湿気が気になる季節に、大活躍する除湿器。
楽天家電総合ランキング1位を記録した除湿器を、一年間使用した感想をお伝えします。
コンプレッサー除湿器JSK10
わが家が愛用している除湿器がこちらです。
(出典:Liv House)
洗濯物の湿気で益々ジメジメが増す生活でした。
部屋にいくつも置くのは邪魔になるし、手入れの手間もかかることを考えると、踏み切れませんでした。
私が気になっていた項目の殆どをクリアしていたからです。
〇 リビング(20畳程度)の広さに対応しているもの
〇 製品が大きすぎないもの
〇 できるだけ安価で、壊れにくいもの
〇 除湿量が多いもの(性能がいいもの)
〇 タンクが大きいもの
〇 電気代がかかりにくいもの
インテリアを壊さないデザイン
まず惹かれたのはデザインです。
「除湿器の要はデザインじゃないだろう!?」と突っ込まれそうですが、スミマセン、私にとってデザインは重要でした。
部屋に気に入らないフォルムの物があるのはストレスが溜まります。
特に除湿器は特定の季節にずっと稼働するものですから、やはり好みのフォルムである方が、気持ちよく生活ができます。
冷蔵庫やベッドシーツと同じくらい、デザインを大事にしたかったのです。
その点、この除湿器はシンプルな形で、余計なアクセントカラーもなく、部屋に馴染みやすいデザインで気に入りました。
最大除湿域
JSK10の最大除湿域は、洋室20畳、和室10畳です。
わが家はリビングに置く除湿器を探していました。
リビングは20畳を少し越えていますが、それに対応する除湿器は4~5万程度の価格帯でちょっと高くなります。
しかも気に入るデザインがないので、ほぼクリアしたとして考えました。
サイズ感
JSK10のサイズは、幅が280mm、奥行き200mm、高さが500mmです。
(出典:Liv House)
同じ除湿域の製品と比べると、平均サイズでしょうか。
特別コンパクトでもありませんが、特別大きいわけでもありません。
フォルムに直線が生かされているので、余計な装飾がない分圧迫感が少なくなりますので、概ね問題ないと判断しました。
価格
価格は大きな魅力の一つです。
JSK10の価格は送料込みで¥15800(税込)です。
この除湿域でこの価格はありがたい!!
そりゃ高いお金を出せば、飛び切りいいデザインの製品があるでしょうし、性能もいいものがあるでしょう。
でもわが家は一般ピープル。
できるだけ抑えた価格で、できるだけいい製品を手に入れたいのです。
¥15800は助かります!
除湿量
JSK10の除湿量は一日最大13.5Lです。
この最大値の条件は、室温30度/相対湿度80%/60Hzです。
わが家は関東で50Hz地帯なので、最大除湿量を味わえることはなさそうですが、それでもジャバジャバ取れますね。
除湿器を使う環境は、室温25度~28度、湿度55%~65%であることが多かったです。
稼働時間は24時間です。
就寝前の21時頃タンクを空にし、朝5時半に起床すると、タンクが満タンで停止していることが多くありました。
タンクを空にして稼働させます。日によって変わりますが、夕方16時頃再度タンクが満タンに近くなり、空にして稼働。
就寝前の21時に満タンにはなっていなくても空にして就寝するサイクルでした。
タンク容量
JSK10のタンク容量は2Lです。
タンク容量は製品によって様々です。電気屋でメーカー品を比べた限りでは、1,5L~2L製品が多かったように思います。
JSK10は2Lですので、大容量の範囲になります。
本体が大きくてもタンクが小さい製品は少なくないので、2Lはありがたいです。
除湿器の性能がよくても、タンクがいっぱいで停止してしまっては意味がありません。
ちょくちょく水を捨てればいいのでしょうが、面倒なのでできるだけ少ない回数で済ませたいというのが本音です!!
