7歳の七五三の着付け・素人が挑んで役立ったもの

長女、次女の7歳の七五三の着付けに、全くの素人である私が挑みました。

着物は私が7歳の時に作ってもらったものです。

小物は痛みが激しかったため、インターネット通販で購入しました。
髪飾りはCreemaという手作り品の販売サイトで購入しています。

長女の時はyoutubeで動画を見まくり、2度ほどリハーサルをして、当日は二時間かけてヘアセットと着付けをしました。

数年後、次女の七五三の着付けに挑みますが、さっぱり忘れていました。
仕方がないのでまたyoutubeで着付け方法を探して参考にしました。

私のように慣れない着付けに挑戦する方に向け、揃えたもの、参考にした動画についてお知らせします。

着物の着付け

着物って、使用するアイテムが多いですね。

腰ひもなんて、何本使うんだ!? 足りるのか? と不安になりました。

私が使用したアイテムはこちらです☟
※作り帯を使用する場合と、帯結びをする場合で使用するものが異なるので、帯については項目を別にしています。

〇 着物
〇 長襦袢
〇 重ね衿(半襟)
〇 着物用下着(なければ普段使用している肌着)
〇 足袋
〇 草履
〇 薄手のタオル+ガーゼハンカチ(腰補正用)
〇 腰ひも 4本
〇 コーリンベルト(両端にクリップがついたゴム製の紐)
〇 クリップ(長襦袢と着物の衿を留めるもの)
〇 伊達締め(長襦袢に巻くもの、着物に巻くもの各一枚)

着付けに参考にした動画はこちらです☟

着物をたくし上げた胸の部分の処理や、裾の高さの合わせ方がわかりやすかったです。
動画は形が出来上がっている作り帯を着用しているので、帯を結ぶ場合には別の動画を探す必要があります。

動画はわかりやすいのですが、見ながら着付けを進めていると、「早い! 待って!!」という場面が多々発生します。

動画を見る前に、こちらのサイトで写真と文字の説明を予備知識として入れておくと、よりスムーズだと思います☟

京都かしきもの《七五三》七歳女の子用着物の着付け方
サイト内に動画もありますが、私は写真を主に参考にしました。

着付けで迷ったのは、

・襟ぐりの締め具合
・着物の巻き方(表になる着物の端を腰のどこに合わせ、内側に入る端の処理をどうすればいいのか)
・着物をたくし上げた時にゴワゴワになりやすい胸の部分の処理
・お端折りをどの程度残せばいいのか
ということでした。

何度かリハーサルをする中で、

・長襦袢は襟ぐりに余裕を持たせずにピシッと合わせる
・着物は襟を締めすぎず、長襦袢より3cm程度胸の合わせを広げて着せる

と上手くいきやすいことを学びます。

子どもの体型や着物にもよるのですが、表に来る着物の端を当人の右腰に合わせると、内側に巻き込む着物の端が、当人の左腰より尻の方へ回ってしまい、非常に巻きずらかったのです。

その場合は、当人の左腰辺りで着物を折ってしまえばいいのだと学びました。

先入観から着物を折ってはいけないと思っていただけで、見た目に綺麗に見えれば問題ありません。(多分)

帯結び

作り帯ではなく、帯結びをしました。
帯結びに使用したものはこちらです☟

〇 帯
〇 帯締め
〇 帯枕
〇 帯板
〇 クリップ
〇 3重紐
〇 帯あげ
〇 しごき(帯下に巻く布)

参考にした動画はこちらです☟

着付け動画にありがちなのが、着付けに慣れている人が公開するからか、「ここまでは説明しなくても分かるでしょ?」とでも言うように、最初に帯を巻き付ける部分が省略されていたり、締め方が省略されていたり、着付けている人の背中ばかりで肝心なところが映っていないことです。

ド素人は右も左も分からないから、最初から最後まできっちり観たいんだー!! と分かりやすい動画を探しました。

帯を半分に折って巻き付けることや、折った口を上に向けるのか下に向けるのかもわからなかったので、この動画はわかりやすくて助かりました。
成人式用ですが、七五三にも使えます。

或いは、最初だけ参考にして、その後は好みの結び方の動画を参考に仕上げてもいいかもしれません。

こちら☟も帯枕が落ちて来ない工夫や最初の帯の結び方がわかりやすいです。

素人の着付け

リハーサルを二度行いました。

髪型のリハーサルを行ったあとに着付けのリハーサルをしたのですが、何を血迷ったのか、長襦袢の上で体型補正をしてしまいました☟

しかも最後まで間違いに気がつかず、写真を見直していて気が付きました。

こちら☟は二回目のリハーサルです。

二度目はきちんと下着上で補正を行い、長襦袢を着た後は伊達締めを巻いています。

着物を着せて裾の高さを決めるのが難しい!
裾の高さを決める腰ひもを結ぶときが一番難関だと感じました。

コーリンベルトで胸元の着物を留める際、高めの位置にしてしまったり、きつめに巻いてしまうと襦袢の衿が見えなくなってしまうので注意が必要です。

※私はあろうことか、本番で失敗してしまいましたよ。

素人の帯結び

帯は意外と難しくありません。

いろいろな結び方があり、「絶対にこの形にしなければいけない」と決まっているわけではありません。

最近は差し込むだけの作り帯もあるくらいですので、きちんと締めて低くならないように帯枕で上げておけば、「多少お手本と違ってもいいよね」と気楽にできたのがよかったです。

帯結びの一連で、意外と難しかったのが、しごきです。
帯の下部に巻いてちょうちょ結びをしている布のことです。

我が家のしごきがつるつるしているせいか、巻く前に三つ折りにするところから面倒でした。

結んでいる間に三つ折りがズレてきて、面倒になってそのまま結び、最後に皺だけ伸ばしました。

このようなはこせこや草履、帯締めのセットを長女の七五三の時に購入しました☟

参拝の間に帯締めが下がっている子を多く見ました。
こういったセットに入っている帯締めだと帯との擦れで落ちにくいので、便利だと思います。

三歳の三女が着た着物はこのような☟セットを購入しました。

これは着付けがめちゃくちゃ楽です。あっという間に出来上がります。
三姉妹がみなこれを着まわしました。

 

参拝を終えて疲れ果てているときの写真です☟

車の中でシートベルトに擦れて帯揚げが外れたり、はこせこが落ちて胸元がズレたりと崩れがちではありますが、こんな仕上がりでした。

帯揚げの左前は咄嗟に直したので高すぎる位置になってます。

感想

プロが見たら「なってない!」とお叱りを受けそうですが、一先ず形になってよかったです。

長女の時は申し分なく成功したのですが、今回の次女は襦袢の衿が隠れてしまう失敗をしました。
三女も共に七五三でしたので、やることが多すぎてバタバタしてしまったのが原因です。

数年後に三女の着付けが待っているので頑張ります。

素人だけど着付けをするぞ! という方の参考になりますように。

 

 

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