【最大瞬間風速80m】台風10号に備える

現在九州地方に接近中の台風10号が猛烈な勢力に発達し、最大瞬間風速85m、九州南部24時間雨量が最大800mmになると予想されています。

多いところで9月1カ月分の雨量の倍近くが1日で降る見込みとなります。(参考毎日新聞)

台風の被害が最も大きくなるのは6日から7日と予想されています。

この週末に台風の備えをするよう、気象庁が呼びかけています。

過去の風速80mを超える台風の被害や、台風の備えについてお知らせします。

※9月6日午前中の気象庁の記者会見にて、最大瞬間風速65mの予想が発表されました。
しかし依然危険な台風であることは変わりがなく、最大限の警戒が求められています。


風速80mとは


風速80mの実験映像がこちらです☟

台風の場合は一方から風が吹くとは限らず、また強い雨に晒され足元も滑りやすくなります。

どこからか巻き上げられた物が飛び交います。
歩くどころか、建物から出るのも難しいことがわかります。


台風の被害を多く受けている沖縄県で過去に数回風速80mが記録されています。

☟沖縄タイムスの記事にて、その被害を写真で見ることができます。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/281234

かなり大きな被害が出ていることがわかります。



古い家屋は倒壊する可能性があります。
予想雨量も多いため、土砂崩れや川の氾濫が予想されます。

危機が目の前に来てからでは、身動きが取れない可能性が非常に高いです。
事前の避難が必要です。



またネットの掲示板では大きな被害が予想される九州において、月曜の出勤を求められている方々が多くいるようです。
最大風速80mを超える状態で外に出ることは極めて危険です。そしてまず無理でしょう。

医療や介護現場など、人員の確保が必須な場合は事前に現地で待機し、接客業等は休業されることをお勧めします。客は台風が過ぎ去ってからでなければ来れません。


我が家は横浜にあります。2019年の台風15号の被害を受けました。


15号は千葉県で最大風速57mが観測され、屋根が飛ばされたり住宅が擁壁から滑り落ちるなど、大きな被害が出た台風です。

横浜の我が家(外の音が聞こえにくい高気密住宅)でも、物が飛び交いぶつかる音や雨風の音が聞こえ続け、停電と復旧を繰り返し、「怖い」と感じました。


翌朝、近所のお宅では大きな木が根元から抜け、庭の柵を乗り越えて道路に倒れていたり、カーポートの屋根が飛ばされていました。

交通量の多い道路のガードレールが倒れ、信号や道路のミラーが明後日の方向を向き、警察官が手信号をしていました。

復旧までに数週間かかりました。



家を建て替えて一年経たずに体験しました。
建て替える前は築40年を超える木造住宅でした。
それまで大型の台風で屋根の一部が飛んだり雨漏りがありましたので、建替えていなかったら大きな被害が出たかもしれません。

実際、家屋の修理の仕事をされている方の話しでは、多方から修理の依頼があり、大忙しだと言います。
修理の内容は、雨漏り、倉庫が倒れ戻せないので解体の依頼、外壁の凹みの修復が多かったそうです。

我が家では庭の防草シートが剥がれました。

自力で修復していますが、飛んでいかなくてよかったです。

飛んでしまっては、どこかで事故の原因になりかねません。


次に関東に来た台風19号は大雨を降らせ、大変な水害を巻き起こしました。

しかし風は15号ほどではなかったため、高台にある我が家は停電以外の被害はありませんでした。


近隣県で最大風速57mの影響がこれですので、今回の85mはかなりの被害が予想されます。

備えが必要です。

台風の備え


飛来物による窓の破損にはガラス飛散防止シートがお勧めです。

しかし台風の備えは直前にすることが多く、手に入らない場合が多くありました。

2019年の台風時には、飛散防止シートの代わりに窓に養生テープを貼るように呼びかけられました。
多くの人が買い求めたため、養生テープも手に入りませんでした。


その場合は窓の内側にプラスチック段ボール(プラスチック製の柔らかい板のようなもの。引っ越し屋が建物の養生をする際に使用するもの)や、段ボールを貼りつけるのが有効です。
さらにカーテンを閉めておくと、より飛散防止に役立ちます。


