しました。


交換日記も始めました。
ママが私だけを見てくれている、私だけの言葉を聞いてくれていると感じているようで、長女は徐々に癇癪が減っていきました。


子どもと膝を突き合わせ、じっくり話をする面談の効果は、非常に高いと感じています。

親子喧嘩がヒートアップしやすくなっていたママ友に面談を勧めたところ、ぶつかることが大きく減ったと言います。


面談、お勧めです。

 

 
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