映画「娼年」女性が傷つく性行為

娼年について

「娼年」は石田衣良著書の恋愛小説です。
2018年に松坂桃李主演にて映画化され、R-18に指定されています。

原作が面白いと聞いていましたので、映画がAmazon prime videoで公開されたのを機に観てみることにしました。

あらすじ

無気力な男性(松坂桃李)がある女性に見込まれ(試され?)、ボーイズクラブ入会のテストを受けることになります。

辛くもテストに合格し入会後、客の女性と身体を重ねるうちに女性の心を汲み取り、自分本位ではなく心が一体となる性行為ができるようになります。

幼い頃に亡くなった母の影を消化し、一人前の男性として女性と向かい合えるまで成長するというストーリーです。

女性の心

大半が性描写です。
松坂桃李の役者っぷりを見せつけられ、素直に感心しました。

しかし一点、どうしてもいただけない所が、肝心の性描写。特に指使いです。
初めはよかったのです。きっと成長と共に変わるのだろうと思っていました。
しかし最後までそのまま。

これ、本当に客にしていたら、お叱りを受けるのでは? 客着かないよ。
というのが映画の感想となってしまいました。

演技指導した人が男性なのか? と調べてみたら、やはり男性でした。
脚本・監督 三浦大輔

http://shonen-movie.com/staff/

監督が入念な演技指導をしたと言われており、主役の松坂桃李もAVを見て研究したとインタビューに答えています。

AVを鵜呑みにすると女性は傷つく

どんなAVを見たのでしょう。
世の中には女性向けのAVもあるのですが、女性向けを研究したのでしょうか?
そうであれば、娼年に描かれるような性描写にはならないはずです。

日本の性教育は具体的なことは教えません。
行為自体は男の子が興味からエロ本やAVで学びます。
それらは男性向けに作られていて、女性を満足させるものではありません。

実際にAVのようなやり方をされたら痛いし傷つきます。
レスで行為のみを欲しがっている女性にはいいかもしれませんが、客として継続はしないでしょう。

娼年を参考にしないで

映画として、あえて激しく演出した可能性もあるでしょう。
まったり寄り添い、ゆっくり過ごしても、間延びして迫力に欠けたり、映画全体のリズムに影響があったのかもしれません。

実際がどうであれ、あの行為が女性を満足させると思い込んではいけません。
松坂桃李ほどのイケメンでなければ、あのやり方ではフラれかねません。

女性は演技をしますから、女性の本当の反応を見ることが大切です。
産後など性行為の目的を果たした後にレスになりかねません。


ご注意ください。

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