雨戸があれば閉めるのは当然ですが、上から降ろすタイプのシャッター雨戸はめくり上がり、破損することがあります。
閉めた後に布ガムテープで固定するなど、めくれの防止をするといいでしょう。(跡が残る場合があります)


窓枠が木材であれば、窓にべニア板を打ち付け、窓を守ることができます。
べニアやコンパネ板はホームセンターで購入できます。一枚90cm×180cmです。
サイズが合わない場合は、縦に桟を打ち、継ぎはぎをしましょう。


雨どいに詰まりがないか確認しましょう。詰まりがあると、例えばベランダなどに水が溜まり、雨漏りなどの原因になることがあります。

物干し竿は降ろし、植木鉢など飛ばされやすいものは家の中に入れます。
自転車等も家の中に入れるか、建物などにロープで括り付けておきます。


自動車のフロントガラスを飛来物から守るため、毛布をフロントガラスにあて、自動車カバーをかけて、カバーが外れないよう紐や養生テープでしっかり固定しておくといいでしょう。

避難するのに車を使うかもしれない、と考えるのであれば、台風が来る前に避難して養生をしてください。

避難所の確認


避難所の場所や経路を台風が来る前に確認しましょう。

避難所で毛布などの支給がある場合と、何もない場合があります。
支給物が確認できない時には、何もないことを想定し用意しておく必要があります。

持ち物


避難所に持っていく物のリスト例です。

〇 毛布・タオルケット
〇 敷物
〇 充電式ラジオ
〇 携帯充電器
〇 簡易椅子(床に座りっぱなしだと腰が痛みます)
〇 食料(缶詰、菓子、パン等)
〇 飲料(非難が長引く場合は給水車から飲料をもらう可能性があるため、大きいペットボトルやタンクなどがよい)
〇 持病がある場合は薬
〇 生理用品
〇 ティッシュ・ウエットシート
〇 除菌シート
〇 汗拭きシート
〇 うちわ
〇 ゴミ袋(大きめの物を含め、複数枚)
〇 子どもがいる場合は遊び道具やおむつなど
〇 着替え(体が濡れる、長引くことが予想される場合)


台風で避難所を利用した方が「あると便利なもの」と勧めるものがこちらです。

〇 ゴミ袋を複数枚(避難所に入る時に履物や濡れた衣類を入れるのに使用。すぐに取り出せるよう準備しておくとよい)
〇 汗拭きシートやうちわ(避難所は暑い)
〇 使い捨てスリッパ(トイレ使用時に便利)
〇 敷物
〇 子供がいる場合に少しずつ食べられる菓子やゲーム


ペットと避難


ペットを飼われている方は、受け入れが可能か確認しましょう。

2011年に起きた東日本大震災において、ペットの受け入れを拒否した避難所が多かったことから、飼い主が家に留まり被害に晒されるなどして、問題となりました。

環境省の“災害時におけるペットの救護対策ガイドライン”では

災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本である

https://www.j-cast.com/2019/10/14369980.html?p=all

としています。

他の避難者への迷惑にならないように努めなければならない

とも記載があり、飼い主が十分に配慮する必要があります。

避難所により判断が別れます。

受け入れが可能な避難所であっても、アレルギーがあったり動物が苦手な人も利用する場所のため、ケージに入れるのが基本です。


詳しくはこちらをご覧ください☟

環境省 “災害時におけるペットの救護対策ガイドライン


台風の影響がない地方でも警戒を


気温の上昇や海水温の上昇により、近年台風の勢力が拡大しています。

今回は沖縄や九州地方を通過しますが、日本のどこに来てもおかしくありません。

日ごろから心構えをし、知識を持って準備することが大切です。


九州は今年7月にも豪雨による甚大な被害が出ました。
今なお復興したとは言えません。


乗り越えるには知識と備え、助け合いが必要です。

自分にできることを考えて行きたいと思います。


台風10号の被害が最小限で済むよう、願っています。



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