また、JSK10はホースを繋げて、タンクではなく外に水を排出することができます。
風呂場や排水設備が付いた部屋で使用するなら、ホース排水は便利です。
電気代と除湿形式
除湿器には二つのタイプがあります。
コンプレッサー式とデシカント式です。
その二つを掛け合わせたハイブリット式もあります。
除湿形式によって、安全性や電気代コストが変わります。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は部屋の空気を冷やし、湿気を水滴にして除去する仕組みです。
気温が高いと除湿能力が高くなり、消費電力も抑えられる傾向にあります。気温が低い冬場などは除湿能力が落ちます。
動作音がやや大きい傾向があります。
デシカント式
デシカント式は乾燥剤(ゼオライト)で湿気を除去する仕組みです。
乾燥材に吸着した水分を、ヒーターを使って気化させて集めます。
寒い冬場でも除湿できますが、室内の温度を上げるため夏場の使用には向きません。
消費電力はコンプレッサー式の2倍~3倍になります。
ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式を掛け合わせた仕組みです。
夏場にはコンプレッサー式、冬場にはデシカント式を使用して除湿します。
二つの仕組みが組み込まれているため、本体が大きくなる傾向があります。
JSK10はコンプレッサー式
JSK10はコンプレッサー式の除湿器です。
主に夏向きの除湿器で、低コストで稼働させることができます。
わが家は梅雨から夏に使用したかったので、ドンピシャでした。
冬場の除湿機能
ランドリールームなどがあり通年除湿する場合には、デシカント式やハイブリッド式が最適でしょう。
しかしハイブリット式は冬場の電気代が嵩みやすかったり、本体が大きくなる傾向があります。
夏場に人がいる室内で使用する場合には、やはりコンプレッサー式がお勧めです。
わが家はすっかり乾燥した11月ころまでJSK10を使っていました。
乾燥しているはずなのに、相変わらず水がとれるのが面白くてやめられなかったのです。
梅雨よりは取れる量が減りましたが、部屋の湿度が40%以下でもよく取れました。
乾燥し過ぎてカピカピになってしまうと思い使用を止めたため、1月や2月は使用していないません。実証はしていませんが、恐らく1月2月でも確実に水がとれただろうと思います。
JSK10にはスーパードライ乾燥モードがあり、それに設定すると湿度20%前後まで自動で除湿運転をします。
部屋干しの衣類乾燥にお勧めのモードです。
冬場はこちらの機能を使えば、より除湿できると思われます。
電気代
コンプレッサー式の電気代がデシカント式と比べて安いのは前述のとおりです。
JSK10の電気使用量は153Wです。
わが家はエネオス電気と契約しており、1kw25円程度です(プランや使用電気量で1kw当たりの金額が変わります)。
8時間で31円程度かかる計算となります。24時間稼働すると、92円かかります。
デシカント式だとコンプレッサー式の3倍程度の消費電力となりますので、24時間稼働させる場合の差額は概算で一日184円となります。
一か月が30日とすると、差額は5520円です。
6月から9月頃の4ヶ月使用すると22080円の差額となりますので、JSK10がもう一台買えて電気代もある程度カバーできますね。
私にとって消費電力は、超重要でした。
除湿器JSK10の使用感
わが家で一年間使用したJSK10はこちらです。
子どもが、世にも奇妙な塗料で赤い落書きをしてくれました。
取れないのでこのままお送りします。(外装はプラスチックですので、拭けば取れる汚れが殆どだと思います)
タッチパネル
湿度設定を変える場合の様子です☟
ピッピッと軽やかな音がします。
感度はよく、ストレスはありません。
因みに湿度設定は16段階で設定できます。
細かくできるのは嬉しいですね。
チャイルドロック
タッチパネルの感度が良い分、お猫様や子どもが触って設定が変わってしまうことがあります。
特定の表示を長押しするとチャイルドロックをかけることができます。
夜間表示
暗いところではこのように光ります。
寝室で使用する際はまぶしいでしょう。
消灯したい場合はSLEEPモードに設定すると、消灯され風力が弱まります。
稼働音
稼働している音がこちらです。
音はしますね。
冷蔵庫の音くらいでしょうか。
