水虫の元である白癬菌感染者は、足白癬と爪白癬と合わせると日本全国で1200万人いるといわれています。
夫は二十年以上足白癬、爪白癬ともに悩まされてきました。
皮膚科にかかるとまず勧められるのが塗り薬です。
夫は何か月何年と塗り薬を続けますが、完治せず諦める、というのを繰り返してきました。
医師によれば塗り薬では実に8~9割近い人が完治までたどり着かないのだとか。そんなに確率低いの!? と驚きです。
ある時、皮膚科医から飲み薬を勧められます。
しかし強い薬のため、体質や持病によって副作用が強く出ると言います。
長年悩んできた水虫を治したい!
と、飲み薬に挑戦することを決めました。
副作用確認の検査や完治までの経緯、かかった費用をお知らせします。
水虫薬 ネイリンカプセル
処方を受けるにあたり、血液を採取します。
採取だけして即、「ネイリンカプセル」と言われる、ちょっと大きめのカプセルの処方を受けました。
☟もらった薬の説明書類
☟処方された佐藤製薬HP ネイリンカプセルページ
https://nailin-navi.com/top.html
爪白癬患者を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験※2において、投与開始48週後における完全治癒率は59.4%、著効率、有効率はそれぞれ83.1%、94.4%でした。
佐藤製薬HP https://nailin-navi.com/product/index.html
※2:ネイリン®100mg(ラブコナゾールとして100mg)又はプラセボを1日1回食後に12週間経口投与し、その後、36週間を無治療で観察した。
こちらによれば、6割近い治癒率ということです。
塗り薬より断然効果が望め、期待が高まります。
約二週間分の処方をもらい、一日一回の服用を始めました。
すぐに効果はでないよね、と思っていたら、一週間程度でさっそく足裏の水虫による荒れが少なくなったような??
二週間後改めて診察を受け、効果が出ていることが目視で確認されました。
効果が出ているので、このまま治療を進めます。
ネイリンカプセルを三ヶ月飲み切って下さい。
と言われました。
二回目の診察時に、再度血液検査を受けました。
初回に採取した血液の結果と比べ、副作用が出ていないかを調べるためです。
☟佐藤製薬HPより、ネイリンカプセルによる副作用収集情報(2019.9掲載分)
二回目の処方では21日分が処方されました。
血液検査の結果が良くない場合には使用をやめる必要があると説明されます。
その場合は電話にて連絡をもらえるとのことでした。
先生の話しから、どうやら本当に結構強い薬らしいことがわかります。
しかし幸い悪影響はなく、最後まで飲み続けることができました。
水虫薬と薄毛治療薬プロペシア・フィンペシア飲み合わせ
☟こちらの記事でも書いていますが、夫は薄毛治療薬プロペシアのジェネリック版であるフィンペシアを服用しています。
水虫の薬が強い薬なら、合わせて服用して問題ないのかを確認してほしいと夫にお願いしていました。
水虫でハゲなんて、最悪って思われそうで聞けない。
としょんぼりしていましたが、絶対に聞いてきてね、と送り出しました。
夫は意を決して、処方箋を受け取るときに薬剤師さんに聞いたそうです。
結果、問題ない。とのことでした。
恥ずかしかった……。
と落ち込んでいましたが、結果オーライ!
さあ、心おきなく飲んで飲んで! と治療に専念できたのはよかったです。
ネイリンカプセルの効果
これまで悩んできたのは何だったの!? というくらい、みるみる治っていきました。
夫は喜び、治療に役立つようにと頻繁に足を洗い、これまでより清潔にすることを心掛けるようになりました。
そして三ヶ月経つ頃には、すっかり綺麗になっていました。
爪白癬によりもろくなっていた爪も伸び始めました。(もともと爪の変形を伴う持病があるため、爪が欠損している部分は除く)
素晴らしい!! と祝杯を挙げました。(毎晩夫婦で飲んでるけど)
費用
我が家は三割負担の一般的家庭です。
三割負担の実費をお知らせします。
初回診察時
初診料、血液検査代等 ¥3000
処方箋 ネイリンカプセル14日分、アンテベート軟膏 ¥4160
※アンテベート軟膏は、白癬菌とは別の炎症があり処方されたものです。
二回目診察時
再診料、血液検査代等 ¥1880
処方箋 ネイリンカプセル21日分 ¥5790
三回目診察時
再診料 ¥580
処方箋 ネイリンカプセル28日分 ¥7580
四回目診察時
再診料 ¥580
処方箋 ネイリンカプセル21日分 ¥5790
初回の処方箋代に白癬菌と関係のない塗り薬代が含まれていますが、総額約¥29000でした。
ネイリンカプセル感想
四回目診察後、薬を飲み切っておしまいとなりました。
正直、治療費用は高いですね。
しかし薄毛治療で市販の育毛剤を使うのと同じく、水虫薬も効果がさして感じられないものを買い続けるより、さっさと治してしまう方がストレスがなく、結果的に費用が抑えられるように感じました。
持病がない方は医師に相談してみてはいかがでしょうか。
以上、夫の治療報告でした。