騒音デシベルは36だそうです。
36と言うと、ささやき声や深夜の郊外レベルなのだとか。
40デシベルが図書館の声の大きさなので、やはり静か目ですね。
シンとした空間でJSK10だけ稼働していると、ちょっと気になるかなといった感じです。
タンクの様子
タンクが満水になった様子がこちらです。
製品に向かって右側からぽたぽた水が落ちて、タンクに溜まるようになっています。
ホースで排水する際は、ぽたぽた水を垂らす部分にホースをはめ込みます。
ホースは付属しています。
本体と共に届いたもの☟
〈説明書、フィルター、排水ホース〉
現在販売している製品には、タンクの水を捨てる際にこぼれないよう、蓋がついています。いいなあ(心の声)。
(出典:Liv House)
除湿器JSK10の魅力
空気清浄機としても使える
JSK10には空気清浄機能がついています。
空気を綺麗にしながら除湿することができますし、空気清浄機としてのみ使用することもできます。
タイマー付き
タイマー付きです。
ONタイマー、OFFタイマーそれぞれ1Hごとに設定ができます。
キャスター付き
JSK10はキャスターがついています。
(出典:Liv House)
このキャスターが、わが家では大活躍しています。
上に挙げた動画でも設置場所が変わっていることがわかるように、リビングに置いたり、入浴後の脱衣所に置いたりと日によって設置場所を変えています。
本体が12kgあるので持ち上げるにはちょっと重いですが、転がせば軽々動かせます。
非常に便利です。
JSK10デメリット
大手メーカー品ではない
JSK10のデメリットを挙げるのであれば、「メーカー品ではない」と言うことでしょうか。
生産国は中国です。
説明書にはNEO LEAD Co.,Ltdと記載がありましたので、調べました。
株式会社ネオリードは群馬県にある会社でした。(同名の会社が全国に他に2社あります。楽天で当該製品を販売する会社も「株式会社ネオリード」ですので、こちらを優先しています)
2017年に法人番号が指定された株式会社です。
それ以外の情報はわかりませんでした。
結果、何の問題もなく使用ができています。
1291件の評価の内、12件が★一つの評価でした。(2021年5月20現在、総合評価は4、3と高いです。)
タンク満水時の水漏れ
使用していて多少気になったのは、動画でもあったようにタンクを外した時にぽたぽたと垂れることでしょうか。
サッとティッシュでサッと拭くだけなので、大雑把な私は「まあいいか」という感じで特に気にしませんでしたが、気になる方は気になるかもしれません。
また、楽天レビュー内に「タンク満水時にキャスターを転がすと、水が漏れて不満を感じる」というレビューがありますが、これは事実です。
漏れるだろうと想像できたので、わが家は満水のまま本体を動かすことはしませんでした。
そんなものじゃないの? 程度に考えていましたが、気になる方は気になる点だと思われます。
2021年モデルはタンクに蓋ができましたので、多少改善されているかもしれませんね。
入荷待ちの壁
一か月から一か月半待たなければなりません。
実は去年も楽天一位を取り、入荷待ちとなっていました。
私は一か月半待って入手しました。
正直、「人気があるんだからもっと入荷しといてよ」と思いました。
じめじめした季節に、一か月半も待つの嫌だな~と思ったものです。
しかし実際に届いて使い出したら、待ちすぎて期待が高まり過ぎてがっかり……なんてことは全くなく、ジャバジャバ取ってくれるのでテンションが上がり、「早く買えばよかった!」と満足して使っています。
参考になりますように。
家の新築に合わせて防犯カメラを設置しました。防犯カメラの設置は新築時が都合よく、お勧めです。防犯カメラを設置した理由と、使用した機器、設置方法、コストについてお知らせします。防犯カメラを設置した理由私は独身時代に空き[…]
家を新築するにあたり、重要視した物の一つが室内物干し場でした。実際に生活をしてみて、便利だー! と満足度が高かったのも室内物干し場の存在でした。我が家の室内物干し場の作り方と、素材についてお知らせします。[sitecard subt[…]
壁や天井を板張りにしたいけど、コストがかかるし固定資産税も上がっちゃう。それならクロス(壁紙)張りにしよう! と決めたものの、〇 木目調の壁紙がたくさんあって、どれがいいのかわからない。〇 サンプルを取り寄せてみたけど、イメ[…]